2023 年3 月29 日

シャープ太陽光 パワコンのDIY交換

3月に入り、天気も良くなって発電日和が続いていますが我が家の太陽光発電でトラブルが発生しました。
朝から2系統ある発電の1系統の動作ランプがついていません。
数日様子を見てみましたが、西側系統のシステムが動作していなようです。
ただ、数日おきに動作することもあるようで、パワコンの故障の可能性が濃厚です。
シャープのサービスの方に確認してもらいましたが、パワコンの故障でした。
なおかつ、基盤が無く修理不能との事、オーマイガー。
約12年経過し、10年保証も過ぎているので、パワコン交換を販売店と相談してくれとの説明でした。

さて、どうするか。
新品だと20万コースになりそうなんでかなり躊躇します。
これを機に蓄電池対応のパワコンと蓄電池を導入する手もありますがが、数年たてば大幅に安くなるのは見えているのでタイミング的には厳しいしと悩むこと数日。

結局、中古のパワコンに入れ替える事にしました。(一応電気工事士の免許持ち)
我が家はパワコン2台、モニタの事もあり同じシャープ限定。
また、配線の余長を考えると配線位置が変わると届かなくなり延長すると結構面倒そうなのでまずはそのまま使えそうな機種を選びました。

今回故障したパワコン JH-M0B2
2回線のパワコンになります。
20230329a 
カバーを外した所。
太陽光パネルからの配線の系統や+−の印が配線に無かったので、間違えないようにテープで印をいれます。
20230329b
中古のパワコン
JH-40CB2 ちょっとだけ新しい機種です。
取付金具、配線まわりもそのまま対応できそうです。
取り外し段階では動作していたとの事
2012年製造なので、卒FITに併せて蓄電池を導入、パワコン交換したため外したもののようです。
20230329c 
既存の配線を外します。
パワコン自体の電源はブレーカーで落としてありますが、晴れの日作業なので太陽光パネルからの電流は流れていますので注意です。
20230329d
配膳の取り外しが完了
配膳カバー形状も同じだったため、旧機種のものをそのまま流量する事にします。
20230329e
無事取り外しが完了しました。
脚立作業で本体が重いので、ここが一番の難関な気がします。
20230329f
元のように配線を行います。
配線の配置も同じでしたのでなんの問題も無く完了。
20230329g
本日の発電状態です。
PC2側がここ数日発電量0でしたが、本日は順調に発電しています。
20230329h 

パワコンは電子機器のためいずれ故障するとは覚悟していましたが、想定より短かったかな。
今回はDIY交換なので費用は格安でしたが、今の売電価格だと新品交換は結構勇気がいる金額です。
とりあえずは、数年持つことを祈りつつ、安い蓄電池セットが出ないか定期的に情報収集していきたいと思います。

投稿者:たかしー
at 18 :00 | 太陽光発電 | コメント(0 ) | トラックバック(0 )

2013 年6 月1 日

2年目の太陽光発電の効果

太陽光発電を導入してから丁度2年が経過しました。
 
今年もトラブルなく順調に稼動しています。

 一応簡単にまとめると
発電量:10038.8kw/h
売電量:7839.9kw/h
自家消費:2198.9kw/h
売電率:78.1%

天候のせいか1年目を若干上回る結果となっています。
とにもかくにも不具合なく無事稼動しているようで安心しています。

資金回収についても今のところ当初の予想以上です。
最近の太陽光システムの値段を見るとうらやましくはありますが、現状想定内で推移していますので後悔はありません。
後はもう少し省エネに励めばいいのでしょうが、なかなか難しいですね。
むしろエルフナイトのせいか深夜早朝に無駄に電気をつかっているかもです。

下に2年の発電状況のグラフを公開してますので参考にしてください。
北陸は雪がありますが、基本全天日射量に比例した推移となっています。

20130601a

投稿者:たかしー
at 19 :58 | 太陽光発電 | コメント(0 ) | トラックバック(0 )

2012 年6 月1 日

1年目の太陽光発電の効果

6月で太陽光発電を導入してから丁度1年が経過しました。
(正確には5/31からですが面倒ですので)

おかげさまで問題も無く順調に稼動しています。
一応簡単にまとめると
 発電量:9511.5kw/h
 売電量:7486.2kw/h
 自家消費:2025.3kw/h
 売電率:78.7%

東西2面設置である事、雪国で冬はほとんど発電が期待できない事を考慮すると十分満足できる結果となりました。
この調子でいけば10年で投資資金は回収できるかもしれません。

一応、参考に1年間の推移をグラフにしてみました。
見てみると、発電量は全天日射量にほぼ沿った動きをしています。
夏場が少し落ち気味なのは温度損失、冬場は積雪の影響でしょう。
大容量の割りに売電率が低いのは昼間家族がいるためです(大人3人、子供1名)。

20120601a 
 
ソーラークリニックを見てると、羨ましい発電量のところはいっぱいありますが、あそこは太陽光発電に関心のある人が集まるところですので、かなり発電偏差値の高い方が集まっているかと。
メーカー別の傾向はあるにしろ、低いとあまり気にしないことにしています。
(もっともシャープ多結晶、東西2面設置を考慮すると割といい線にいると自負してますが)

