みさと村だより

　よく考えてみると、忙しいはずなのだが、足の痛みと全身のだるさが相まって、何ともいえず無気力な土曜日、ぼおっとテレビを見ていたら、NHKの震災復興の歌の虜になってしまった。
　Itunesで、200円で購入しようと考え、いろいろ試したが、意外と手間がかかってしまった。
　インターネットでクリックすればすぐに聞けると思ったら、Itunesをインストールするところから始めなくてはならなかった。ところが、インストーラーを保存せずに直接実行させようとしたら、うまくいかない。それではと、保存して、そこから実行させようとしたが、やはりうまくいかない。その時になって、セキュリティー警告が表示されていたことに気づき、そういえば、保存したファイルのサイズが妙に小さかったことに気づき、セキュリティー警告を解除して、再度トライしてインストールは完了。
　次は、曲をダウンロードするのだが、まずはメンバー登録をせねばならない。パスワードを決めて、登録を試みるが、英文字と数字を両方入れなくてはならず、大文字が含まれねばならずと、やり直しを求められ、その都度やり直し、ようやく登録できたと思ったら、そのID、つまりメールアドレスでは、すでにメンバー登録が完了しているとの警告が出、今度は、パスワードの変更の手続きをする。メールを受信して、パスワードの変更をして、ようやくこれで良しと思ったら、今度は、ログインではじかれる。おかしいなと思いつつ、再度パスワード登録をやり直すことを繰り返すうちに、ようやく、なぜ、メンバー登録がなされていたのか、なぜ、ログインではじかれるかが、ようやく分かってきて、何のことはない、昔々、子どもにipodを買ったからで、その時に登録したクレジットカード情報が更新されていないせいだと分かり、更新して、ようやく曲をダウンロード完了。
　疲れた。

　時々太ももの裏が痛む。
　昨年春に、ちょっと力を入れて走ってみたときに、ピキッと痛みが走って、それ以来、あまり力一杯走ったことがないのだが、しばらく痛みを忘れる生活が続いたので、一昨日、ちょっと調子に乗って走ってみたら、歩くのにも不自由な痛みが来てしまった。
　昨日は、近所の接骨院でマッサージを受けるつもりで、早めに帰ってきたのに、急な都合による診療休止ということで、治療を受けられず、今日は、昼から出かける予定だったが、それをやめて、ハリ治療に行くことにした。

　台風の直接被害ではないが、一日中強風が吹いていた。
　畑の野菜などが、あおられて、ちょっとは被害もあっただろう。家のまわりにプランターや鉢を並べている人たちは、結局、今日一日室内に避難させることになったようだ。
　夕方になっても、そこそこ風は吹いていた。
　それでも、富山はこれくらいで済んでいるが、直接被害に遭った人たちは大変だったろうな。
　特に、沖縄方面は、続けて台風５号が来ている。

　出るぞ出るぞと、お化けのように脅かされた感じで、みんなで台風が来るのを恐れていた感じだったが、今朝、目覚めてみると、実に平穏な朝だった。
　学校は始業時刻を遅めたと言うが、これは、空振りだったなと思う。が、万一、本当に大変な雨風だったら、取り返しがつかない。このくらい恐れるので良かったのだろう。そう思いながら、いつものように出勤する。
　あれ？学校は、始業時刻を遅らせたというのに、普通に登校している小学生がいるぞ。この学校だけは、普通に登校するの？

　台風が日本に来ている。
　西日本から、関東にかけて、大変なことになっている。東北でも、大きな被害が出るかもしれない。その一方で、北陸の方は、さほでではなさそうである。にもかかわらず、JRの特急が止まったり、学校が始業時刻を遅らせたり、台風の影響が出ている。
　たぶん大丈夫そうでも、万万が一のことを考えて、危険の芽は摘んでおくのが3.11の教訓であろう。今のところ、風が強まる気配もないが、台風には、このまま平穏に行き過ぎていってほしい。

