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2022年03月22日

窮余苦肉の策(M13)

3/22午後から天候回復との天気予報通り、16時過ぎてから雲間に太陽が顔を出し始めたが、高度が低くなっていて今日の太陽観察は休止。>ということで、メイン画:白黒L画像を苦肉の策で強引にカラー化する画像処理を試行してみた。
3/10未明にC11(fl=2100mm)&ASI533MCp(16bit,TIF)で撮った画像が白黒データだった※1のをL画像とし、導入補正用6cmアクロ屈折(fl=700mm)&APS-Cデジ一眼で撮りx3Drizzle処理したもの※2をRGB画として、SI9で無謀にもL-RGB合成※3してみた。もとよりL,RGB両者の画像サイズは一致しないが、基準点2箇所で両画像を合成したら、SI9の方で倍率と角度を調節してくれた。
↓M13↓L-RGB合成画(最終画像)

※L-RGB合成後、ダーク&ハイライト処理等の仕上げ処理を施した。
↓元画像※1(白黒L)↓

16bit,TIF画像だからRGBカラーデータになっていると思い込んでいたが、実際には白黒データとなっていた。FireCaptureでは16bit,FIT形式かSER形式でないとカラーデータとして保存できないようだ。
↓元画像※2(RGBカラー)↓

C11によるL画像に比べて焦点距離が3分の1しか無いので、DeepSkyStackerで×3Drizzleスタックすることにより、ほぼ似たような焦点距離に伸ばした。
↓合成処理中のSI9画面・1↓

L画像(画面左)及びRGB画像(画面右)の両方に共通した、なるべく長い間隔の恒星2つを指定。
↓碁聖処理中のSI9画面・2↓

中央がL-RGB合成直後の画像、画面左のL及び画面右のRGB画の画像サイズは異なるが、SI9の方で拡大率と回転角度を微調整してくれた。
【データ】M13(白黒L)/2022年3月10日2時49分〜(20秒24枚)/ASI533MCp(-20℃,Gain420,Gamma75,Shutter20sec.TIF)/C11+0.75RC(fl=2100mm)/NJP赤道儀ステラショット制御自動ガイド@自宅星見台HANA
【データ】M13(RGBカラー)/2022年3月10日2時50分〜(30秒20枚x3Drizzle)/EOSkissX7(ISO3200,RAW)/Mead6cmアクロ屈折(fl=700mm)/他は上と同じ
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<龍吉>!(^^)!白黒とはいえ、元画はガイドエラーなく点像なので捨てられず、何とかカラーにしたいというのが今回試行のきっかけ(^_-)-☆
<はな>=^_^=まさか焦点距離3分の1、口径4.5分の1しかない望遠鏡画像をRGBにして合成できるとは思わなかったニャー≡^・.・^≡
<ソラ>U.゚ω゚U無理矢理感いっぱいの合成試行だったが、何とかなった?(笑)16bit,TIFがRGBデータにならないのが不思議だワン▽・。・▽

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投稿者:龍吉at 17:33| 星雲・星団 | コメント(0)

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