今後もトラブル無く順調に発電してくれたらと思います。

投稿者:たかしー
at 23 :21 | 太陽光発電 | コメント(0 ) | トラックバック(0 )

2012 年5 月28 日

電圧上昇抑制発生

太陽光発電導入時には、結構大容量を載せることもあり電圧上昇抑制はかなり気になりました。
結局、我が家の場合は電柱のトランスが事実上専用になりましたのでまったく心配してなかったのですが。

ふとモニタのログを見てみると、発生しましたの表示が・・・

シャープの場合、こんな感じに表示されるようで
20120528a 
ただ、9時ごろとゆうとさほど発電していない発生しそうも無い時間帯。
ためしに当日の1時間グラフを見てみるとこのとおり
20120528c
電圧上昇抑制が発生した時間帯は、ほとんど発電してません。
なぜなら、当時は雷を伴った大雨が降ってました。

とゆうことで、どうも原因は発電量が増えたことによる電圧上昇抑制ではなく、雷が原因なのかな?
発電には事実上影響は無さそうです(やれやれ)

投稿者:たかしー
at 21 :45 | 太陽光発電 | コメント(0 ) | トラックバック(0 )

2011 年12 月24 日

積雪時の発電量

クリスマス前の3連休ですが、冬型となり雪が降っています。
北陸の冬もこの程度なら楽なんですが、1月はそこそこ積もりそうな長期予報がでています。
降雪後の発電はもともと期待していないのですが、今日は朝からいい天気ですので少しは期待したくなる気分です。

20111224a 
10時ごろの様子です
10cmはないでしょうがしっかり雪が積もってます 

外は結構明るいのでパネルに雪がなければそれなりに発電しそうですが、この状態だとさすがに発電量は0です。
この後、しばらくしてパネルの雪が落ちましたので東側から発電開始。
昼には、東側1.5kw,西側0.1kw(こちらはまだ雪が落ちてません)発電してました。
その後、天気予報通り天候は悪化し、発電は終了。
東面1.8Kwh,西面0.4kwでした。

投稿者:たかしー
at 14 :36 | 太陽光発電 | コメント(0 ) | トラックバック(0 )

2011 年8 月5 日

補助金交付決定通知書

無事発電しはじめました我が家の太陽光発電ですが、「補助金交付決定通知書」が届きました。
業者の方にお任せしていましたので、言われるままに申請書を記入したのが一ヶ月以上前。
忘れた頃に通知書が届きました。
20110805a


記載では振込みまで結構期間があるような事が書いてありましたが、実際には1〜2週間程度のようです。
7万円/kwの頃の申請ですので、なかなかいい金額が戻ってきます。
もっとも最近は、差額分相当は購入価格も下がっているようですので今買っても大差ありませんが。

投稿者:たかしー
at 19 :14 | 太陽光発電 | コメント(0 ) | トラックバック(0 )

2011 年5 月31 日

祝! 太陽光発電連携開始

昨日、最終的な設置作業が終わり、北陸電力との系統連携が開始しました。

昼頃の連携開始でしたが業者の人が動作確認後手動停止状態にされたままでしたので結局発電はせず。
実質的な発電、系統連携は本日からとなりました。

エルフナイト10にしてから朝型にシフト(試験勉強もあるんで)していますので朝5時に起きてモニタを確認。
なんとわずかながら発電し始めていました。
その後、日射とともに順調に発電量は伸び、会社に出かける前の8時前には以下のように思った以上に発電していました。
丁度日光が照っていた関係もありますが、ソーラークリニックの晴天時出力と比べても十分な発電量です。
20110531a 

ちなみに1が東面用のパワコン、2が西面用のパワコンになります。
パワコン別に発電量をモニタ表示することもできるので、うちのような2面2台設置だと違いがわかってわかりやすいです。
この調子だと、東面の発電ピーク予想時間の10時頃には確実にパワコン容量の4kwを超えるかと思いましたが本日の天気は曇り。
出勤時の太陽は雲に隠れ、3kw代をうろうろするような状況だったようです。
20110531b
それでも本日の売電は31kwh、昼間はすべて太陽光でまかなえたようで出だしは十分です。


投稿者:たかしー
at 19 :45 | 太陽光発電 | コメント(0 ) | トラックバック(0 )

2011 年5 月28 日

太陽光発電システムの構成

今回設置した太陽光発電のシステム構成です。

シャープ太陽光発電システム 9.78kw
東西2面設置、切妻屋根、4寸勾配
-------------------------------------------------------------------
太陽電池モジュール ND-163AW         60枚
パワーコンディショナー JH-M0B2            2
カラーモニタ JH-RWL2                 1
CTセンサー                       1
ケーブル(モジュール→パワコン)          4
ケーブル(パワコン→モニタ)              4
横置き瓦屋根架台セット 支持瓦49 3段10列    2
架台設置工事
モジュール設置工事
電気工事

太陽電池モジュールは多結晶シリコンです。
シャープの場合は、多結晶でも変換効率が高い方ですので設置面積当りの発電量もそこそこです。
ほぼ東西の2面設置、3段10列×2の60枚設置しています。

パワコンは4kw 2系統のJH-M0B2をあえて選択しました。
あえての理由については過去の記事を参考にしてみてください。
シャープではめずらしく室内設置も可能。また、変換効率94.5%と他よりも少しだけいいモデルです。
片面4.89kwで条件がよければ春のピーク発電量は4kwを超える事も考えられますが、年間の発電量からはほぼ無視していいレベルのはずです。

