病気を探して…
先週の土曜、草刈りボランティアのあと、私は、趣味の顕微鏡の標本(=植物の病気)を求めて河北潟周辺をさまよっていた。
元々は仕事で野菜などの病害診断を迅速かつ正確におこなうために導入した顕微鏡であったが、事務職へ異動させられた今となっては完全に趣味の道具。専用のデジカメ(と言うか撮影システム)まで導入したのに〜。
まあそんな訳で潟から農業試験場周辺をウロウロしていたのだが、見つけましたよ〜絶好の穴場を!
それは、県が主催してる就農準備校「アグリ塾」の体験農場。
週1回集まって講義を受け、割り当てられている自分の菜園を管理するといった内容らしいが、週1回ペースのため、なかなか管理がゆき届かないため害虫・病気がかなり出ている…。
ここなら、病害虫防除指導をする代わりに病気がもらえそう。ぬーん、社会貢献と趣味の両立…。
キスジノミハムシ。
甲虫類だがダイコンなんかの葉をかじる。幼虫も土の中で根をかじり、ダイコンなどでは品質を著しく落としてしまうので、どちらかというと幼虫の方が恐れられている。
それにしてもこんなイッパイいるのは初めて見た。大概はイモムシを退治する農薬で、巻き添えを食って死ぬことが多く、成虫が大発生するというのはあまりないのだが。
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投稿者:親方
at 03 :38
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草刈り
土曜は珍しく朝から起き出して草刈りのボランティア。
とはいうものの9時集合で、まあ、早朝という訳でもないが、休日にこの時間に起きるというのは、私にとってきわめて異例のことなのだ。もはや、人生も後半に入った現在、トータルすると前の晩から起きている場合の方が多くなっているかも…。
で、河北潟にほど近い某所に集結し、草刈機(刈払機)や柄の長い鎌を手に、2時間ばかり草刈りをおこなった。私も坊主頭を紫外線から守るため、あえてクラシックな「田吾作巻き」をおこない、さらに首にもタオルを巻いてUVケアを万全にして参加。それでも今日になって、オデコと鼻の頭が焼けて皮がむけはじめました。うう。
エンジン音も高らかに刈りまくってます。恐るべし内燃機関…。
今回、私は鎌を使ってみました。「地獄の田吾作」ですな。
まあ、使ってみて、かなりしんどいです。肩と腰がまだ痛いし…。やっぱコツとかあるんだろうな。素人が力任せに振り回しても息が上がるばかりで、能率があがらんです。
殺傷能力高そう…。
投稿者:親方
at 02 :08
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「黒い眼のオペラ」
いやあ、アジアだなあ…。
舞台はマレーシア。貧しいバングラ(?)の外国人労働者が行き倒れの中国人を宿に連れ帰るところから始まる。
外国人労働者が集まる宿とその生活。主人公達が訪れる、おそらくは建築途中で放棄されたビルの廃墟には、水がたまって池ができている。ラジカセから街頭からテレビから流れてくるオペラ、京劇、インドのミュージカル映画、中国やマレーシアの歌謡曲…。
動きの少ない長回しのカット(寝てるとこや向こうから歩いてくるとこなんかをじっと撮ってたりする)で、ほとんど1シーン1カットで構成されているまったりした映画なんだけど、なんか空気が異常に濃密。また、説明的なシーンもなく、なんか曖昧なまま、淡々と話は流れていくが、どこか不穏な緊張感が漂っている。
蔡明亮(ツァイ・ミンリャン)の映画は見たことないが…と書こうと思って、今、念のため調べてみたら「Hole」が蔡明亮作品。うーん言われてみると同じテイストだ。さらにこの映画ではウェットさと濃密さが増してきていて、ほかにはない感じだと思う。
ラストがなんかイイ。
感動のラストというのではなく、非常に象徴的なシーンで終わるのだが、藤原新也の「メメント・モリ」を思い出した。
説明するのが難しい映画だが(私の文章力では…)いい映画です。
それにしても、この映画をアベックで見に来てる人たちがいたなあ。筋金入りの映画ファンカップルなんだろうか、それとも内容を見誤って来ちゃったんだろうか…。まあ、イイ映画だけど、カップルで見て楽しむ映画ではないよなあ…。
投稿者:親方
at 02 :12
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「大日本人」
いや、こういう言い方もナンだけど、前評判ほどひどくないッス。いや、むしろ面白い。というか、結構好きです。しかし、怪獣ものとは思わなかったなあ。
あちこちで叩かれたのは、やはり秘密主義の売り方が問題だったんだと思う。せめて形式的なジャンルくらい明かしておかないと観客も心の準備ができないと思うが…。
まあ、松本人志には「頭頭(とうず)」なんてビデオもあり、期待よりも不安の方が大きかったので、その分、大いに楽しめた。
特に、主人公「大佐藤」のダメというか、落ち目というか、本人は真面目に誇りを持って仕事をしてるのに、すっかり落ち目扱いな感じがイイ。
CGもリアルさと馬鹿馬鹿しさのバランスがなかなかいいし、CG大佐藤の表情も捨てがたいが、やはり松本人志の強烈な妄想力によって構築された、あり得ない&よく分からないのに妙にリアルな「大日本人」という「職業」と大佐藤のキャラクターが見所の映画であろう。
