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2018年03月16日

M87おとめ座A

電子観望?な話題その3↓M87おとめ座A(ほぼ写野全景)↓

↑※M87の下に走る斜めの光跡は人工天体の軌跡と思われる※↓
↓周囲トリミング↓

↓1500×1500ドットにトリミング↓

M87(NGC4486)はおとめ座星雲群に含まれる楕円星雲。この星雲中央部から画像では右上方向にジェットの噴出しが見られることで知られている。↑画像でもこのジェットの突起が微かに写っている。また、おとめ座から強い電波が出ていることから「おとめ座A」と呼ばれていたが、その電波源がM87であることが突き止められている。中心部に超大質量ブラックホールの存在が指摘され、ハッブル宇宙望遠鏡の観測により証拠が得られたという。
前回と異なり、今回は4/3版冷却カメラ(ASI1600MCC)を使用した。多くの系外星雲は小さいので、より拡大率の上がる=素子サイズ小さいカメラで撮った方が大きく写せることになるので、前回まで使用したASI178MM(1/1.8)の方が向いている。が、望遠鏡も長焦点(前回の5倍:fl=1763mm)に替えたので導入精度はぐんとシビアになる。自宅天文台なので天体導入はPC(ステラショット)に任せているが、それでも精度を落とさないように目標天体近くの明るい恒星(4等級以上)を先に写野中央に導入してから行っている。
【データ】M87(おとめ座A)/2018年3月15日1時17分〜(60秒16枚)/ASI1600MCC(-20℃,Gain15/25,Gamma6/10,TIF)/C9.25+0.75RC(fl=1763mm)/NJP赤道儀改、自動ガイド@自宅星見台HANA

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投稿者:龍吉at 18:15| 星雲・星団 | コメント(0)

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