カラーモニタは、Web対応の安い方のモデルです。
モニタのサイズは小さいですが、Web対応については現時点では一番進んでいると思います。
少し後になりそうですが、LAN接続する予定です。

2面設置の効率の悪さ、北陸の日照時間を考えると10年での投資回収無理ですが当初の想定内にはなんとか収まりました。


投稿者:たかしー
at 19 :06 | 太陽光発電 | コメント(0 ) | トラックバック(0 )

2011 年5 月26 日

太陽光発電の電気工事

太陽光発電の電気工事が一通り終了しましたので大まかな作業内容を記録しておきます。
元々築年数が古い関係から、太陽光発電導入にあわせて配線のしなおしなどもしました。

大まかにいって作業内容は次のようになります。
本体関連よりも周辺の工事でかなりの日数が取られました。

1.引込み線〜電力メータ〜契約ブレーカーまでの配線引きなおし
配線は8sqのSVケーブルで配線されていましたので、太陽光発電の容量などから交換が必要です。
22sqの配線へ変更となりました。
電力メーターから契約ブレーカーまでは壁内配線でしたが、特に配管などに入っていたわけではないので一旦壁を貫通、室内側で配線しています。
20110526a 
1本のケーブルがかなり太くなりました
左から2番目のケースは売電用のケースです

2.納屋分電盤〜納屋内〜架線までの配線引き回し
自宅の配線で一番問題なのがこの配線でした、ケーブルを見る限りは多分3.5sq(5.5sqかも)のケーブルです。
現状50Aの契約ブレーカーでも正直ギリギリの幹線になります。
今回契約が8kVAにかわりますので8sq以上への張替えが必要でしたので、架線〜母屋の配線にあわせて14sqへ張替えました。
これで10KVAまでは対応できます。

3.発電モニタ用の新規配線、モニタ設置
発電モニタは母屋への設置となりましたので、パワコンのある納屋から延々30m近く引っ張っています。
新規に納屋から母屋まで配線を引くことになりました。
20110526b 
微妙に長さが足りなかったらしく結構てこづってました

4.パワコンの設置作業
シャープのパワコンは通常は野外設置となりますが、今回は室内へ設置してもらいました。
といってもパワコン自体は内外どちらでも可能なJH-M02Bですが。
シャープの太陽光で少し気になっていたのが精密機器であるパワコンが室外設置タイプな事です。
いくら設計上考慮してあるとはいえ、過酷な室外よりは安定した室内のほうが電気製品にとっては良いはずです。
本来は大きさとか音の問題、配線の関係はあるでしょうが、今回は納屋への設置ですのでその辺はあまり問題にはなりませんでしたので室内設置でお願いしました。

こんな感じで、新規の引込み線や母屋へのケーブルが露出配線されている事など関係もあり、かなり複雑怪奇な配線状態です。
20110526c 
パワコンの位置や太陽光用の分電盤をもう少し考えればすっきりするはずなんですけどね。

こちらが作業途中のパワコンの画像です
20110526d
パネルから2系統の入力
発電した発電の出力用
停電時のコンセント用の端子が見て取れます


こちらは太陽光用の分電盤です
20110526e
パワコン用の漏電ブレーカー2つ
CTセンサー用の漏電ブレーカー
CTセンサーになります


納屋の分電盤になります
丸いわっかみたいなもので電流を測るようです。
20110528h

5.太陽光パネルの設置
屋根に太陽光発電モジュールを設置します。
20110526f 
東面の画像になります。


6.太陽光パネルからの配線引き込み
太陽光からのケーブルは一旦納屋内に引き込んで、その後は室内を引き回して配線しています。
20110526g

納屋の2階から引き込んでいます。後は、系統連携関連の作業のみです。
予定では5月30日からの予定です、あと少しで発電開始です。

投稿者:たかしー
at 21 :11 | 太陽光発電 | コメント(0 ) | トラックバック(0 )

2011 年5 月14 日

発電モニタ(JH-RWL2)の取り付け

作業の順番はかなり前後していますが、カラー発電モニタの設置が終わりましたので書いておきます。
全体のシステム構成について記載していないので構成はわかりにくいですが、太陽光パネルとパワコンは隣の納屋に設置。
発電モニタについては、母屋への設置となります。

私自身は、モニタは納屋設置(どうせ見るのは最初だけだし、必要なら無線LANつけてもいいし)と思っていたのですが、担当営業さんは母屋への設置と思ってたらしく、一番最初の作業で配線工事をされていきました。(確かに明細にはありましたが・・・見逃してました)
なんだかんだと丸1日分仕事されていかれたので、ありがたくそのままとさせもらいました。

母屋への電気配線とは別にモニタようの配線が新規に追加されています。
納屋のなかでもかなり引き回していますし、恐らく30m近くは配線をひっぱっているかと。
20110514a 
設置位置は居間になっていました(親父がかってにここって言ったみたいです)
親父に言ってなかったのが悪いのですが、それも部屋のど真ん中。何も無い壁の中心のモニタがぽつんと鎮座することになります。
せめて部屋の端側なら良かったのですが、場所的にもLAN配線の取り回しを考える必要が出てきました。
少し面倒ですが、LAN配線は壁内配線するしかなさそうです。