松本人志も最初は違和感があるが、別居中の子供と会う前日にはしゃいでいる姿なんかは、いい味だしてる。しかし、一方でぎこちない感じの標準語をしゃべっているのは、いかがなものか。狙った演出と思うが、過度に胡散臭くなったのと、細かいニュアンスが伝わりにくかったような気がする。いっそ東京芸人か俳優にやらせても面白かったかも…。
あとラストもチョット唐突。もっとしっかりと伏線を張るべき(同業者うんぬんがもしかして伏線?)。また、これも狙った演出だと思うが、延々といじめのようなシーンが続くのはチョット辛い。コンセプトは分かるのだが、もうちょっとソフティケートされた形にならなかったのか…。
でも、祖父との思い出から自衛隊が大佐藤を包囲し突入し始めるシーンはなかなかよかった。中村雅俊の歌が入り、ベタな感じでニヤリとしたところで、緊迫した(チョット大げさな感じだが)シーンに移行するのが他にはない味で、さすがと思わせる(まあ、とまどう人の方が多いかもしれんが…)。しかし、ここなんかも、自衛隊が突入するような伏線を張っといた方がよかったような…(マネージャーが妙に羽振りが良かったのが伏線?)。
まあ「ヒーローの日常」というのが主題らしいが、サブテーマは「落ち目」みたいな気もする。もしかすると松本人志は「落ち目」って結構好きなのかも(Mらしいし〜)。
投稿者:親方
at 02 :35
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RANKIN TAXI
アーティストトークのあとは、絵描きさんと彗星倶楽部へ飲みに行ったが、これが女性ながら中々の酒豪…。ダウンこそしなかったものの完全に判定負け状態…。ああ、いらぬことを口走ってしまったような…赤っ!
で、この人をヨロヨロしながら見送り、あてどもなく歩き出したその刹那、見るからにレゲエなギャルに1枚のチラシを手渡された。
「レゲエのイベントでよく見かける人でしょう〜。今日、nospaceにランキンさんが来てるから〜」うーん親切なお嬢さん…。
さっそく行ってみると、ドデカいスピーカーが積んであり、レゲエなヤロウ・メロウがノリノリ状態。とはいうもののスシ詰め状態でもなく、結構イイ感じに盛り上がっている(ボーイッシュはいないが…)。
しばらくはヒョコヒョコ踊っていたものの、ランキンさんのライブになって、そのサウンドシステムが稼働しだすと、これがもういけない…。毛穴まできれいになりそうな重低音で今度こそ完全にダウン。
こんなかんじー、って暗っ!さっぱり分からん!
スイマセン、酔ってたもんで…(←一人会話)
明日の難聴を保証する、驚異のサウンドシステム。
もうハンパねえって!
まあ、ディテールはさておき、充実した一日だった…のか?。
キーワード:カッコ良すぎ、酒強すぎ、音でかすぎ
投稿者:親方
at 03 :03
| 酔っ払い
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SO CONTEMPORARY
で、犀川散策のあとは、知り合いの絵描きさんと、金沢市民芸術村で、地元アーティストを中心としたグループ展「SO CONTEMPORARY」を見る。
この日はサプライズゲストというか、たまたま金沢に来ていた女性バンドネオン奏者が主催者の呼びかけに応じて、ミニコンサートをやっていた。で、音楽もさることながら、そのカッコ良さに驚愕。うーん展示よりインパクトあったような…。
チョットこの人カッコ良すぎ〜
そのあとはアーティストトーク「現代美術とは何か」。
けっこう面白かったけど、いかんせん時間が短かった。結構盛り上がりそうだったのに…。
中央が今回の仕掛け人、村住さん。うまく議論をリードしていた。時間がなかったのが悔やまれる…。またやってほしいよなあ〜。
投稿者:親方
at 02 :17
| アート
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犀川散策
ご無沙汰しちゃってます。
金沢に戻ってから、生来の筆無精ぶりが現れ、通信環境が良くなったにもかかわらず、ブログは放置プレイ…。ミクシィに移行したのか、という声もあったけど、ただ単に無精してただけなんで、そのへん夜露死苦。
で、転勤で事務仕事に移され、ついでに勤務地も金沢市になって、震災の傷跡生々しい能登から金沢の実家へ引っ越してきたのだが…事務仕事が辛いよう。しくしく。
せっかく購入したデジカメも、個人ではオーバークオリティ著しい顕微鏡も、活躍の機会をまったく失ってしまってガックリ。そんな訳で、仕事で使うアテのなくなったデジカメを持って、下菊橋から市民芸術村まで歩いてみました。
ついムシは撮っちゃいます。ええ、撮っちゃいますとも!
そういう習性ですから…。
たまたま飛行機雲が見えたので撮ってみました。
ガラになく…。
これもたまたま。ガラじゃないよなあ。
ウミネコなら田んぼに入って被害を出してるというので、撮りに行ったことはあるけど(図々しい割に警戒心が強く惨敗)。
そういや、こんな感じのトリが怪我してるってんで、でっかい段ボールとタモ持って保護しに行ったことあるが…ありゃ一体どうなったんだ?
こういう人工物が風化している感じは好きです。
なんかイマイチ…。また撮りに行こうかな。真上から撮りたいのだが…。
言わんとするところというか、意図は分かってもらえると思うが…。なかなかカッコ良く撮れないよなぁ。
鉄は好きです。「哲」はチョットおっかない(←オチ)。
投稿者:親方
at 01 :36
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