むそうじゅく　夢創塾ブログ

末っ子の研治が帰省、夢創塾を散策してトンボ帰り。嬉しさもありさみしさもあり。
　最後のハガキづくり、昨日のトロロアオイを使ってノルマの55枚を漉く。粘りが効き過ぎ濃度調整に大量の水追加で濃度調整。表面の凸凹が少なく最良のハガキが出来そう。
　先日からのハガキ250枚を仏壇に添えて先祖に感謝。来年も良い年でありますよう合掌。

昨日煮込んだ楮を谷水にさらし漂白を図る。夕方にはいくらか漂白されたが、谷水に小さなゴミが混ざり始めたので、引き上げ家の水道水を使用。大量に使うので気が引ける。
　猿たちに取られっぱなしのシイタケ、先般ネットでグルグル巻きの防護。頃合いと見て解除したら取れました。まだ小粒なのがでかいとでている、再度防護して正月明けに収穫。
　忘れていたトロロアオイを収穫、新年の初紙漉きに使い、新年祭に奉納したい。

昨日漉いた55枚の脱水したはがきを、乾燥させ仕上げる。回を追うことに良いハガキが出来満足。終わって夢創塾で準備しておいた楮煮を開始。
昼飯はヨモギモチとかまぼこ、ビ−ルで流し込む。
付ききりで火の管理、煙がのろしに見えたのか、入れ替わり立ち替わり数人が来て雑談にふける。皆、煙に巻かれながらも「火」はいいね！！

朝日君をこんもりしながら3回目のハガキ乾燥。55枚全部合格、合計160枚、終わった後、ノルマの55枚を昼前に漉きあげる。
目標の半分近くに達したが、材料の楮不足に懸念があり、年末に楮煮を決め込む。大釜に白楮を漬け込み着火出来る状態に設置，薪・水も運び込み準備万端。
しかし想定外、白楮にヘクサンボいっぱい、ごみとともに水洗いして洗浄対応。

昨日漉いたハガキ、乾燥して仕上げる。工夫した甲斐あって今回上出来、優を付けたい。
気を良くし、忘れないうちにノルマの55枚を一気に漉きあげる。昨日よりいいかも！
　雪が少なくなったので自動車で夢創塾。積雪15cm慎重に運転。5日ぶりにイワナにエサ、競って食べ久しぶりエサやりを楽しみ、焚き火で気分を癒やす。
クルミを炒ってゼンマイ和えを計画。ススタケ，ワラビも塩戻しをして自然食でお正月。

昨日漉いた手漉きハガキ、脱水が完了していたので手作り乾燥機で仕上げる。
成果、一部期待した厚さにならず良、原因は材料である楮の濃度不足。
昼から楮濃度をＵＰして2回目のハガキづくりに挑戦。昨日と同様55枚を漉く。
脱水は昨日同様重石によるが、ウエイトを2割ほど増量してさらなる効果を図る。
　漉く手が冷たく掌真っ赤か！スト−ブで手をあぶりながら続行、2日で目標の2割完了。

年賀状を書き終え投函後、トロロアオイ液の抽出、紙漉き道具の点検、漉き舟への注水準備をして、昼からハガキ55枚を漉く。
重ねた高さ13cm、課題は脱水作業、小さいため脱水機はかけられず原始的な重石による脱水、
四方にかたがるので均等に沈下させるのが難儀でもあり、経験の技で克服。安定するまで2時間を要する。今晩が勝負！！

谷地のエサ，牧草野調達を終え試食させてみる。気にり一気に食べるも水が欲しそう、塩水を飲んで満足顔。ヤギとのコミニケ−ション癒やされる。
　小川ダムに大量のカモ集団が休息。カモちゃん−と大声で呼んだら遠方へ飛び去った。

家の除雪に2時間、重い雪に体力消耗、連日の除雪にくたぶれる。
終わっておにぎりを持参、腰までごぼるラッセルで夢創塾へ直行。小川横断、吹き溜まりで肩まで隠れ前進に難儀、急斜面の左岸直登さらに難儀。右足にけいれん！！
　イワナに餌を与え、小屋からトロロアオイ（ニレ）を取りだし自治会館の紙漉き場に運ぶ。帰路、猟師仲間と出会う。
来た道が踏まれて楽々行進。でも最後に両足にけいれん発症、久しぶりのごぼる雪道に疲れが出た。弱ったもんだ！！

残りの楮を叩き終え休憩かたがたバタバタ茶伝承館を訪ねる。今年最終会との事、数名の参加者に混じって一気に4，5杯を飲み干す。
ばあちゃん達との方言会話、なんとなく元気が出る。再会は来年の3月1日、みんな元気で有ることを願う。
　午後、吹雪いている中、車庫前で叩いた楮をミキサ−で細分化。冷たい水作業で冷え冷え頑張って夕方までに終了。
家で暖を取るも寒気取れず熱燗をがぶ飲み、効果有り有り！