モニタ設置用に壁に穴を空けた所です。
作業みてませんが、ホルソーで空けたんでしょう。
20110514b 
最終的には、新規に架線した野外から引いてくる必要がありますので、呼線を使ってモニタ用の配線を引き込んでいる所です。
屋根裏に上がることなく、呼線とケーブルキャッチャー(釣竿みたいなやつ)で上手に配線されていました。
呼び線は、直線のものをジョイントしていく少し珍しいタイプを使われていました。
20110514c
見ての通り何もない壁tの中央への取り付けとなってしまいました

 
発電モニタの取り付けが完了したところです。
結構小さいです。給湯器のモニタと同じ位でしょうか?
20110514d 
とりあえず裏を見るために取り外してみましょう。
20110514e 
下に固定ネジがありますので取り外します
20110514f
裏板?に固定されています


20110514g 
裏面はこな感じになります
空いているコネクタはLANのモジュラーになります


投稿者:たかしー
at 20 :37 | 太陽光発電 | コメント(0 ) | トラックバック(0 )

2011 年5 月13 日

太陽光パネルの設置完了

今週は天気が悪く足踏み状態だった太陽光パネルの設置でしたが、本日晴れのため設置が完了しました。

朝方雨が残っていましたが、本日の天気予報は晴れ。
会社に行く前はこんな状態でしたが 20110513a 

左下のブルーシートに包まれているが太陽光パネルです
家に帰るとパネルの設置は完了
綺麗に片付いていました。 20110513b 

東面に30枚、西面に30枚設置完了しました。

投稿者:たかしー
at 22 :53 | 太陽光発電 | コメント(0 ) | トラックバック(0 )

2011 年5 月9 日

支持瓦の設置

太陽光の設置工事ですが、しばらく電気工事関連ばかりでしたが、先日よりパネルの設置準備が始まりました。
太陽光パネルの設置は瓦職人さんの仕事らしく、数名の方が屋根に上がって作業されます。

今回は支持瓦工法での設置ですので、作業途中の部品の写真を撮ってみました。
軽いアルミ製です。
少し切れていますが、49と書いてあるので49版用の支持瓦になります。
通常のJIS53瓦よりも一回りほど大きい瓦になります。
20110509a
裏からの画像です 20110509b
これは、カバー部分nうらからああ 20110509c
組み合わせるとこんな感じになります。
この状態で、ステンレスのビスで固定することになります。
前にも書きましたが、今のところ瓦屋根の施工としては一番いいような気がします。
パネルの荷重は野地板で受ける形になりますので、他の瓦に荷重がかかりません。
雨漏れについても、形状が瓦と同じですのでそのあたりからの雨水の浸入は気にしなくてもいいと思います。
20110509d 

実際に屋根に取り付けた状態です。
東西2面ありますが、天候の都合でここまで1日ちょい位でしょうか?
本当は、屋根に上がって実際の作業風景の写真を撮りたかったところですが仕事なので帰宅してから母屋からのズーム写真です。 20110509e 

1つだけ位置がずれてますが愛嬌とゆうことにします。

投稿者:たかしー
at 23 :30 | 太陽光発電 | コメント(0 ) | トラックバック(0 )

2011 年4 月24 日

瓦の締め直し

太陽光発電の設置にあたり、いくつか問題となったうちのひとつが屋根です。

瓦自体は50年程度は問題ないようですし、自宅や近所の家の葺き直しなども特に雨漏れなどがなければ40〜50年程で葺き直しをする場合が多いようです。
うちの場合も、築30年とはいえ現時点では特に問題はありません。
太陽光発電を載せる事がなければあと10年以上は特に大掛かりな工事は不要だと思われますが、太陽光発電を載せるとなると少し話は変わってきます。
これが築十数年なら特に気にせずつけるところですが、太陽光は一旦載せてしまうと20年程度はそのまま使い続けたいもの。
現状特に問題ないとはいえ、このまま載せると十数年後には大掛かりな屋根の補修が必要となる事が十分予想されます。

そのときに考えればいいやとの考えもありますが、結局以下の点から屋根の絞め直しを行う事にしました。

理由:
 ・太陽光の架台などの部品が十数年後に手に入るかわからない
   野外設備なので、はずしてそのまま使えるとは限りません
   それなりに互換性はあると思いますが補修の面で一抹の不安があります
 ・補修費用が割高になる
   一旦パネルを外して再度設置となるため費用の面でかなり割高になりそうです
 ・そのときにお金に余裕があるかわからない
   今ならまとめて払えばいいですが、十数年後の経済状況は不透明
 ・いずれは必要な補修工事であること
   何もしなくても十数年後には必要な補修です
   今なら親父のつて(大工なんで)もあるのでやりやすい

ちなみに、瓦屋根の場合、屋根の「葺き替え」と「絞め直し」の大きく2つの方法があるそうです。
葺き替えは、新しい瓦で屋根をやり直す事。
絞め直しは、瓦は剥がして野地板や防水シートを補修し、古い瓦を流用する方法です。
こちらの方がコスト的には安くなります。
親父は葺き替えようかと考えていたようですが、瓦屋さんが瓦は十分使えるのにもったいないとの話から結局絞め直しになりました。

