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2006 年9 月25 日

「猫目小僧」

うーん、どうなんでしょう。猫目小僧がカブリモノというのは…。
なかなか思い切ったことするよなあ。

まあ、それをのぞけば、そこそこの出来にはなっているとは思うが、ベタベタな作りにはちょっと…。いじめっ子の女の子とか、子供との交流とかどうなのか。

ベタな作りだからこそ安定感があって形になりやすいというのはあると思う。「キャシャーン」みたいに独創的すぎてあらぬ方にいってしまうよりはいいかも知れない。そういう安定感を狙ったのか?それともシャレなのか(ジャンルは「ギャグホラー」らしい…)?あるいは上層部からの圧力でもあったのか?

だが、どうせカブリモノにするなら、怪作とされるくらい(というか、カブリモノという時点で怪作扱いとだと思うが…)無茶してもよかったのでは。見に来る客層にしても、子供とか親子連れとかは少ない(狙っていたのかもしれないが)だろうから、子供むけのスタイルを引用するより、もっとザックリした話にすればよかったのではないか(あるいはもっとハジけるとか)。

まあ、私も楳図ファンなんで、思い入れが強いもんだから…。思い入れのない人にとってはどんな感じなんだろう。

この「猫目小僧」、10月末にはDVDボックスが出るらしいが、そのオマケにテレビでやってたゲキメーション(というらしい)の「猫目小僧」がオマケでつくらしい。って、そんな商売アリか?

そういえば、あの恐怖マンガの極北にそそり立つ、異形にして孤高の作品「神の左手、悪魔の右手」が映画化されて、金沢でももうじき公開らしい。ああ、心配だ…。

投稿者:親方
at 04 :05 | 映画 | コメント(0 ) | トラックバック(0 )

「珍しいキノコ舞踊団×ジャスティン・カレオ「3mmくらいズレてる部屋」」

ハイ、見てまいりました。結局、一人で…。まあ、イイ舞台だったからイイです。

という訳で、コミカルでポップで楽しい舞台だったのだが、思いのほか、肉体派というか舞踏系というか骨太な感じを受けた。
ベースはモダンバレエだけども、ゆっくりとした動きも多く、暗黒舞踏(坊主で白塗りの人たち)なんかに代表される舞踏系もちょっと入ってて、スマートさよりも、カッコ悪さを含めた肉体性を前面に立ててる感じ。「珍しいキノコ舞踊団」は「ドレミのテレビ」で見たくらいのなのだが、こういう感じとは思わなかった。
でも、本領はやっぱりバレエ系みたいで、中盤の激しいダンスでは水を得た魚といった感じでキレがある動きを見せてくれた。やっぱ、バレエ系、スキルあるよなあ。ポージングなんかもキマってるし。

内容は、女の子5人の日常生活を描いたような作品。ダンスの合間に5人の世間話(日本酒とかおいしい店の話とか。あと、ホテルの支配人の話には笑った。)なんかが入っていて楽しい。女性的なのだけども、クラシックバレエのような男性の視点からの弱々しく色っぽい女性ではなく、男性の目の届かない女子校の本音の女性といった感じ。こういうところは、特に女性には共感持てるんじゃないかと思う。

ジャスティン・カレオの舞台装置(絵本ぽい感じの机、椅子など)も中々面白かった。足が2本短い机にスツールなんかをかますと、水平になったりと、いろいろ動きのある使われ方をしていて効果的。

それにしても、1人だけパンツはいてたショートカットの子、山田郷美サンですか?かわいかったなー。ウッカリするとそっちばかり見ちゃうんで弱った…。

珍しいキノコ舞踊団

投稿者:親方
at 04 :01 | アート | コメント(0 ) | トラックバック(0 )

2006 年9 月23 日

珍しいキノコ舞踊団金沢公演…

チケット2枚買ったものの、一緒に行く相手がおらん。女性その他計5名に声かけたのに…。
男性以外の方、誰か一緒に珍しいキノコ見に行きませんかぁ〜?