1日中楮叩き。20玉を終え残り5玉、単純作業ながら根気よく叩ける物と自分に感心。
当該楮でハガキ500枚を漉き、来年の夢創塾30周記念年土産の一品にしたい。
　晴れ間を見て取り残した白菜やカブラを収穫。雪に遭ってうまそう。
白い椿雪の中にポツンと、誰も見る人おらず。

イワナ池排水を活用したワサビがようやく元気を取り戻す。猛暑で高温、水量不足のうえ雑草が覆い被さり生育不良でしたが、寒さと共に水量が豊富、雑草駆除で太陽サンサン！３０株余りの葉は生き生き。まだ収穫の大きさになっておらず。
　水道水にさらした楮、日を追うごとに漂白されまるで絹の光、ばあちゃん達も手に取って昔を回想、冬の和紙づくりは嫌いだったけど、今は懐かしい！がんばられや−のエ−ル・。

先般煮た楮のゴミとキズを取り水にさらして漂白。真っ白にはならなかったが、７玉を杵で叩きほぐす。
十分煮煮詰めた甲斐あって柔らかく叩きやすい。残り３０玉以上、年内に仕上げたい。
　３０年前に建てた掘っ立て小屋、丸太支柱や横桁が腐って倒壊寸前。
雪が積もれば潰れる状態、今冬を越そうと丸太柱、角材、孟宗竹などある物５本で補強。
来年春一番に取り壊しだ。弱ったもんだ、小屋群の老朽化加速的。

降雪１０ｃｍ、広場は銀世界、兎とそれを追跡したキツネの足跡、林道に２匹のニホンシカサル軍団跡、エサあさりが活発だ。
広場の飛び丸太に雪が積もり帽子模様。雪が積もると消える運命、今しか見れない！！

吹雪の中イワナのエサやり。谷水低温でイワナ元気いっぱい。今までなかった水面近くでのエサの争奪戦。寒さも忘れる活発な動きに大量のエサを撒布。
　炭小屋広場で焚き火、背や腹あぶりと共にクルミをフライパンで３回２００粒ほど炒る。
これをカナズチで割り，家に持ち帰り、半分ほど実をキリでほじくり出す。クルミ味噌用。

先日チェソア−トの折谷が、熊とサケの木彫り像を広場に展示。サケを狙っている熊の目がすばらしい。
明日から雪の予報、熊や大型の鯉、モヤイ像をシ−トで雪囲い、小型のワシや犬などは合掌小屋に収納。
　夕べの強風で合掌小屋を覆っていたシ−トが一部剥がされ屋根板がむき出し。
緊急に対応したいが、明日から雪で残念ながら春まで待とうと決心。雨漏りするが仕方なし。

出来上がったあさひ野小6年生の卒業記念掛け軸台紙を、代表の3人に手渡す。厚紙でバンバンの出来具合を伝える。世界に1枚の自分紙に感動と笑顔が溢れる。これがたまらない！！
卒業式に想いを揮毫した掛け軸を拝見したい。
　煮た楮を谷水であく取り漂白、炭小屋の補強、窯のシ−ト覆い、小屋群の雪囲いに師走を実感。谷間は4時を過ぎると闇ヘ突入、雨の時は特にひどい。

朝から2回目の楮煮.夕方まで仕上げたく火の管理付ききり。でも火元を離れず楮の皮剥き、その後タクリで白皮60枚を作り天日干し。和紙づくり準備にてんてこ舞い！
　来週雪の懸念があってヤギを自宅の車庫兼用小屋に連れて帰る。途中少し残った柳の葉や落ち葉も食って道草三昧。予定の1時間を大幅オ−バ−。小屋に入れた途端、モミガラ上に座り込む。久しぶりの散歩に疲れたか？

今年最後4回目の楮を蒸す。火の番しながら昨日蒸し上げた楮の皮剥き、終了後は剥いた皮の表皮やアカを専用の包丁でタクリ、白皮にする。すぐ天日干しで保存。
夕方、蒸し上がったので覆いのドラム缶を引き上げた途端、鍋と共に建て込んだ楮がひっくり返り、熱湯と共に蒸気拡散、カマドの火が消え、一瞬周辺灰、蒸気で真っ白！！
体験上危険対応は万全、何事もなかったが、最後にやっちゃった！

朝から炭小屋広場で大釜とドラム缶を使って楮4束を夕方までに蒸し上げる。スギの薪と生木の楢枝材を混ぜ火力ＵＰで対応。
その甲斐あって蒸し上がり最高。試し皮剥きが容易だったので2束150本を帰宅前に終了。
火の番途中、火種でクルミを2回（150個）炒る。火を背にトンカチでクルミ割り。ポカポカで居眠り！クルミをつまむ親指も叩きギャ−・・・。

先週、あさひ野小6年生が漉いた掛け軸台の紙脱水終了に伴い、手作り乾燥機で夕方までに50枚あまりを仕上げた。
厚さが不足や不均一なで台紙もあったが、別紙でハリタ修正してＯＫ。今回全般的に厚紙になり世界に一枚の誇れる和紙となる。完成掛け軸を見るのが楽しみだ。
　原木椎茸が先週からで出したので楽しみにしていたら、覆いの網を喰いちぎり、中に入り込み大小すべてを食い荒らす。まさかの事態にただただ呆然・・。

