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2015年12月28日

2015年を振り返る<10月>

10月は比較的好天に恵まれた。天体導入支援ソフト「ステラショット」の本格運用を始めた。
★10/2晩、おうし座α星アルデバラン食↓月面の右上方向から突如現れます。↓

東の空に上り始めた直後なので(=潜入時は地平線下でアウト)、月面メラメラ状態。こんな長焦点で撮らなくてもよかった。(´Д`;)
※月面左上から斜め下にかけてストライプ状の暗い影は、電線が横切っていたため。それほど低空だったということです※
【データ】2015年10月2日21時17分(AVI約30秒)/ペンミニE-PM2(MOV動画Auto露光)/長光60MAXI屈折(fl=1200mm)直焦点/高橋P型赤道儀@自宅前
↓動画撮影後、同じ望遠鏡・カメラで撮った静止画↓

★10/12早朝>月×,火○,水○,木○,金○,地○↓

この後も細い月の出を待ったが、山の稜線から現れる前に薄明と雲に阻まれた。が、久しぶりに肉眼で水星を確認したので吉としたい。
【データ】2015年10月12日5時10分(1.3秒1枚)/EOSkissX7(ISO400,RAW)/琢磨28mmF3.5→F4/三脚固定@自宅星見台↓追記へ↓

★10/22未明のオリオン群流星↓天気には恵まれたがPM2.5の影響をモロに受け、空の透明度は良くなかった。とりあえず撮影画像から見つけた流星2枚↓3時16分頃に現れたオリオン群流星↓

↓同、3時17分頃に現れたオリオン群流星↓

実際には、これらの流星を目撃していない(^_^;)
【データ】2015年10月22日03時16分、17分/バルブ30秒露光/オリンパスOMD-EM5(ISO3200,RAW)/Z.D12-60mmF2.8→広角端F3.2/高橋P型赤道儀放置ガイド@自宅星見台
★10/26未明、パンターズ彗星(C/2013X1)↓月明かりの中、ぎょしゃ座〜ペルセウス座を移動中↓BKP300,F5反射直焦点

(画面右が北方向)↓同、ステラショット導入用望遠鏡(BORG76ED)で撮影↓

見たとおり、ステラショット導入用望遠鏡(fl=425mm)だと写野中央に彗星が導入されている。主鏡(BKP300)画像では右にズレているのは、導入用望遠鏡と主鏡の方向が完全に一致していないため。月明かりなどが邪魔して暗い天体が目視確認できない状況でも、ステラショット導入を利用すれば比較的容易に捉えられる目処が立った。
【データ1枚目】2015年10月26日1時14分〜(30秒×11枚コメットモード)/富士X-T1(ISO3200,RAW→TIF)/BKP300F5反射+パラコア(fl=1725mm)直焦点
【データ2枚目】2015年10月26日0時52分〜(30秒×10枚DSSコメットモード)/EOS40D(SEO-SP2/ISO1600,RAW→TIF)/ボーグ76ED屈折+0.85RC(fl=425mm)直焦点/EQ8赤道儀(ステラショット導入&放置追尾)@自宅星見台HANA
★10/14晩、C/2014S2パンスターズ彗星↓(白黒ポジ)↓

(いずれも画面右下角辺りが北方向)↓フラット未処理のためか?背景ムラが気になるので白黒反転画像にしたもの↓

↑尾が伸びているのが撮影直後の背面液晶モニター画像でもはっきり分かった。↑
背景の星が流れているのは、彗星基準で多数枚合成しているため。30分程の間にこの流れている分だけ彗星が移動していることになる。
【データ】パンスターズ彗星/2015年10月14日21時10分〜(2分3枚、1分×26枚DSSコメットモード)/富士X-T1(ISO3200,RAW→TIF)/GS200RC+0.75RF(fl=1200mm)直焦点/NJP赤道儀放置追尾@自宅星見台HANA↓撮影中↓

★10/9晩、網状星雲NGC6962-5再処理↓

↓同、×2Drizzle画像↓

背景の緑部分を抑えようとして全体に桃色マゼンダが強くなっていたが、レベル調整レイヤーでRGB別にレベル調整を繰り返した結果、少しは改善したように思う。それにしても画像処理は奥深い。
【データ】網状星雲NGC6992/2015年10月9日21時02分〜(60秒露光×40枚スタック)/EOSkissX7改(ISO1600,RAW→TIF)/PENTAX105EDHF+0.77RF(fl=540mm)直焦点/NJP赤道儀、ステラショット導入@自宅星見台HANA
★10/9晩、ステラショット実験の副産物:網状星雲NGC6960↓

師匠に教えていただいて、初めのスタック処理をDeepSkyStackerで行った後は殆どの処理をフォトショップ(PS)で行った。(横着フラットにしては、変な周辺減光・中央集光を抑えているように思う)
↓今回の処理過程(PS画面)↓

レベル処理に入る前に、これも今回初めてプラグイン「GXT」を軽くかけた。
緻密さと根気を要する過程に感じ、(ちゃちゃっと済ませたい性分なので)さっさと妥協してしまった。(´Д`;)
【データ】網状星雲NGC6990/2015年10月9日22時01分〜(60秒露光×58枚DSSスタック)/EOSkissX7改(ISO1600,RAW→TIF)/ペンタックス105EDHF+0.77RF(fl=540mm)直焦点/NJP赤道儀、ステラショット導入@自宅星見台HANA
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投稿者:龍吉at 15:00| 彗星・流星 | コメント(0)

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