トホホ…。


投稿者:親方
at 06 :04 | 酔っ払い | コメント(0 ) | トラックバック(0 )

「グエムル-漢江の怪物-」

やー、見ちゃいましたよ、結局…。怪物もベ・ドゥナも大好物だから。
でも、なんかちょっと見る前のイメージと違って、ドラマ中心…。もっとキリキリした緊張感あふれる感じかと思ったら、ダメ一家の家族の絆が再生する話でした。

市民の憩いの場である漢江の河川緑地で小さな売店を営むジジイとやたらボンヤリした長男。この長男の娘が、川から現れた怪物にさらわれ、長男とジジイ、そして不仲だった弟や妹が結束。怪物からウィルスを感染させられた疑いで警察に追われつつ、怪物退治に挑むといった話。
ちなみに、弟は大学時代に学生運動でがんばっていたため就職がなく、飲んだくれ状態。妹はアーチェリーの選手でオリンピック級の腕前だが、時間切れで失格になるくらいのマイペース。で、この妹がベ・ドゥナです。フォー!

怪物は、まあ6畳1間くらいの大きさか?ゴジラと比べるとかなり小さいが、リアルでいい感じのサイズ。そして、ミソはこの怪物が病原性のウィルスをもっているというところ。このおかげで、軍隊もうかつに手を出せない。ダメ一家の方も保菌者として隔離されてしまい、その上、娘からの電話もウィルス性脳炎の幻覚として信じてもらえない。

この辺けっこうサスペンスを盛り上げそうなのだが、コメディタッチでちょっと不満。「2日目」とか経過時間を字幕に出し、娘の方もだんだん弱らせ、タイムリミットを意識さすような演出で焦燥感をあおって欲しかった。まあ、でも、「遊星からの物体X」みたいにあんまり胃が痛くなるような緊張感では、面白くても大ヒットはしないだろうから、その辺は抑えてドラマで見せてるんだろうなあ。

まあでも、怪物映画として、よくできてます。
まず、怪物出現までの引っ張り方がイイ。特に雨の中、橋の上から自殺しようとしていた会社社長が、止めに来た部下に「川の中に何かデカイのがいる。お前たちには見えんのか…」と言い残して投身したりするのが、正気なのかイカレてるのかよく分からない感じでいい味出してる。
また、最初の出現シーンの、さりげなく橋の下にぶら下がっているのを人々が見つけて騒ぎ出すところも、不吉な感じでイイ。で、ここから最初の大暴れが怪物ものとしては一番の見せ場。あまりえぐいシーンはないが、巨大な動物に追いまくられる恐怖がリアルに出ていて出色。瞬発力としては「スターシップ・トゥルーパーズ」並みかも。
あと、雨の中、主人公たちの潜伏する売店にいつの間にか近づき、じっと見ている怪物を、それに気づいた主人公たちが銃で狙うところがスリリング。静かな緊張感が出てます。

ラストは3人(2人?長男は特に特技なし)がそれぞれの特技を生かして、怪物に止めを刺すのだが、なんだか儀式っぽい(ベ・ドゥナ、カコイー!)。まるで3人が揃って力がひとつにならないと怪物を倒せないような感じだ。それだからこそ盛り上がるのだけれど、じらされすぎた私としては、「やっときたか…」と思ってしまった。でも、このラスト、甘すぎず辛すぎず(ちょっと辛目かも)、うまいところに落ち着いてます。

今回一番印象に残ったのはベ・ドゥナの背中かな(ちょっと半ケツ気味)。まあ、「復讐者に憐れみを」では乳も出してたけど…。

投稿者:親方
at 01 :57 | 映画 | コメント(0 ) | トラックバック(0 )

2006 年9 月16 日

「美しい人」

やー、今週も良い映画を観させてもらいました〜。
9人の女性の人生を9つの断章に切り取って描いた作品。
人生の苦さとその中に見え隠れするかすかな希望…。才気爆発な傑作という感じではないが、心にしみます。なかなか渋いデス。

