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2011年03月20日

twitterでチェーンメール化を防ぎ、適切に緊急情報を拡散する原則

▲twitterでチェーンメール化を防ぎ、適切に緊急情報を拡散する原則

 今回の事例は、『twitterで緊急情報を適切に拡散する8つの原則』を示唆しています。

  1. 情報発信は、原則として、当事者が『一次発信』を行なう。
  2. 当事者がtwitterに発信できない場合で、その知人が伝えたい場合、発信元を明記して『二次発信』を行なう
  3. 『二次発信』について、第三者が情報を拡散する場合は、必ず『公式RT(リツイート)』を行なう。理由あって、どうしても、解説文を加えたい場合は、必ずソース(URL)を明確にする
  4. ソースの無い伝聞、および「友達の友達から」などの『三次発信』の情報は、どんなにショッキングな内容でも、一切の拡散はしない。
  5. 特に緊急時は、『一次発信』『二次発信』の情報でも、1日経過すると状況が大きく変わっている場合がある。公式RTする前に、twitter検索やgoogleリアルタイム検索するなどで、事前確認をする
  6. 『一次発信者』および『二次発信者』および『ソース(URL)付きで情報を広げた者』は、事態の好転を確認し次第、元のツイートを削除の上、事態が好転した旨を説明の為ツイートする。
  7. 但し、緊急性の高い『救難依頼』は、それをツイートするよりも、『一次発信者』である当事者か、『二次発信者』である、その知人が災害本部などの救難機関へ通報する。
  8. 第三者が緊急性の高い『救難依頼』をtwitterで見た場合、それが『一次発信者』および『二次発信者』の情報であれば、そこに通報の有無を確認し、通報されていなければ、なるべく通報を促し、通報終わり次第、『救難依頼』を削除して貰う。それが、難しい状況であれば、通報を代行し、通報した旨を『一次発信者』および『二次発信者』に伝える。そして、『救難依頼』のツイートを削除して貰う。

尚、今回の拡散は、通報されても行政が動けなかった事が大きな原因。

同時に、これだけネット中で拡散された事で、確かに救援に入るスピードが上がった、ある種の「成功事例」にみえるかもしれません。

 しかし、今回を成功事例として捉え、「緊急性がある」と思う救難先が全て、同様に情報拡散を行えば、twitter内の情報は錯綜し続け、それが被災地の救援を混乱させ、助かる者が助からない結果に繋がります。

 上記の原則に基づき、適切かつ正確な情報を広げて、一人でも多く、かつ一分でも早い救難・支援・復興に繋げてください。
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この記事は、ここから引用、抜粋転記しました。

投稿者:龍吉at 00:37| その他・ノンジャンル | コメント(0) | トラックバック(0)

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