家の雪囲い。支柱と板は十数年前からの代物。柱板共に両端がボロボロ、更新せねばと思いながら今年も利用。来年こそは新調したい。
夢創塾の展示小屋、折谷が板をビスで打ち付け万全処理。
　楮を定尺に切断。7束500本の処理を終了。束ねて蒸す為に大釜に4束設置、ドラム缶を被せて準備ＯＫ。明日以降雨の日に蒸そう！！

年内にコウゾ蒸し2回、煮込み1回分の薪を調達。炭窯広場の片側1，5ｍまで積み上げる。燃料と共に、雨風の侵入防止を図る。これで火の管理が楽しめる。
　昼過ぎ、十数年前に親子で訪ねて来た渡邊さん、、大地山に挑戦したが積雪多く登頂断念、途中の鍋倉山で大休止して下山。展望がよく最高でしたと報告。
当事親子に炭焼きの窯木運搬を手伝ってもらったのが懐かしい。次は親父を連れて訪問したいとの事。楽しみだ！！

報恩講終了後、Ｙ宅地跡の自生楮を刈り取る。放置された藪の中から太く長い楮だけ選別。
時間がかかったが2百数十本ＧＥＴ。引き続き栽培楮畑で刈り取りしたが、夏イノシシに全域をほじくり返され根っこがいたるところで露出、
生育不良の上穴だらけで作業最悪、結局数十本のみ。昨年の2割にも満たさず。にっくきイノシシ！！
　山の斜面に早くも椿が一輪、雑木の葉っぱが落葉で発見、自然の変化にワクワク。

楮の葉が落ち刈り取り時期。暴風雨に負けず太めサイズの物だけノコギリで切り取る。
地上にはいつくばってもの作業、風当たりは少ないが冷たい雨がどこからか侵入、決めた数量の刈り取り後、炭小屋広場で焚き火を背に定尺きり。2束半確保。
　焚き日を利用してクルミ煎り。幸ちゃんが来て料理用に百数十個煎る、
割って家で実のほじり、クルミの香ばしい香りが周辺に漂う。焚き日とクルミ、煙い中にも牧歌情緒！！

林道の両サイド、落ち葉でいっぱい！これを集め軽トラで藤袴畑に運搬撒布。雑草防止と肥料に効果。2台目は行者ニンニク畑に厚めに撒布。茎が長く採れる。
　白皮楮とクロモジを天日干し、気温が高めで楮完全乾燥。冬場の紙漉き、材料の半分を確保。残り分の楮、1／3を栽培地で刈り取り、明日も継続。

あさひ野小6年生21名が、卒業記念掛軸台紙づくりに自治会館の和紙会館にやって来た。
さっそく3班に分かれ、各自名札を付けて2枚の台紙を漉く。やり直しも多々あったが昼前に終了。脱水して乾燥、世界に一枚しない自分紙を再来週に届けたい。
　待機班は別室で90×300ｃｍのびるだん和紙（70年前の紙）に、思い思いの落書きを筆で書き下ろした。先日の和紙づくり準備で落書きの出来ないパソコン授業を見て、待機時間を活用することに！！紙漉きと落書き、思い出になるかも。

明日実施予定のあさひ野小6年生卒業記念掛け軸台紙づくりの準備完了。漉き舟に水を注入した途端、底の継ぎ目や節穴からジャジャ漏れ！
即たたき込まれ細分化した楮を入れてかき混ぜ漏水口に詰まらせる。効果てきめん、ピタリと水漏れ止まる。経験の蓄積！
トロロアオイが薄くを5本追加、受け台にガイド4本設置，漉き枠で試漉き、厚紙なので水を追加して濃度調整、明日に備える。

山女3人が来て夢創塾小屋で忘年会。昼飯前にクルミ200個を焚き火で炒り込みトンカチで割り、クギとキリで実をほじくり出す。3等分してお土産。塩づくり窯で焼き芋づくりにも挑戦、喰って残りはお土産。お寿司、おにぎり焼き肉等盛りたくさんのメニュ−！満腹。
その後も玉露お茶会、コ−ヒ，おかし果物をいただき，楮タクリ作業はかどらず！山女たちのおかげで充実した日曜日でした。感謝です！！

昨日に続き楮タクリ。単純作業に嫌気が出て効率ダウン！100枚を越したので、ダム直下まで散策。途中、小川川原に動く2つの黒い物体？近ずいて見たら大型の日本鹿と判明。
それにしても立派なツノ。撮影しようとした途端、気づかれ川を横断,対岸の藪にきえる。先日は林道上で遭遇、ウシのような体型にビックリでした。

今日から蒸し上がった楮のタクリ。晴れ間時は外で立ちながらのタクリ、午後雨になったので炭小屋で焚き火を背に座って作業。夕方まで130枚を白皮に処理。残り170枚。
2丁のタクリ包丁、延べ8回研いでキレを確保、作業効率は包丁の切れ味で決まる。