ほとんどのエピソードは、人生のアイタタ…みたいなところを切り取ってきている。娘と引き離され服役中の女性、モトカレとばったり出会ってしまった妊婦、父親に合わせろと妹に迫るアブナイ感じの女性…。どれも、10分から15分くらいなのだが、長編映画から切り取ってきたような感じで、背後に物語を感じさせる。なんというか、こじんまり完結しているのではなく、より大きな物語に向かって開かれているような感じだ。
かといって、中途半端というか不完全燃焼というわけでもなく(中には居心地の悪い感じで終わるものもあるが…)、不思議とまとまっている。さらに、唐突に物語が始まるところも、説明不足を逆手にとって「何が起こりつつあるのだ」というサスペンスを盛り上げている。

また、この映画は、仕掛けとして1エピソード1カットで描くという手法を使っており(最後のエピソードだけは違うが)この辺も臨場感というか、人生の一部を切り取っている(覗き見している?)感じが出ていてうまい。


しかし、シシー・スペイセク、オバサンになったなあ…。「キャリー」の頃はかわいかった(?)のに…。

投稿者:親方
at 00 :39 | 映画 | コメント(0 ) | トラックバック(0 )

2006 年9 月10 日

ボーイッシュ!

メールアドレス、ゲット!でも、いい友達で終わるだろうな…。しくしく。


投稿者:親方
at 04 :10 | 酔っ払い | コメント(0 ) | トラックバック(0 )

ありがちだが…

一杯おごってみました…。


投稿者:親方
at 02 :01 | 酔っ払い | コメント(0 ) | トラックバック(0 )

ボーイッシュ!

今日は、一軒目からアブちゃんとこ。その甲斐あってかボーイッシュ、ハケーン!
ハテ、どうやってアプローチしょう…。


投稿者:親方
at 01 :33 | 酔っ払い | コメント(0 ) | トラックバック(0 )

2006 年9 月8 日

「キングス&クイーン」

2時間30分という上映時間に加え、チラシの内容紹介がメロドラマっぽかったので、見るべきかどうかかなり迷った。実のところ韓国の怪獣映画「グエムル」というかペ・ドゥナ(ラブリ〜♪)が見たいなと思ったのだが、結局、シネモンドの年間フリーパスが9月イッパイだったので、最後の追い込みとして「キングス&クイーン」をみる事に決定。まあ、外しても人生の修行くらいにはなる…。
で、見てみたところが、これが意外と奥が深い。シリアスな苦さとハジケたコミカルさが激しく入り混じった、なかなかエキサイティングな作品でビックリ。怪獣映画を見に行こうと思った自分が恥ずかしい…。

映画は、主人公の女と、別れた2番目の恋人の話の二つの物語が平行して進んでいく。
まず、主人公の女の方は、経営している画廊もうまくいき、実業家の3人目の恋人と結婚間近と順風満帆なのだが、父親が末期ガンであることが発覚。父親の看病と、今まで父親が預かっていた1人目の恋人との間にできた子供をどうするかという問題が持ち上がってくる(←シリアス)。
一方、2番目の恋人の方はというと、これがエキセントリックなビオラ奏者なのだが、何者かの訴えで精神病院に措置入院させられる。しかし、友人の弁護士と薬品庫に睡眠薬を盗みに行ったり、看護婦を口説いたり、自傷癖のある女子大生に慕われたりと結構楽しそう(←ハジケ)。
で、主人公の女は、同棲中に息子がよくなついていたことから、2番目の恋人に息子を引き取らせようとする。ここんとこだが、日本ではシチュエーション・コメディに発展しそうな設定である。しかし、この映画では前の恋人とできた子供を、別の元恋人に引き取らせて、自分は3番目の恋人と結婚するという行為がいかにも当たり前に描かれていて、子供も元恋人も「おいおい」と突っ込むような野暮なことはしない。ぬうう、これがフランス文化か〜。
まあ、それはさておき、この2番目の恋人のダメっぷりがナイスでわらかしてくれる。まあ、わがままな駄々っ子みたいな感じ。これに対して女の方はおっとりしてるようでいて、無自覚なエゴイストというか、我を通してしまう激しさを持っている(しまいにゃ、父親に遺書でダメだしされる。この過激な遺書にも愕然。フランスってコワイ〜)。この対照的な2人の話が最終的に子供を通してひとつにまとまってゆく。

