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2005年10月02日

オートガイド

天体撮影道具-5【ガイド撮影-4】オートガイダーを使った自動追尾補正による方法です。
だんだん大がかりになります。(撮影までの手順が少々煩雑になります。)
センサー赤道儀
オートガイド法
←【その1】
ガイド専用
鏡筒による
方法
カメラの付
いた主望遠
鏡と平行し
てガイド用
望遠鏡を載
せ(ガイド用
CCD搭載)、
これにより
自動修正す
る方法です。
撮影前に近
くの手頃な
ガイド星を
導入する必
要があるの
で、ガイド
用鏡筒は、
別途微動装
置を介して
取付するか
接眼部に
XY調整できる装置を付けるかしておきます。
↑この場合、主望遠鏡ボーグED12.5cm屈折鏡筒(f=680mm)の下にガイド用76ED屈折鏡筒が
付く。微動取付具が付いています。
LX200-25赤道儀
オートガイド法
←【その2】
オフアキシス法
主鏡筒の接眼部周辺
に小さなガイド用プ
リズムを置き、ここ
にガイド用CCDを付け
て自動追尾修正をする。
この方法が一番確実で
正確に追尾修正するが、
ガイド用視野が狭く手
頃なガイドスターを探
すのに苦労する。
←LX200-25SCT主焦点
位置接眼部にカメラが
付いている。

カメラのすぐ上にガイド用のCCDが付いています(冷却ファンが写っています)
作例は、「追記をみる」へどうぞ


【作例1】「オートガイド法その1」で撮影した、蟹座のM67

2004年11月23日2時43分〜3時13分/露出7分×4枚コンポジット
ニコンD70(ISO感度800設定、RAW)/ボーグ12.5cmED屈折鏡筒+レデューサ使用
(35mm版換算約1020mm相当)/ビクセンGP-D赤道儀+AGA-1オートガイド
【作例2】「オートガイド法その2(オフアキシス法)」で撮影した、オリオン星雲
M42
2004年10月22日01時27分〜51分/露出5分×2枚、7分×2枚、計4枚コンポジット
EOS kiss_Dボディ(ISO800)/MeadLX200-25SCT+レデューサ使用。合成口径比
(F)は、約F4,f=約1000mm(→35mm換算で、f=約1600mm相当)/自作LX200赤道儀用台座
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STVオートガイダーによりオフアキシスガイド。ガイド星選択の不自由さと構図に制限が
生じるのが難点ですが、追尾修正は一般的なガイド望遠鏡の利用よりも良好です。

投稿者:Ken28at 17:55| 道具・ものづくり | コメント(4) | トラックバック(0)

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◆この記事へのコメント:

先日から密かに拝見していましたが(笑)、ノータッチのお次は半自動ガイドが来るかと思いきや・・いきなりオートガイドが来ましたね。^^;
赤道儀のコントローラを握り締め、GA-4に付いたアイピースを覗きながらのガイド法もなかなかオツなものですよ。

・・いえ、すみません、嘘ついてました。^^;
実際は中腰でアイピースを長時間覗くのは腰への負担が大きくて・・最近は短時間露光でノータッチばかりです。(笑)
オートガイド&オフアキシス、いいなぁ・・。

投稿者:Fuuma-mfuk: at 2005/10/02 20:23

ふうまさん
とにかく撮影だけに気をとられるのがイヤ、という一心で..結果としてこうなりました。
・固定撮影
・ノータッチガイド撮影
・オートガイド
「半自動ガイド」は、撮影中ずっとガイド星監視を強いられることになるため、10年ほど
前から完全放棄です。(笑)

最後までカメラ露出制御がネックでしたが、デジ一眼用コントローラのおかげで放任撮影
可能と相成りました。(爆)

オートガイドの方ですが、ここで紹介の2例は大丈夫ですが、NJP赤動儀の自動追尾修正
不調(=ぴょこたん現象)で解決できず困っています。
いずれにしても、装置が大がかりになり、稼働率も低迷しています。(嘆)

投稿者:Ken28URL at 2005/10/02 22:22

このシリーズひそかに拝見してました。だんだんステップアップしていくのをみると自分で手に入れたかのようにワクワクします。

ところで自分なりのパラドックス・・・「だんだん大がかりになります。⇒撮影までの手順が少々煩雑になります。」という点です。
EM-200を持ち出すモチベーションの高まりは・・・年に数えるほど。今は観測のレベルの高さより、親しむ機会を多く持とうと、スペースボーイに退化してます。
が、ここにもパラドックスが。EM-200のほうが遣い勝手は上なのです。(極軸あわせがイージーにできる、据付クランプが六角レンチ無しに出来る、など)
軟弱天文ファンでした。m(_ _)m

投稿者:ゆうひぶたっくすURL at 2005/10/03 10:30

ゆうひぶたっくすさん、こん**は。(密かに)ご覧いただき有り難うございます。
>パラドックス
これ↑よ〜く分かります..私の場合は、PENTAX75赤動儀とEM-10赤動儀です。
(どちらも可搬型赤動儀で、ノータッチガイド用途です)
ペンタックスの方が一式組み立てたまま車載できるなど、コンパクトさと手軽さは申し分ありませんが
据え付け以降に関しては、EM-10の方が楽賃で、かつ、精度がよいのです。
初代ペンタックス赤動儀の場合、極望の口径が小さいため北極星が探しづらく、視野照明も内蔵されてません。
極望パターンそのものは単純で分かりやすく、接眼側リングで視野回転できるので、とても便利なのですが、
いかんせん極望視野が見づらい..追尾精度自体はEM-10と大差無いようにも思うのですが..??
#視野照明内蔵に改造しようかな..
積載可能重量の面ではEM-10に利があります。さすがに鏡筒部を外さないと車載できませんが、アリ型アリ溝
によるワンタッチ脱着可能なので可搬性に関しては問題無し..(悩)

もう一つのパラドックス?
GP-Dとセンサー赤動儀(どちらもオートガイド可)です。
見かけ上はセンサー赤動儀の方が頑丈に見えます(実際頑丈です)しかし、搭載可能重量・自動追尾精度に
関しては意外とGP-Dが決して劣るわけではなく、(センサー赤道儀に比べて)軽量かつコンパクトに見える分だけ
有利なように思えます..これも悩みのタネ..(笑)

投稿者:Ken28URL at 2005/10/03 22:37

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