　子どもの就活では、東京在住の知人の世話になった。
　子どものアドバイザーとして、就活の心得や､面接に臨むに当たっての知恵などを授けてもらったのだ。
　そこで、一応メールで感謝のあいさつをしておいたのだが、その返事にはちょっと考えさせられた。
　「まあ、行くところがあって良かった。」という雰囲気がにじむ文章である。もう少し、お世辞でも、「良いところに決まって・・・」ぐらいの言い方をしてくれても良さそうなものを。うーむ、その辺が世間の見方というものか。厳しいね。と思う。
　しかし、その一方で、彼の勤務する会社からすると、我が子の行こうとしている会社は、その程度の評価なんだろうなと冷静に思ってみたりする。
　この土日、いろいろとネットで調べてみて、少し冷めた目で考えることができた。そして、なにより、子どもが納得しているのだから、これでとりあえず良かったのだと思えるようになった。たぶん、入社して、現実の壁にいろいろと突き当たって、子どもなりに思い悩むときが来るだろうと思う。でも、それはそれでいいんじゃないかなと思うのだ。

　昨日、久しぶりにレンタルビデオ屋へ行ったので、見てみようと思って借りてきた。
　テレビで放送していたサラリーマンNEOは、結構楽しんで見ていたので、関心を持って見始めたのだが、どうもよろしくない。２度見たい作品ではなかった。まして、映画館で金を出して見るほどのものかという気がした。残念。
　ただ、篠田麻里子には驚いた。けっして演技がうまいとはいえないが、まだましな感じがした。

　子どもの就活にあまり関心を払わずに来てしまっていた。
　業種が違う分野を希望しているので、よく分からないということもある。
　実際、日々忙しすぎて、積極的にどんな企業があって、どんな活動をしていて、どこが、今後有望そうかなど、考えるゆとりもなかった。
　それが、内定をもらったと聞いたとたんに、それで決めてよかったのだろうか、もっと、チャレンジするように言ってやった方がいいのではないだろうかなどと、急に不安になって、今日は、就職情報のサイトなどをあれこれと見てしまった。
　その中で行き当たったのが、就活中の学生たちと思われる掲示板。最初は、興味深く見ていたのだが、だんだんと、高い理想を掲げている書き込みが多い割には、なかなか思うような結果が実を結んだという書き込みがなく、逆に、実際に決まったと言う書き込みは、かなり厳しい条件での、かなり現実的な選択をしている書き込みであることが見えてくる。
　企業には好不況の波がどーんとかぶさってくるから、良いときもあれば、すごく悪いときも時としてあるんだよな。
　子どもには、一度決めたら、とことんその会社とつきあって行くつもりでがんばってほしいものだ。と思う。

　地域の人たちと飲む機会があった。
　このところ、あまり良い気持ちの出来事がなかったので、文句の一つも言ってやろうかとちょっと構えていたが、人柄のすこぶる良い皆さんなので、気持ちよく飲むことにした。
　子どもの就活のこともあったので、皆さんの職業も気になったが、どうやら子どもの就職しようとしている会社と関わりそうなところがなさそうなので、ちょっと一安心。
　結局、他愛のない話に終始して、飲み会は終わり、自分は一次会で引き上げてきた。
　それでも、３時間近く飲んでいたので、ちょっと疲れが出ている。