喜劇と悲劇、自由と拘束が激しく交錯し、やがて静かなラストに至る演出はなかなか凄い。いろんな要素というかジャンルがミックスされているのだけれど、ごった煮的な感じになることもなく(それはそれで楽しいのだが)、実に自然に、スマートにまとまっている。これだけうまくできてると、2時間半という上映時間もボリューム感があってお得です。


でも、結局「グエムル」(ドゥナ〜♪)も見にいくと思う…。

投稿者:親方
at 01 :08 | 映画 | コメント(0 ) | トラックバック(0 )

2006 年9 月3 日

まぁ、結局…

今日も〆プランチャ…。
アブちゃんとこには、ボーイッシュは現れず。
で、プランチャに流れて来た訳だが、まぁ、ここに現れる可能性はさらに低いだろうなぁ。
あ〜、なんかいい娘(要貧乳)いないかなぁ〜。


投稿者:親方
at 03 :41 | 酔っ払い | コメント(0 ) | トラックバック(0 )

くわぁ〜!

今、中森明菜をBGMにゲイビデオ上映ちう。
ぐぅう〜、こういうジャンルもあるのか…。でも、貧乳ジャンルよりバラエティはありそう。
立ち上がれ!貧乳マニア!ジャンルを確立するのだ!


投稿者:親方
at 02 :34 | 酔っ払い | コメント(2 ) | トラックバック(0 )

飲んでますよ、今日も!

今日もアブちゃんとこに来てます(店名不明…元モンティゴの上、元ネクタル)。
ドラッグクイーンの店ということもあってその筋のヒトが集まっているのだけど、まぁ、目的はボーイッシュ…。しかし、レズ相手は実らぬ恋だから〜。
あ〜、ダメ人生…。


投稿者:親方
at 01 :43 | 酔っ払い | コメント(0 ) | トラックバック(0 )

2006 年9 月2 日

アルディッティSQ+白井剛「APARTMENT HOUSE 1776」&「家の鍵」

日曜日は、21世紀美術館にダンスを見に行った後、柿木畠のアリヤンで水タバコを一服し、シネモンドで「家の鍵」を見るというなかなか充実した1日だった…と言いたいところだが、前日の飲みすぎがタタって、単なる強行軍な1日に…。

一発目のアルディッティSQ+ケージ+白井剛の「APARTMENT HOUSE 1776」だが、これが睡眠不足の頭には厳しい代物。
まず、前衛音楽家として知られているケージの音楽が厳しい。短い断片のような曲が20ばかり演奏されるのだが、演奏中に妙な間があったり、曲の始まりや終わりがよく分からないような感じで、なかなか盛り上がりにくいというか、盛り上がらせないような曲。ダンスもかなり緩やかな感じで、激しく盛り上がることもない。
もちろん、曲もダンスも難易度が高く、この題材をいかに料理しているかというのが今思えば興味深いところだったと思うのだが、私にとっては起きているのが精一杯(というか何度か寝てるし…)。上演時間は1時間くらいであったが、終わったときには「うわー、待ってくれ!3500円分、見てないよ〜」といった感じ。トホホ。

二発目の映画「家の鍵」についても、何かノレなかった。
もちろん所々寝てたわけだが、障害者を見てるのがつらい(シャーロット・ランプリングの「男はすぐ逃げる」という言葉が胸を刺す…)のと、子持ちではないせいかイマイチ感情移入できない感じで、どうも感動できなかった。結構、期待してたのに…。
でも、いつもは気になる技術的な部分も、ほとんど印象に残っていないので、やっぱり敗因は集中力の枯渇だったんだろうなあ。もういっぺん見て確認したいとこだけど…。

さらに、この合間の一服では、水タバコの値段が大幅値上げ(水タバコ用のタバコが入手困難となってきたため)。知らずに2回り吸ったら4,000円超えててビックリ!ちょうど店の主人が居合わせてて、特別に旧料金におまけしてもらった。ありがと〜、今度のみに行きます!

投稿者:親方
at 02 :27 | 映画 | コメント(0 ) | トラックバック(0 )

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