屋根の工事なので天候次第となり、また瓦職人の都合などもあり約2週間近く(実働6日程)かかりました。
20110424a 
職人2人での作業です。
雨樋を直しているのは親父です。
20110424b 
瓦を一旦剥がし、既存の野地板に新しい野地板を重ねていきます。
この辺の作業は親父も手伝っていました。

20110424c 
剥がした瓦はこのように一旦仮置きしてあります。
昔の瓦なので、ビス固定では無く、銅線止めになっています。
瓦職人さん曰く、最近の釘うちと違い面倒だそうです。
20110424d 
完成しました。
太陽光パネルをつけることを前提に雪止め瓦はパネルの下になるように配置してもらいました。
 
ちなみに費用は国の補助金相当くらいかかりました。
費用の回収計算上は少々痛い出費ですがこれで心配せずに太陽光パネルを載せることができます。


投稿者:たかしー
at 12 :30 | 太陽光発電 | コメント(0 ) | トラックバック(0 )

2011 年4 月14 日

売電時の電圧抑制について(事前検討その2)

太陽光発電の売電で電圧抑制がかかる可能性が高いと判明し、1週間ほど色々悩みました。
業者にも電力会社と色々相談してもらいましたが、電力会社での事前調査は受け付けてもらえず。(色々な条件があり電圧抑制がかかるかわからない状況で調査はできない)

パワコンの出力電圧の調整やトランスのタップ調整である程度いけそうとは考えましたが、金額が金額なのでそうそうリスクはとれません。
電力契約の変更(電気温水器や蓄暖などの導入)なども考えましたが、そうなると宅内配線の増強が必要になりますし、そもそも現状設備で不具合は無いのでもったいない。
そうなると、大容量を載せてもかなり無駄が発生してしまい意味が無いのではとの事で、少し容量を下げた形が無難かな?とほぼ決めていたところ。

業者から、電灯契約の変更のみで北陸電力が電線を増強してくれるとの連絡が入り無事?解決しました。
現在、従量電灯B 50A契約ですが、従量電灯C 80A以上への変更すれば、特に機器類の設置は不要でOKとの事。
契約変更により基本料金が上がりますが、機器を導入するよりも安上がりです。
(実はこの時点でエルフナイト(季節別時間帯別電灯)への切り替えを考えていたので基本料金については問題視しませんでした)

おかげさまで、先日北陸電力が電線の張替えの工事をしにきました。
20110414a 
3本新規に設置されています
20110414c 
高圧配線があるぶん少し背の高い電柱です
20110414b
うち専用のトランス


これにより、9.87kwこれで電圧上昇抑制の心配が無くなりました。


投稿者:たかしー
at 12 :46 | 太陽光発電 | コメント(0 ) | トラックバック(0 )

2011 年4 月13 日

売電時の電圧抑制について(事前検討その1)

太陽光発電をつける人は、殆んどが余剰電力の売電によるメリットを期待して導入していると
思います。
私も9.78kwとゆう大容量を載せたのは、その方が資金回収が容易だと計算したからです。

ところが、実際何社から説明を受けている中で、大容量ですし電圧抑制がかかるかも?との
話が出てきました。

電圧抑制とは:
電気は水と同じように電圧の高いところから低い所へ流れてゆきます。
通常は、系統(電柱)->自宅への流れですが、売電するためには系統(電柱)<-自宅(太陽光)へと逆に流す必要があります。
このために、太陽光で発電する電圧を、電柱(101V) <- 太陽光(107V)のように高くすることで、
売電が行えます。
電圧抑制とは、太陽光で発電する電圧より、系統(電柱)の電圧が高いため電気が売れない状況のことです。電柱(109V) -xxx- 太陽光(107V)
一般的には、近所に工場があったり、太陽光発電している住宅があると発生する事があります。

電圧上昇抑制については、ネットでも設置後の問題としてあがっている事もあり、一応情報と
しては知っていましたが、家のような田舎では正直関係無いと思ってました。
(散居村で広い範囲に住宅が散らばって建っている地域です)

家の場合は、むしろこの住宅がそれぞれ離れている事が問題。
電柱のトランスから自宅までの距離がかなり離れている為、電圧降下により電柱(トランス)の位置ではトランスからの出力電圧の方が高くなり、これ以上上流へ電流が流れない。

  電柱トランス(106V)-------->電柱(103V)-->自宅
  電柱トランス(104V)<--------電柱(107V)<--太陽光(107V)
      ↑ 要はこの地点での電圧が問題になるとの事  

電圧降下は、流れる電流量に比例するため、電線の太さと距離、トランスの出力電圧などから類推すると20A相当(4000w)の売電が限界ではとの説明でした。

対応方法としては、
 1.パワコンの出力電圧を規定値(通常は107V)以上にあげる
 2.電柱のトランスのタップ設定を換えて電圧を下げる
 3.電線の張替え、最寄の電柱へのトランスの追加(費用負担あり?)
 4.消費電力の大きい機器(電気温水器など)を導入、電力会社に3の対応をしてもらう
などの方法があるそうです。
最初の2つは費用はかかりませんが、3については電力会社から費用請求があるかも?との話でした。
特にうちの場合は、電線の末端なので、6600Vの延長からとなり電柱の交換(3本)などかなり大掛かりになりそうな状況です。
20110413a

