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2018年03月18日

宵の明星と水星@黒部

昨晩(3/17)は黒部での定例観察会。幸い、好天に恵まれ大勢の参加があった。観察会場に向かう途中、茜色に染まった西空に金星が見えた。金星の斜め上に水星が居るはずだが肉眼ではよく分からない。>慌てて近くのコンビニ店駐車スペースに入り、携帯で手持ち半固定撮影↓金星と水星↓iPhone(×2)↓

↓同、文字入り↓

×2レンズだと水星が写っていることを一応確認できる。カメラは正直、といったところ。視力の良い人と同じレベルか?と思われ。
↓広角(×1)で撮ったもの↓

↓同、文字入り↓

×1広角側レンズだと水星の判別がかなり厳しい。原板を等倍で見て、辛うじて、という感じ。実際に肉眼では判別出来なかったので、肉眼で見た印象に近いように思う。
寄り道(じゃなく道草)したため、観察会場には19時過ぎて到着。↓追記へ↓

↓電子観望もどきの準備↓

カメラ:ASI1600MCC(4/3サイズ)/WO-Star71(口径7cm,fl=350mm)/EM10赤道儀改

↓CMOS\Capture画面↓

↓実際に撮った画像(43枚)を加算平均したもの↓
当初、ライブビュー時のように露光時間を1秒程度に切り詰める代わりにGain22/25,Gamma8/10まで上げてみた。しかし星雲どころか肉眼恒星の写りも悪く、一番困ったのは(Dark処理を省いたため)画質が滅茶苦茶荒れてしまって話にならない。止むなく露光時間を通常程度まで伸ばして撮影した。Dark処理とライブスタック機能を活かして、せめて30秒程度に収めたい。
撮影時のピント合わせを怠ったためボケてしまい、さらに暗黒星雲のシルエットが淡くなってしまった。orz
撮像カメラ素子にもよるが、はやはり望遠鏡の口径は10cm以上欲しい。また、特に旧式屈折は星像が滲んで甘くなる傾向にあるため、純反射式がふさわしいのでないか。野外だと15〜20cmクラスのニュートン式反射。写野周辺の歪みについてはコマコレクターを組み合わせるということで改善できると思う。
【データ上】金星と水星/2018年3月17日18時半過ぎ/iPhone7Plus(×2,×1レンズ、自動モード)/手すりに半固定(手持ち)撮影@黒部市内6
【データ下】樅の木・馬頭星雲付近/2018年3月17日19時58分〜(60秒42枚)/ASI1600MCC(-10℃,Gain15/25,Gamma6/10,TIF)/WO-Star71(fl=350mm)/SS1改EM10赤道儀CMOS_Capture制御@黒部市吉田科学館前

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投稿者:龍吉at 18:39| 太陽系・月 | コメント(0)

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