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2019年11月15日

1年前11/15彗星2つ

11月も半分過ぎた。予想外にも太陽Hα欠測日数が3日に留まったが、これから以降は貴重な晴天、星夜となることは間違いないだろう。
---------- 以下、1年前11/15未明に捉えた彗星2つ -----------
11月も中旬になり時雨る日が多い。昨夜から今朝にかけて、文字通り雨雲の隙間からようやく話題の2彗星を捉えることができた。その1↓64P/ウィルタネン彗星↓(長辺方向トリミング)

18c46p1114c4ut1323autfcsxsq posted by (C)龍吉
ステラショットで導入補正用に一枚試写したところで雨雲越し撮影となる。orz>試写30秒程度でもあっけなく写った。現在6等台らしい。
↓同、等倍トリミング↓

18c46p1114c4ut1323autfcupsq posted by (C)龍吉
【データ】46P/2018年11月14日22時23分〜(60秒4枚)/EOS6D(HKIR,ISO3200,RAW)/WO-Star71(fl=350mm)/LX200赤道儀改ステラショット制御@自宅星見台HANA


いったんルーフ閉じ、その間ダーク撮影を実行。新彗星が上り始める明け方まで仮眠し、4時過ぎに目覚めたが快曇状態。
薄明で空が青くなり始める頃になってようやく少し雲に隙間ができた。すかさず新彗星C/2018V1(マックホルツ-藤川-岩本彗星)を撮影↓(長辺方向トリミング)

18c18v1d1114c23ut2017autfcsxsq posted by (C)龍吉
第一発見者は米国マックホルツ氏だが、日本人2人(藤川繁久氏、岩本雅之氏)も独立発見している。近日点通過を控えていて、彗星の運動がけっこう速く、8分余りの間に背景の恒星が長く伸びている。>同彗星は今後さらに明るくなり、近日点通過後は夕方の空に見られるようになるとの由。
↓同、等倍トリミング↓

18c18v1d1114c23ut2017autfcupsq posted by (C)龍吉
すでに薄明下で十分な露光がかけられず、かつ雨雲越し撮影で状況最悪だった。写っただけでも吉としよう。撮影後、外を見たら再び雨雲に覆われていた。
【データ】C/2018V1/2018年11月15日5時17分〜(20秒23枚彗星基準)/EOS6D(HKIR,ISO3200,RAW)/WO-Star71(fl=350mm)/LX200赤道儀改ステラショット制御@自宅星見台HANA
【追記(おまけ)】
↓ステラショット画面から46P彗星を導入対象に指定↓

無理やり本撮影を始めたが3枚目でアウト。霧雨のような細かい雨まで落ちてきて強制終了となった。>仕方ないので対物レンズに蓋をしてダーク撮影を先に行う。↓

結局、46Pの画像は、試写画像も含めた4枚だけをコンポジットした。

↓ステラショット画面からC/2018V1彗星を導入対象に指定↓

※星図画面には表れていないが、C/2018V1のすぐ近くに金星とスピカが接近している。
↓C/2018V1を撮影中のステラショット画面↓

【リンク】↓国立天文台Webサイト>天文情報>ギャラリーより
「新彗星を日本の天体捜索者が独立発見」(https://www.nao.ac.jp/news/topics/2018/20181109-comet.html)
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<龍吉>!(^^)!撮影中に霧雨に見舞われるというスリリングな状況だった。(^_-)-☆
<はな>=^_^=日本人2人も独立発見とは、すごいニャー≡^・.・^≡
<ソラ>U.゚ω゚U彗星ってすごいワン(何が?)▽・。・▽

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投稿者:龍吉at 09:21| 彗星・流星 | コメント(0)

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