ここまで聞いてしまうと、電圧抑制がかかる前提で設置容量について再検討が必要となります。
月別、時間帯別の発電量を概算計算して、電圧抑制がかかる発電量で売電が頭打ちになるようにシミュレーションしなおすなど余計な部分で悩むことになりました。
うちの場合は、幸い東西の2面設置。このためピーク発電量は南面に比べて低いこともあり、私の計算上は自家消費なども考慮すると7.8kw程度がコストパフォーマンスが良い結果となりました。(この条件でも電圧抑制はかかりますが、頻度を考えるとたいした損害にはならない)


投稿者:たかしー
at 19 :18 | 太陽光発電 | コメント(0 ) | トラックバック(0 )

2011 年4 月11 日

シャープだと曇りではあまり発電しないのか

太陽光発電の導入にあたり、いろんな業者から見積りをもらいましたが、その中でシャープ以外を薦める業者から、「シャープだと天気が悪いとあまり発電しませんよ」とゆう話が何社からかありました。

私個人としては、確かに他のメーカーのほうが曇りで発電するのかもしれないが、重要なのは年間発電量。
各メーカーで出している発電量は年間通しての総量(当然晴れや曇りも含む)ですし、実績も大きく違う事もないので、曇りだからと発電しないと心配してもあまり意味は無いと考えています。

ただ、そうはいっても少ないのにはそれなりに理由がはるはずなのでその辺を調べてみました。
専門家でも詳細なデータをもっているわけでもないので、カタログ情報を元にした考えになりますが注目したのはパワコンの最低入力電圧(発電し始める電圧)とパネルの出力電圧です。

シャープの場合、他のメーカーに較べてパワコンの最低入力電圧が高め、パネル出力電圧が低めです
ので、この辺が曇りの日に発電しない原因ではないかと考えました。

□パワコンの比較
シャープが一番電圧が高いです。
曇りでも発電すると謳っている三菱が50Vとかなり低い電圧から発電し始めます。

メーカー 発電開始入力電圧
シャープ 80V
三菱 50V
京セラ 70V
サンヨー 70V

□1系統1500W相当時のパネル出力電圧
通常複数系統でパワコンに接続しているとおもいますが、1系統1500W相当での
最大出力電圧は以下のようになります。
メーカー パネル容量 パネル出力電圧 系統枚数 系統最大出力電圧
シャープ 163W 21.3V 9枚 191.7V
三菱 190W 24.3V 8枚 194.4V
京セラ 186W 23.6V 8枚 188.8V
サンヨー 215W 42V 7枚 294.0V

□系統出力電圧とパワコン入力電圧との比率
一般的なパネル出力電圧とパワコンの最低入力電圧の割合は以下のようになります。

メーカー 出力に対する
最低入力電圧の割合
シャープ 41.7%
三菱 25.7%
京セラ 37.1%
サンヨー 23.8%

このように、シャープが一番悪い結果、他のメーカーに比べて明らかに余裕がありません。
他のメーカーでは、何らかの原因(影や積雪、日射量減)によりパネルの出力電圧がさがってもかなり余裕がありますが、シャープについては場合によっては発電しなくなる事になります。

実際には、太陽光パネルの日射量に対する出力特性はパワコンでの最大電力点追従機能の効果もあり、曇りでも電圧はあまり下がらない(せいぜい2割?)と思われますのでそれなりに発電はすると思います。
20110411a パワコン側で、日射量が変動しても電力最大(赤い点)になるように調整
ただ、影や積雪などにより個別のパネルの電圧が下がった場合は系統全体の発電がストップする可能性があります。

今回、うちのシステムについては少し特殊ですが以下のように系統を構成してみました。
(パワコンの定格入力280Vに比べて高めなので効率が落ちるような気もしますが・・・)

パワコン:JC-M0B2 1系統最大15枚まで対応(ND-163AWの場合)
パネル: ND-163AW
1系統枚数     出力電圧  入出力電圧の割合
15枚      319.5V     25.0%

結局のところ、シャープでもパワコンの機能のおかげでそれなりに発電する。ただし積雪や影の影響での発電できないケースについては他社よりも影響が大きそうとゆう予想になりそうです。


投稿者:たかしー
at 01 :58 | 太陽光発電 | コメント(0 ) | トラックバック(0 )

2011 年4 月10 日

太陽光発電をシャープにした理由

あまり参考にはならないかも知れませんが、たくさんあるメーカーの中でシャープにしたり理由を紹介したいと思います。
選んでしまうと自分の選択が正しかったんだと自己暗示をかけたくなるので現在検討中の人はその辺加味してみてください。(一応シャープ最高の論調で書いてあります)

1.希望の設置方法ができるのはシャープだけ

前の記事でも書いていますが、今回設置予定の屋根は49版とゆう北陸特有の瓦です。
瓦の場合、支持瓦方式が一番リスクが少ないとの判断(他の方法でも正しく施工すれば問題は無いとはおもいますが)がありましたので対応しているシャープしか選択肢がなかったともいいます。
太陽光発電は、価格や効率などお金のメリットばかりに目がいきがちですが、施工とゆう非常に重要な要素を忘れてはいけません。
設置予定の屋根に最適な施工方法が選択できるメーカーを選ぶ必要があります。

