復活試写>初代P型赤道儀
fl=300mm程度の望遠で数分程度の露光なら、この赤道儀で十分だと思う。
★M31アンドロメダ星雲
★M42オリオン星雲
2008年12月1日
M31>23時19分〜26分(バルブ7分露光)
M42>22時36分〜47分(バルブ7分露光1枚、1分露光2枚/3枚加算平均)
KissDX(ISO800,RAW)/タカハシFS60C直焦点+0.85レデューサ(fl=300mm)
初代P型赤道儀ノータッチガイド@自宅前
★撮影中の初代P型赤道儀
今回の再整備で、
・アリ溝アリ型を装着し、主鏡筒をワンタッチ交換できるようにした。
・カウンタウエイト軸にカメラ取付パーツを付け、カメラ2台で撮影できるようにした。
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初代P型赤道儀は自分が手にした初めてのメーカー製赤道儀だ。
(発売された年かその翌年?)板橋の高橋製作所本社へ出かけて購入した。
予算足りず、付属セミアポ6.5cm鏡筒は諦め、同社アクロマート5cm屈折を同時購入。
その後、HD-4モーターと延長筒をそれぞれ追加購入した。
HD-4モーターの電源は単一4本(6V)駆動である。かなり省エネで、10月に修理から戻ってきて以来、既に10晩近く使用したが、まだ電池交換していない。
(#同じく単一4本で駆動中のTG-SDよりも省エネかも知れない)
既に30数年を経て、さすがに古さを感じさせる。
しかし、今こうしてサブ赤道儀として見事に復活した。
否、使用頻度を考えればメイン機材としての復活だ。
投稿者:Ken28at 00:14| 星雲・星団 | コメント(6) | トラックバック(0)
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「TS式65m/m屈折式赤道儀P型」
中学の時、級友が持ってきたカタログを見た覚えがあります。
もっとも当時は自分の興味の的はエンジン模型でしたし、気軽に
手の出せる物ではありませんでしたが。(笑)
中古で入手した私のP-2も、モーターは同じHD-4です。
確かに電池は持ちますね。交換したのはいつだったか。(^^;
一つ前のHD-3はタカハシのサイトにあるカタログによると単2
x4本で20時間駆動できるとありますので、HD-4も同等の
消費電力なのでは、と思います。
同系列のP-2Zは未だに販売されているわけですが、大きさと
精度のバランスが良く、とても使いやすい赤道儀だと思い
ます。
投稿者:ich:URL at 2008/12/16 22:26
いったん自分の手にしたモノは、よほどのことがない限り手放せない性分(苦笑)です。
ただ、この初代P型は本文にも書いたように初めて入手したメーカー製品でした。(しかも数少ない新品購入品)
あと赤道儀で新規購入品はビクセンのGP-D赤道儀ぐらいしかありません。
そのGP-Dも所有しておりますが、搭載能力や電脳機能による便利さでは優れていると思うものの、耐久性や信頼性、手軽さでは初代P型には負ける気がします。
型こそ古いが、シンプルで真面目な作りが所有機材の中で今も長生きしている秘訣のように思います。
>P-2,P-2Z
初代P型は、高橋製品の中では珍しく極軸にベアリングを使っていないメタル軸受けです。(これが最大の欠点?でした)
焼き付く恐れがあるのでクランプしたまま極軸を回さないようにと購入時に念をおされました。
ですから、P-2が出たときとても羨ましく思った記憶があります。
だからこそ当時大ヒットしたし、後継機P-2Zが今も販売され続けているのだろうと思います。
投稿者:Ken28:URL at 2008/12/17 23:00
もし目にされたら教えて下さい。
P型は微動で極軸を回す時もクランプは緩めるのが正しいのでしょうか。
投稿者:さすらいカメラ: at 2020/01/15 10:07
気付くのに遅れ失礼しました。
クランプはあくまで粗動を止めるためのもの、と解釈しています。
クランプ緩めると極軸微動を回しても空回りしてしまいます。
低倍率の場合、粗動でも対象天体を視野中央に持ってこられるなら
微動はさほど必要でないでしょうが、これでは微修正できません。
さらに、モータードライブを極軸微動に取り付けた際クランプした
ままでは極軸モーター回転でしか動かず、モーターギヤと極軸受け
側軸が直結では微動修正できないので、クラッチ付となっています。
こうすることで、モーターギヤが極軸とかみ合っていてもいったん
このクラッチを切って微動軸をモータードライブ取付側と反対側に
取り付けた手動用ノブを使って回して手動修正できます。
言葉だけで分かりにくい説明ですみません。モータードライブ直結
であっても、16〜32倍速で極軸モーターを+−回転できれば、コン
トローラで微調整できます。モーターギヤにクラッチが付いている
のは、純正品では倍速にしかスピードを上げられないからです。
余談ですが、ロスマンディGM-8やGM-11赤道儀などはフリーストップ
式というか、ガッチリクランプするのではなく、摩擦力?で微動軸を
止めていて、モータードライブが作動中でも望遠鏡を粗動で動かす
ことが可能です。そんなにキツク締めなくてもRA軸やDEC軸まわりの
バランスさえ合っていれば緩めでも望遠鏡が勝手に重い側へ動き出す
ことはありません。
投稿者:Ken28:URL at 2020/01/16 23:38
ありがとうございます。
要するに、「クランプしたまま力まかせに粗動回転させてはいけない」ということですね。
微動時にはクランプしてないと空回りですよね。
投稿者:さすらいカメラ: at 2020/01/18 15:09
はい。タカハシ製品はその殆どが軸受けにベアリングを使用していますが、初代P型は
(当時の他社製品に多かった)メタル軸受けです。
そのため、無理にクランプしたまま回すとメタル軸が傷つき焼き付いてしまう恐れが
あり、絶対クランプ状態で無理に回すなと言われました。メタル軸受けの他社製品は
ある程度精度を犠牲にして逃げがあった?ようでクランプしたまま回しても直ぐに焼き
付くようなことは無いのだろうとのことでした。
言われた通りクランプ状態で回すような使い方はしてませんが、焼き付くようなこと
もなく現在に至っています。
投稿者:龍吉:URL at 2020/01/18 17:13