みさと村だより

　疲れが出たのと、子どもの方が、学校のレポートを書いていたのとで、しばらく休憩する。
　休憩の後、できることから片付けを始める。とりあえず、布団を始末する。家に持ち帰るのと、新しい家に持って行くのとを分けて、荷作りする。一人で運べるものを新しい家の方に運ぶ。
　行ってみると、新しい家は、それなりに広いように思えた。以前、上の子どもが住んでいたところよりは部屋そのものも広いし、台所が分離していたり、風呂とトイレが別になっていたり。でも、今の家に比べるとすごく狭くなるのは間違いない。
　子どもが学校から帰ってきたので、まず、今晩の暮らしに関わりない、洗濯機を運ぶ。家から持ってきたパレットに載せて、転がしていったが、かなりの音がして近所迷惑だったろうと思う。
　夕食は、子どもが、麻婆なすを作ってくれた。

　５時、眠気がかなり厳しくなってきた。高坂SAに入って仮眠をとることにする。
　気がつくと、６時３７分。けっこう睡眠がとれた。特にトイレに行きたくもないので、そのまま出発した。
　本線に出ようとしたら、車がつながっている。ええっ、平日の朝ってこんなに渋滞するの？本来３車線の道路が、２車線になって、のろのろと進む。やがて、前方の車が、右車線に入り始めた。とうとう、１車線になってのろのろ進む。さっきは、所沢まで３０分となっていたのに、今見えた表示は、所沢まで５０分になっていた。左側に、事故処理車のようなものが見えてきた。道路上に段ボール箱が散乱している。トラックが積み荷の段ボールをばらまいてしまったらしい。丁度、子どもから、「今どの辺り？」とメールが届く。
　結局、３０分ほど遅くなった感じ。まあ、急がない旅なので、どうということはない。
　所沢で高速を降りて、前回も給油をしたガソリンスタンドで、給油をした。１５１円。ちょっと高い。
　これまた前回同様に、航空公園のところで左折するのがわからず、２信号進んで左折すること０になる。前回の経験があるから、焦ることはない。今回発見したのは、正しいルートに戻るところに、怪しいビデオ屋さんがあることだ。
　８時３０分、到着。いつものコインパーキングに車を停める。久しぶりに会う子どもは、ちょっと感じが変わって見えた。

　１１時５０分頃、名立谷浜SAでトイレ休憩。腰から来る痛みで、長く運転すると、太ももが痛む。
　１時４０分、東部湯の丸SAで休憩。事前に、休憩室やコインシャワーがあるところというのでSAを検索したときに、ここが該当していたのだが、特にそれらしいものはない。２４時間営業というのが該当していたのだろう。丁度腹が減ってきたので、かき揚げうどんを食べる。そういえば、今回は、途中の食料を全く考えていなかった。夕食の次は朝食だろう。所沢に着いてから、沿線のどこかで食べるさと思っていたが、運転していると、腹がへるものだということをすっかり忘れていた。
　腹もふくれたところで、２０分仮眠を取る。つもりが、気がつくと３時になっていた。すっかり疲れがとれるくらい寝たとは思えないが、しっかりと寝た感じはする。
　４時１５分、関越自動車道に入って、上里SAで休憩。

　いつものように、滑川で高速に乗って、朝日インターまでは、順調に進む。
　黒部インターの辺りから、わざわざ１車線をふさぐようにして、朝日インターで通行止めの案内をしているのがおもしろかった。
　午後１１時頃に、朝日インターについて、一般道に降りる。大型トラックの列に挟まれるようにして、ずんずん道を進んでいった。海水浴場やJRの駅が見えたが、夜のことで、自分がどんなところを走っているのかよく分からない。長距離ドライブ用に持ってきた携帯プレーヤーの落語を聞きながら走るうちに、頭上に高速道路の高架が見えてきた。親不知インターから高速に乗る。

　東京に残って一人暮らしをしている子どもだが、この夏辺りに留学を希望していた。そうなったら、一旦、借りている家を引き払って、帰国したら改めて家を探せばいいと思っていた。
　しかし、奨学金付き留学の選考に漏れてしまったため、留学をあきらめて、就活に専念することにしたらしい。そして、家の方も、今は家族用のマンションなので、ワンルームの小さな家に移ることにして、不動産屋を当たっていた。
　都心への交通の便を考えて、JR沿線に近いところを希望していたようだが、あまりよい物件がなく、結局、今住んでいるところのすぐ近くに引っ越すことになった。
　そういうわけで、休暇を取って、引っ越しの手伝いに行くことになった。
　いつものように、高速料金の割引を狙って、夜に出発する。
　今日は、普通に勤務だった。とはいっても、この時期は、提示に出勤して定時に退勤するので、かなり楽だ。
　自分の着替えなどの荷物の準備や、この際に届けてほしいと頼まれたものの積み込みなどで、あれこれ準備をして、午後１０時に家を出た。
　出る際に、交通情報を見ると、今日に限って、高速道路の工事があって、朝日〜親不知が通行止めだという。こういうのは初めてだ。一旦高速を降りて、国道８号線を走るのだろう。ちょっと時間がかかりそうだが、どのみち急がない旅だから、疲れが出たら、適当に休めばいいというつもりで行こうと思う。

　事前打合会で、自然の家へ行ってきた。
　ついでにと、立山駅近くの登山研修所に届け物を頼まれていたので持って行ったのだが、風土記の丘付近から雨脚が強くなって大変だった。
　前を走っていた敬老者マークの車が、雨を恐れて、突然３０キロほどに減速するので、ひやひやしながら運転することになった。それに、この辺りで６月に事故があって、身近な人を亡くしているので、ちょっと緊張した。
　登山研修所に着いたときは、最悪の状態で、マシンガンで撃たれているような大粒の雨がたたきつけていた。しかも、傘を職場に置き忘れていったので、まともに雨に打たれてしまった。
　自然の家に着いたときには雨脚が収まっていたが、打合せが始まると、また降り始めて、雷も轟いていた。打合せは案外早く済んで、駐車場に向かうときは小雨だった。しかし、走り出すと激しい雨になった。それが、だんだん麓に降りるに従って雨脚が弱まり、アルペン村の辺りでは降っていなかった。さらに驚いたことには、つばめ野に戻ると、雨が降った形跡もなく、夏祭りが始まっていた。
　山沿いだけに雨が降っていたんだね。

　BFCの集いに参加してきた。頼まれ引率で、子ども３人の付き添い。
　一人が、目的の場所を勘違いして遅刻したのでどきどきしたが、消防艇の放水を見たり、はしご車で２０ｍまで上がったり、なかなかできない体験があってよかった。