ちなみにシャープをほめるとすると
さすがに太陽光発電システムを販売して長い歴史のあるメーカーです。
施工方法や設置環境についての長い情報の蓄積が他のメーカーでは取り付けできない屋根にも対応します。(かなり誇張ですが・・・)

2.コストパフォーマンスの高さ

2番目は正直値段でした。
元々上代価格が他のメーカーに比べて安め(ただし値引き率はそれほどでもない)ですので国内メーカーを価格で選べばシャープが候補にあがるでしょう。
三菱や京セラなんかも比較的値段ではがんばった方ですが、それでもシャープが一番安かったのと、販売店の対応内容からシャープとなりました。
金額差はあったのですが、割と後半まで検討対象に残ったのがサンヨーです。
うちの場合、東西面での設置のため正直冬場は太陽光の入射角度と天候のため発電はほぼ期待できません。
そうなると春〜秋の間にいかに効率良く発電するかで年間発電量が決まるのですが、夏場の温度上昇に強いHITパネルは最適です。
実際、併売している販売店の場合、シャープは今一とゆう業者はいますが、サンヨーは駄目とゆ業者は比較的少ないところをみると、物としてはよさそうです。
が、いかんせん値段が高いです。
仮にシャープよりも実際1.1倍発電するにしても値段はそれ以上高い結果となりました。

ちなみにシャープをほめるとすると
さすが国内シェア1番のシャープです。
ボリュームメリットと細かなコストダウンの努力の甲斐あって、国内メーカーでは最安値。

3.保障内容と国内メーカーでの実績

保障内容については、各メーカーいろいろ違いがあるので一概にいえませんが、少なくともシャープについてはシステムの10年保障があります。(購入者の追加費用無し)
メーカーによっては別途費用がかかったりするケースもありますのでこの辺はありがたいです。
シャープについてはネットでは故障事例も少なくは無いとはおもいますが、正直少し前まではシャープと京セラ程度しかなかった事を考えるとこの辺は仕方がないかな?
液晶パネル、パワコンとも何世代か目のモデルでしょうから、それなりにフィードバックされていると信じることにしてます。
国内メーカーですし、太陽光専用メーカーでもありませんので今後景気や太陽光発電の環境が少々変調しようがメーカーとして対応してもらえる安心感があります。

ちなみにシャープをほめるとすると
世界シェア?1だった老舗太陽光メーカー、実績で選べばシャープです。

4.多機能モニタ

正直シャープについては、液晶パネル、パワコンなどについてはしごく平凡なスペックです。
パネルのサンヨー、パワコンの三菱、設置の京セラに比べると、特徴となるポイントがみあたりません。(価格のシャープか?)
そのなかで唯一、特徴的だと思われるのがブロードバンド対応した多機能液晶モニタ。
液晶TVやパソコン、携帯などからつながるだけでなく、Webモニタリングサービスで発電診断もしてくれる優れものです。
ちなみに自室のTVはAQUOSなんで自室からでも見えるようにする予定。
ニュースリリース
私みたいにブログを書いている人間にはいいサービスです。

ちなみにシャープをほめるとすると
さすがに目のつけどころがシャープな多機能モニタ

かなり独断な意見ですがおおむねこんな感じです。
ぶっちゃけ本音は値段だったりしますが(笑)。

投稿者:たかしー
at 23 :24 | 太陽光発電 | コメント(0 ) | トラックバック(0 )

2011 年4 月2 日

補助金申込受理決定通知書

 
J-PECの補助金申請がかなりギリギリな状況での申し込みとなり、正直平成22年度の補助金は正直あぶないかもとゆう状況でした。

契約が10日(木)夜
 一応当日速達で発送したようですが・・・
翌11日のJ-PECの申請状況では、残り20億、6000件相当
 恐らく週末契約が最終でしょう、なんとかギリギり間に合ったかな?
翌週14日に受付終了の案内
 業者からは14日着らしいとの事(う〜ん、抽選対象か・・・)

かなり期間が空いて、
25日(金)J-PECから抽選結果の案内がありました
 1692/7090とかなりの倍率です(この時点でほぼあきらめモードに)

一応売電申し込みはしましたので売電単価48円/kwhは確保。
震災の影響で23年度の補助金はどうなるかわかりませんが、金額が下がるのはほぼ確実です。(7万円/kw→4.8万円/kw?)
うちは9.78kwなんでこれがもらえないとなるとかなり痛いです。
残念ながら外れた場合は23年の補助金に申し込んで、48円売電期限の6月末までの設置を目指すしかないかな?
とほぼ覚悟していましたが、本日無事「補助金申込受理決定通知書」が届きました。
20110402a
こんなハガキが届きます

抽選対象前に間に合ったのか、抽選に当たったのかはわかりませんが、よかったよかった。


投稿者:たかしー
at 23 :21 | 太陽光発電 | コメント(0 ) | トラックバック(0 )

2011 年3 月12 日

東面と西面だとどちらがトクなのか

今回、東西面への2面設置、それぞれ同容量を載せる形にしたわけですが、どちらかに片方に
載せる場合ははたしてどちらがいいのでしょうか?

