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2005年12月12日

雪道走行の盲点

(周りにこんなはた迷惑な人↓居ませんか?)
『この程度なら(冬タイヤに)履き替える必要なし』『年内はノーマルでやり過ごすつもり』
あるいは、『4駆だから大丈夫』『4駆にオールシーズンタイヤだから』という人..
本日(12/12)夕方の交差点です↓
nawag_1820v.jpg
通行量がそこそこあるため路面は見えていますが、シャーベット状態。
→ノーマルタイヤでも交差点を走行(右・左折)可能。ただし、通過速度は..?

正面に自販機..停止または右左折回避必要。
tatem_1823v.jpg
安全に止まるため、曲がるためには通過速度が問題..


ノーマルタイヤでも停止、右左折可能ですが..その速度は?
tatem_1825v.jpg
ノーマルタイヤでは、新品であっても速度を十分落とさないと安全に停止、右左折できません。シャーベット状態では、タイヤ溝があっても雪が溝を埋めるため、丸坊主と大差ない事態も起こり得ます。(おそらく、もう少し冷えると、この現象による影響が大きく現れる恐れがあります。)
以上の理由により、いわゆる(4WD車に多い)全天候型タイヤも、その効果は気休め程度しかありません。
スパイクタイヤ全面禁止の現在では、タイヤメーカーの冬タイヤ開発研究が進み、このような路面での制動性能が向上(=温度が下がってもゴムは硬化しにくい)しています。
(完全ではありませんが、夏用タイヤよりはるかにマシです)
結局、ノーマルタイヤとか全天候型タイヤでこのような冬道を通る場合は、速度を十分落としていないと安全に走行できないため、冬タイヤ未装着車の速度は装着車に比べて遅くなります。
これが降雪時の交通渋滞の一因となっているのは否めない事実です。
★冬タイヤ未装着車運転者は、周りに要らぬイライラを与え迷惑をかけていることをもっと自覚すべきです。
さらに、万一の事故発生時(仮に双方の過失が50:50だったとしても)未装着車の立場は大変悪くなります。
また、『4WDだから..』と言う人が居ますが、全くの過信です。
4WDが能力を発揮するのは、発進加速時(+加速気味コーナリング)であって、肝心の制動時は駆動方式に関係しません。
雪国での4WD率はかなり高く、優位とは言えません。冬道で事故を起こしている車の多くは4WD車です。
4駆への過信は厳禁!『止まるときは駆動方式無関係!』どれも一緒!です。
tyre_1833v.jpg
雪道での制動性能が一番なのは、キャタピラ式?..次いでタイヤチェーン装着車。
かつては、冬タイヤ用のホイールは鉄チン(スチールホイール)と決まっていました。
それは、タイヤチェーンでホイールを傷つける可能性があるためアルミホイールは使えなかったからです。
最近はチェーン装着することが殆ど無いため、上画像のように冬タイヤもアルミホイール装着が増えました。
#それでも『摩耗が気になる』とか何とか言って履き替え渋っている人へ→【私的な印象】
★スタッドレスは意外と減らない。(自車で実証済み:今夏約3万km走行で8部山→3部山)
★特に、濡れた路面では減らない(タイヤが減るのは過重量とコーナリング時)
★燃費に殆ど変化無し(2.4Lガソリン車ですが10km/Lの時もありました。通常8km/L以上キープ)

投稿者:Ken28at 21:00| ローカルな話題 | コメント(0) | トラックバック(0)

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