　今週は、子どもが就職活動で帰ってきている。
　今までのところ、連戦連敗で、かなり落ち込んでいた。あれこれ手広くやるのがあまり得意でない性格のため、エントリーも、それほど多くしていないようで、はじめの企業説明会で好印象を持って、うまくいきそうと意気込んで面接に臨むが、結局採用に至らずということが続いていた。
　元々は、北陸の企業がいいなと言っていたが、いざとなると、自分が学んだことが生かせそうな企業が見つからず、結局、東京方面で探すことになっていた。
　それが、ふとしたことから自分の学びが生かせそうな企業の情報を見付けて、採用試験に臨んだ。どうも面接の印象では、やる気ガッツをいまいちアピールし損なったので、ダメだろうと言っていたのだが、初めての内定をもらうことが出来た。
　親としても、ほっとしている。本人は、どうやらそれで決める気でいる。そこそこ大きな会社なので、内定取り消しという事態は起こらないだろうとは思うが、本当に採用されるか不安はつきない。それに、今のところは、電話によるお知らせだけなので、本当に内定承諾書が送られてくるか、ちょっと不安も感じている。
　でも、ほっと一息である。
　本人はこれで決めたと言いながら、一応予約していたからと、今日も別の企業説明会に行ってきた。そちらは、あまり好印象ではなかったようだ。あまりほしがられていないみたいと言っている。

　ふとテレビをつけたら、サッカーのワールドカップ予選をしていた。
　ちょうどハーフタイムの休憩らしかった。引き上げていくザッケローニ監督の苦々しげな厳しい顔が映っていた。
　ああ、この前は３−０で快勝したので、今日は苦戦しているのだなと思ったら、その後、日本の前半のゴールシーンが映し出され、何のことはない、４−０で、大量得点リードしているのだった。
　後半は、その調子でさらに押し込んでいくのかと見守っていたが、確かに圧倒的にボールを支配して、嫌らしいほどに敵陣でボールを回して、隙をうかがおうとするのだが、肝心なところでミスが出るので、ついつい目が離せなくなって、最後まで見続けてしまった。
　結果は、６−０で勝ったのだが、疲れる試合だった。相手が、なかなか攻めてこられないのに助けられた試合のように感じた。

　演劇鑑賞をした。
　簡単なセットをフロアに作って、出演者は３人という演劇で、出演者の化粧はなく、道具も実に簡素。にもかかわらず、見事に引き込まれていった。
　はじめは、演者があまり若くないので、大して多くないギャラで、車にすぐ一切を積み込んで各地を回って公演する生活をずっと続けているなんて、えらいなあと、妙なことに感心していたのだが、子どもたちを引き込んでいく演技はたいしたものだった。
　公演の後で、演者の中で比較的若い女性が、出口で見送ってくれたのだが、子どもたちの質問に答えるのを聞いていたら、実は結構若いことが分かった。そして、今回は３人での公演だが、劇団自体は、かなり大きいものであることが分かった。
　がんばっているなあ。

　今日提出のレポートがあって、土日の仕事だったのだが、結局、昨晩から今朝にかけて、睡眠を削って作業することになってしまった。
　今日は眠かった。午後からの研修会では、目を開けていられなかった。
　疲れがたまりやすくとれにくくなっていることを痛切に感じる。

　先日の福井への旅で、最後に立ち寄った大野市で買ってきたお饅頭。
　たいした土産も買えないので、おやつ程度にと買ってきたのだが、家内には意外に受けて、喜んでもらえた。酒饅頭とよもぎ饅頭と２こずつ買ってきたのだが、家内が遠慮して、?個だけ食べていたのだが、わたしの方は、４つとも食べてもらってかまわないつもりだった。しかし、そのことをはっきりと伝えることがなく、何となく食卓脇に置かれていた饅頭を、今朝食べようとしたら、なんと、カビが生えていた。よもぎ饅頭の裏の皮の薄いところに、白い斑点があって、白い酒饅頭を見ると、これまた、白いので目立たないが、カビが生えていた。
　賞味期限は、５月３０日になっているので、３日過ぎているのだが、なかなかカビが生えない防腐剤入り食品に慣れていると、こうしてしっかりとカビが生える自然食品にちょっと感動してしまった。

　近所で交通事故があった。
　それが、事故の知らせを受けて駆けつけるまで、全然気づかなかった。
　衝突音も、救急車の音も全く気づかなかったのには自分でもびっくり。
　事故そのものは、軽傷に終わって本当によかった。