検討当初は私もこの疑問を持っていました。
一般的には、発電量そのものは、東面の方が多くなるケースが多いようです。
これは、午前中の方が午後よりもパネルの温度が低い為、効率良く発電するのが根拠となっています。
実際ソーラークリニックのシミュレーションなどで比較しても2%程東面の方がいいようです。

じゃぁ、東面の方がいいのではとゆうと、そうとも言い切れません。
太陽光発電は、売電や自家消費相当分が経済メリットとなり元を取る仕組みですので、生活スタイルや電灯契約の種類によっては一概に発電量が多い方が効果が高いとは言い切れません。

一般的には、朝7〜9時までと夕方3時〜5時までの消費電力を較べた場合は朝方の方が多いと思われます。共働きで昼間仕事の人はその差はさらに大きいでしょう。
現在、売電金額は国の政策で買電額よりも高く設定されています。
そうなると、出きるだけ売電したほうが得な形になりますので、午後を中心に発電する西面の方が売電=発電−自家消費が大きくなり経済メリットが大きいとゆう事になります。

どうでしょう、なかなか西面設置も魅力的てす。

ちなみに、うちに提案してきた業者については全て東面の方を薦めてきました。
やはりシミュレーション上だと時間帯別の発電量と自家消費までは加味していませんので、効果が大きくでる発電量の多い方を提案してくるようです。

ちなみに私が選択するなら、2面同容量でしょうか?
理由は見た目だったりしますが(これも立派な選択理由です)


投稿者:たかしー
at 18 :45 | 太陽光発電 | コメント(0 ) | トラックバック(0 )

2011 年3 月11 日

パネルの設置方法について

太陽光パネルは、屋根の上に載せるものですので、何らかの方法で屋根に固定する必要があります。
あまりあってほしくない事ですが、固定方法や施工が適切でないと後々雨漏れなどのトラブルにつながる大事な部分です。

通常、各メーカー10年程度の保障がありますので万が一の場合でも比較的安心ではありますが、一般的には20年程度は使うつもりで購入する商品です。
保障が切れたあとも十分品質を保てるかも含めて選択しないと後々大きな出費につながります。

以下は業者から聞いた話やインターネットから集めた情報を下に記載してあります。
実際設置しているわけでもないので信憑性は??ですが、参考にしてみてください。
なお、屋根は和瓦に設置する場合となります。

和瓦の場合、各メーカー推奨する方法に違いはありますが、大きく以下の3つの取り付け方法となるようです。
サンヨーのページの取り付け方法の画像
1.支持瓦方式
 屋根に葺かれている瓦の同じ形状の固定金具付きの瓦を利用する方法
 メリット
   他の瓦にパネルの過重がかからないので破損の可能性が少ない
   屋根に穴を開けない(厳密にはビス固定はしますが)ため雨漏れの危険性が少ない
   交換なので作業が楽
 デメリット
   対応した瓦でないと取り付け不可能
   多少高め?
2.支持金具方式(差し込み方式)
 瓦の下の隙間から金具を持ち出して固定する方法
 メリット
   比較的瓦の種類に関係なく取り付けが可能
 デメリット
   過重のかかり方の関係で瓦の破損の可能性が少しある
   瓦を削る必要があったりで施工が少し面倒
3.アンカー方式
 瓦に穴を開け、屋根野地板に固定したアンカーで固定する方式
 メリット
   瓦の種類に関係なく取り付け可能
   過重を屋根で受けるため、他の瓦への影響が少ない
 デメリット
   瓦に穴あけが必要、ちゃんと施工しないと雨漏れの原因となる
   作業がかなり大変
があります。

メリット、デメリットの違いはありますが、個人的な結論から言うと支持瓦方式が一番だと考えました。

まず、2.支持金具方式の場合は、クランク上の金具を利用しています。
太陽光パネルは比較的軽量とはいえ結構な重さです。
ましてやこちらは雪国、積雪荷重が加わるとあの形状の金具だとまず持たないでしょう。
(雪国ではメーカーによっては保障外になるとの話です)

次の3.アンカー方式の場合は、屋根材に穴を開ける時点でNGです。
一応何重にも雨漏れ対応したコーキングやパッキン、ゴムなどでカバーはしているのでしょうがこれらの対応は構造上入るものを入りにくくする対応です。
コーキングなどは10年たったらどうなっているかわかったものではありません、雨漏れを防ぎたいのであれば構造上入らない形にすべきです。

この点、支持瓦方式であれば、他の瓦に悪影響無く、構造上も瓦と同じですので基本は雨漏れも無く、荷重も屋根で受けますので安心です。
部品費が高くなるかもしれませんが、現時点では瓦についてはこの方法が一番ではないかと感じています。

ちなみに一般的なJIS規格の瓦であれば大体のメーカーが対応しているようです。
が、うちの場合は北陸地域特有の49版瓦です。
この瓦、重くて湿った雪の積もる北陸地区には最適な瓦なのですが、いかんせん特殊です。
支持瓦方式で対応しているメーカーはシャープのみ、他のメーカーではアンカー方式での対応となってしまい、結局メーカーがシャープになった要因のひとつです。


投稿者:たかしー
at 22 :04 | 太陽光発電 | コメント(0 ) | トラックバック(0 )

| 1 /2 ページ | 次の20 件 >>

このページのトップへ