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2014年05月14日

ISS若田飛行士無事帰還を祝して

昨年11月からISS国際宇宙ステーションに搭乗し、今年3月からアジア人初の船長となった若田光一さんが本日(5月14日午前11時頃:JST)、無事地球へ帰還された。これを記念?し、昨年11月から本日までにISS国際宇宙ステーションを自分が撮影した画像の中から最新のものから順に一部を再掲載します。(今月はISSを撮影していません※ご注意※多数の画像を掲載しています)
★2014年4月28日10時50分59秒★ISS日面通過@金沢市森本町↓
比較暗合成、太陽全体画像↓
部分トリミング画像・1↓
部分トリミング画像・2
部分トリミング画像・3
今回の迎撃ポイントのようす
予定していた迎撃ポイントは私有地で、近くの公道も工事中で急遽ロケハンをやり直すしかなかった。結果的に予報通過経路よりも少し外れた箇所で迎撃となり、画面の通り、ISS通過は太陽中心部を外した。/通過時刻が迫ってきても厚い雲が太陽光を阻んでいた。準備中、雲が薄くなった時間に何とかピント合わせできたのは幸いだった。/直前になって雲が薄らいだが構図を合わせ直すのに精一杯で、同架した減光フィルター装着したガイド用望遠鏡での目視確認は諦めざるを得なかった。/ISSは、予報時刻ピッタシに太陽面を通過した。目視確認を諦めたことで時計をしっかり見ながら直前シャッターを切ることができ、タイミングを外さずに済んだ。よく見ると、日本の実験棟「きぼう」の出っ張りが写っているように思える。
【データ】2014年4月28日10時50分59秒(1/1250秒×6枚比較暗合成)/BORG125ED屈折+1.4テレコン(fl=1120mm)直焦点+バーダーアストロソーラーフィルター/ペンタックスK-5(ISO400,JPG高速連写モード)/ロスマンディGM-8赤道儀@石川県金沢市森本町
★2014年4月25日19時45分★ISS自宅上空通過↓

画面中央やや下に流星状の光跡が写っているが、閃光型?人工天体と思われる(肉眼で確認済み)/西から南寄りコースを通って南東方向へ通過した。しし座の下まで来ると地球の影に入ったため、急激に光度を落とし見えなくなった。
【データ】2014年4月25日19時45分頃〜(15秒露光×多数枚比較明合成)/Zenitar16mmFisheyeF2.8→F4/D700(ISO1600,JPG)/@自宅星見台前
★2014年4月23日19時53分★ISS自宅上空通過

【データ】2014年4月23日19時50分頃〜(1/1600秒)/Mead20cmF10SCT(fl=2000mm)直焦点/ペンミニE-PM2(ISO2500,JPG)/@自宅星見台前
★2014年4月8日18時10分12秒★ISS月面通過@富山市

夕暮れの青色が残る空での通過で、青空にISSが白くなって写ったのは初めてのことだった。月面の明るい部分で重なって埋もれており、ぱっと見、月を貫通したかのような印象を受ける。
【データ】2014年4月9日18時10分12秒(動画MOV/MOV→JPEG切り出し50枚から比較明合成)/PENTAX105EDHF(fl=700mm)直焦点/ペンミニE-PM2(動画モード)/高橋EM-10赤道儀@富山市、常願寺川左岸河川敷
★2014年4月8日18時57分★ISS上空通過


通過中盤まではISSの位置が(地上からみて太陽方向で)良くなかったらしく、太陽パネルが分からずパッとしなかったが、後半は太陽方向から外れて太陽パネルがよく見えるようになった。
【データ】2014年4月8日18時57分〜19時01分(1/2000秒、32枚から合成)/Mead25cmF6.3SCT+0.8レデューサー(fl=1280mm)直焦点/ペンミニE-PM2(ISO2000,JPG)/LX200-25赤道儀クランプフリー手動@自宅星見台HANA↓
★2014年4月5日17時46-51分★ISS上空通過(対角魚眼)↓

今回は南西の空からの出現だったが、1等星程度しか見えない程の曇空で、ISS出現当初は近くのシリウスと見間違えて発見が遅れた。南南東の空高くに上り詰めた辺りで(地球の影に入ったため)急に暗くなり見えなくなった。
【データ】2014年4月5日19時48−51分(15秒露光×10枚、25枚比較明/Zenitar16mmF2.8→F4/D700(ISO1600,JPG)/三脚固定@自宅
★2014年4月1日4時50分★ISS上空通過→金星ニアミス

