2015年を振り返る<12月>
先ずは、カタリナ彗星↓★12/2早朝、カタリナ彗星(C/2013 US10)↓32枚スタック
当初予想された光度よりも若干暗いらしいが、彗星コマ部分が大きく写って頼もしく感じる。/いずれも面積にして半分ほどトリミング、画面上が北方向。画面下方向へ伸びているのがダストテール、2時の方向へ伸びているのがイオンテールで淡いながらも写野端まで達しているようだ。今後もしばらく北上を続け、北半球ではどんどん見やすい位置になると予想されている。
【データ】12/2早朝のカタリナ彗星/2015年12月2日5時21分〜(20秒露光×32枚スタック)/EOSkissX7改(ISO1600,RAW→TIF)/BORG76ED屈折+0.85RC(fl=425mm)直焦点/EQ8赤道儀ノータッチ@自宅星見台HANA
★12/9早朝のカタリナ彗星(C/2013 US10)と金星↓(by琢磨135mm望遠:画面上が北方向、下の眩い光は金星)
見かけ上、カタリナ彗星は金星の左上へ来ており、前回よりも早くから観察可能になった。月明かりも全く影響しない。
【データ】2015年12月9日5時13分〜(30秒露光×52枚スタック)/富士X-E1(ISO1600,RAW→TIF)/琢磨135mmF3.5→F4/スカイメモS放置追尾@自宅星見台前↓追記へ↓
★12/9早朝のカタリナ彗星(C/2013 US2)の尾を月で比較する↓
月の視直径は約0.5度なので、上の画像ではイオンテールは月4個分=0.5×4=約2度以上あること、達人の画像ではこの倍伸びているので、2×2=4度以上の長さになっていると分かる。
【データ(彗星)】12/9早朝のカタリナ彗星/2015年12月9日4時32分〜(30秒露光×127枚DSSスタック)/富士X-T1(ISO3200,RAW→TIF)/BORG100ED,F4屈折(fl=400mm)直焦点/NJP赤道儀放置追尾@自宅星見台HANA
【データ(月齢27.1地球照)】6時0分(1/8秒×26枚コンポジット)/他は上と同じ
★12/20早朝、カタリナ彗星を4時〜5時台まで1時間以上に渡って撮影したもの↓
【データ】2015年12月20日4時13分〜(30秒×134枚スタック)/富士X-T1(ISO3200,RAW→TIF)/BORG100ED,F4屈折(fl=400mm)直焦点@自宅星見台HANA
★12/14-15ふたご座流星群
【1】↓オリオン頭部を貫く双子群流星24:45↓by X-E1&琢磨28mm
【2】↓同じ流星を別カメラ(XE-1&琢磨28mm)で捉えたもの
【3】↓双子座足元を貫く24:11↓by D700
【4】↓ぎょしゃ座を突き刺す双子群流星22:34↓by D700
【データ・1,2】2015年12月14日(時刻は画像下記載)30秒露光/富士X-E1(ISO3200,RAW→TIF)/琢磨28mmF3.5→F4/NJP赤道儀同架追尾@自宅星見台HANA
【データ・3以降】2015年12月15日(時刻は画像下に記載)30秒露光/ニコンD700(ISO3200,RAW→JPG)/Zenitar16mmFisheyeF2.8→半絞り/i-Optron赤道儀水平回転駆動@自宅星見台前
★12/19晩、ISS国際宇宙ステーションの月面通過@射水市/ISS国際宇宙ステーションが上弦を過ぎた月の前を通過した。↓ISS月面通過(高速連写比較暗合成)↓
かろうじて4コマISSの影(画面右上から月面中央へかけて4つ)が写った。/後で動画を見て気づいたが、やはり月の上半分を薄雲通過中だった。何はともあれ、坊主にならずに済んだということで吉としよう。
【データ】2015年12月19日のISS月面通過@射水市/19時56分18秒(1/500秒×5枚比較暗)/富士X-T1(ISO4000,JPG)/Mead178MC+0.63RC(fl約1680mm)直焦点/GM-8赤道儀@射水市庄西町、庄川左岸河川敷
★12/12晩、M42オリオン星雲周辺の分子雲↓
雲に阻まれ中止を余儀なくされるまで撮影した。Photoshop処理過程でAstronomyToolsの中のGreen調整ツールをイジってみたら上の画像のようになった。茶系グレーのモワモワが「分子雲」らしい。/後半は雲の通過が気になり、2分露光を始めて程なく雲に隠され肉眼でM42(小三ツ星)が見えなくなったので続行を断念した。総露光時間も大切だろうが、空の暗さと透明度も必要な要素と思う。
【データ】M42オリオン星雲(分子雲)/2015年12月12日22時2分〜(60秒、6秒、1秒×計100枚スタック)/EOSkissX7改(ISO1600,RAW→TIF)/BORG100ED屈折(fl=400mm)直焦点/NJP赤道儀放置追尾@自宅星見台HANA
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投稿者:龍吉at 12:51| 彗星・流星 | コメント(0)