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2013年06月23日

今宵は「スーパームーン」、明日はISS土星面通過

「スーパームーン」とは、1年で一番大きな満月のこと。つまり、今宵は1年で一番地球に近付いた満月が見られる。ただ、梅雨の時期故、天候が気がかり。ということで、昨夜、薄雲越しにスーパームーン前夜の月を強行撮影↓



※APS-Cでは、fl=2000mmだと月が写野からはみ出す。そこで、撮影した画像20枚を「Microsoft ICE」を使って繋いで「満月」にした。(そのため、月にいくつもの横縞が生じた)今宵、晴れればもう少し焦点の短い望遠鏡でスーパームーン撮影を試みようと思う。

2013年6月22日20時56分〜(1/400〜/1/1000秒、20枚をMS ICEで合成)/Mead20cmF10SCT(fl=2000mm)直焦点/ペンタックスK-5(ISO6400,JPG)/固定撮影@自宅物置屋上

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24日晩にISS国際宇宙ステーションが土星と交錯する(ISS土星面通過)。昨晩(20時29分頃)は、そのISSが日本上空を通過するというので、24日の本番に向けてISS迎撃撮影を試みた。雲が多く、予定時間を過ぎてもなかなかISSを見つけられず、結局、雲間から現れた時は、既に北極星の上辺りに達していた。

望遠鏡の架台は経緯台式で、上下水平クランプは緩めて完全手動(手持ち)でISSを迎撃した。(ファインダーでISSを捉え、右手で望遠鏡を動かし、左手でリモコンシャッターボタンを押した。

写野から外れたり、ブレたり、無駄コマの量産だったが、かろうじてISSの形らしきものが写ったコマと、薄雲越しに同じ望遠鏡で撮った土星画像を比較明で合成したのが↓下画像である。



明るいISSは、かなり速いシャッターを切れる(というか、速いシャッターを切らないとISSの動きが止められない)が、(ISSより明らかに暗い)土星は同じシャッター速度では写らない。当日は、土星を事前に撮影しておき、後でISS通過画像と合成するしかなかろうと思う。ともあれ、明日の天候が気がかりだ。

2013年6月22日20時29分〜(1/3200秒:ISS/1/500秒:土星/SI6で比較明合成)/Mead20cmF10SCT(fl=2000mm)直焦点/ペンタックスK-5(ISO6400,JPG)/手持ち撮影@自宅物置屋上

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投稿者:龍吉at 11:42| 太陽系・月 | コメント(0)

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