ISSが金星付近を通過する頃には遠く離れたために見かけの移動量が少なっており、光度も暗くなって静止画変換しても点像も同然の状態だった。
【データ】2014年4月1日4時48−51分(10秒露光×22枚比較明/及び動画ファイルから通過部分切り出し)/Zenitar16mmF2.8→F4及びZD50-200mm(150mm位置)F5.6/D700(ISO1600,JPG)及びペンミニE-PM2(MOV→JPEG切り出し)/三脚固定、及び高橋P型赤道儀@自宅
★2014年3月7日15時39分★ISS日面通過@柴山潟(石川県加賀市)

10分前は厚い雲に阻まれ、太陽の輪郭さえも分からない状態だった。そのため、ピント、露光調節が不十分のまま迎撃突入となった。が、またもシャッター押すタイミングが一瞬遅れ、侵入〜前半部分はコマ無し。おそらく全部で8コマは確実に撮れたと思われる。
【データ】2014年3月7日15時39分03秒〜(1/2500秒×多数枚比較暗)/ビクセンED10cmF9屈折+1.4テレコン(fl=1260mm)直焦点/ペンタックスK5(ISO400,JPG,高速連写モード)/ビクセンGPD(SynScan改造)赤道儀@石川県加賀市伊切町、柴山潟湖畔
★2月26日18時13分★ISS木星前通過@高岡市↓

PM2.5の影響で、あまりに大気の透明度が悪くどんよりした空だった。ISO感度は(解像度を損なわない限界?の)3200まで上げ、シャッター速度もISSの動きを止める限界?の1/800秒まで下げたが未だ露光不足でやむなく1/640秒まで遅くした。そのためか?微妙にISSの形がブレたようにも見える。

↑画面上が北方向↑木星面通過コースの予想経路を僅かに外したようで、若干木星よりも北寄りを通過した。ファインダーでも少し木星からずれた箇所をISSが通過していくのを確認した。
【データ】2014年2月26日18時13分〜(1/640秒×10枚比較明)/ビクセンED10cmF9屈折×1.4コンバータ直焦点(fl=1260mm)/ペンタックスK-5(ISO3200,JPG)/ビクセンSXD赤道儀@高岡市能町東、庄川左岸河川敷
同日18時13分〜(MOV形式→JPEG→WMV形式)/BORG100ED屈折F4(fl=400mm)直焦点/ペンミニE-PM2(ISO3200?,1/640?MOV)/ビクセンGPD(SynScan改造)赤道儀@高岡市能町東、庄川左岸河川敷
★2014年2月24日18時12分★ISS上空通過↓

北北西方向(自宅屋根)から出始め、そのまま右(北北東)へ移動していった。高度はあまり高くなく、見やすい仰角だった。
【データ】2014年2月24日18時12分頃〜(1秒露光、1秒休止の繰り返し、計125枚DSS比較明スタック)/Zenitar16mmF2.8→F4/ニコンD700(ISO800,RAW)
★2014年1月30日5時36分★ISS火星前通過

↑動画版から写野通過部分の静止画151コマを切り出し、比較明合成したもの↑↓対角魚眼レンズによるISS通過の様子↓

画面中央に火星、その下にスピカ。火星の軌跡とISSの軌跡がクロスしているのが分かる。実際には、ISSは火星の真ん前ではなく僅か下(南)を通過していった。直前のISS通過経路予測では、火星面通過の中心線が、我が家の南西約2.7km地点だったので、この予測通りの通過だった。
【データ】2014年1月30日5時38分(動画モード40秒)→通過部分151コマをjpeg切り出し後、DSSスタック/NikkorED300mmF2.8絞り開放/ペンミニE-PM2(ISO3200,MOV,1/30秒)/ビクセンGPD(SynScan改造)赤道儀@自宅前
同日5時36分〜(15秒×20枚DSSスタック)/Zenitar16mmFishEyeF2.8→F4/ニコンD700(ISO3200,RAW)/三脚固定@自宅前
※昨年12月、11月はISSの撮影画像は無し※
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投稿者:龍吉at 17:13| 太陽系・月 | コメント(0)

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