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2022年11月01日

実写版11月の星空案内

↓晩秋夜半過ぎの全天↓11月15日だと25時頃(上旬は26時頃、下旬は24時頃)上北/左東

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1(火)上弦/3(木)文化の日/7(月)立冬/8(火)◯満月<皆既月食&天王星食※ページ下参照※>/16(水)下弦/18(金)しし座流星群/22(火)小雪/23(水)勤労感謝の日/24(木)●新月/30(水)上弦
【データ】2022年10月19日2時56分(20秒7枚)/富士XE1(ISO3200,shutter20sec.RAW→TIF)/MEIKE6mm,Fisheye,絞りF2-F4の中間/固定撮影@自宅星見台HANA
----------※※※8日皆既月食について※※※----------
↓昨年11/19皆既月食(最大食分時)↓

【データ】FC60(fl=500mm)/2021年11月19日18時2分(1/2秒1枚)/富士X-T1(ISO3200,RAW-TIF)/FC60(fl=500mm)/高橋P型赤道儀@郡上市高鷲
日蝕は限られた狭い地域でしか見られないが、月食は、その時間月が見られる地域なら全国、否、同じアジアなら何処でもほぼ同じように観察できる。
部分食の始まり18時9分、皆既食の始まり19時16分、皆既食の最大19時59分、皆既食の終わり20時42分、府粉飾の終わり21時49分(全国ほぼ同じ)
【皆既中に天王星食が起こる】
※恒星と異なり天王星は視直径があり潜入、出現共12秒ほどかかる※
潜入20時41分、出現21時22分(※東京の場合、地方によって異なる)富山の場合は潜入20時35分、出現21時25分。九州・沖縄と北海道では潜入や出現に約1時間のズレが生じる。つまり、国内南西ほど早く始まり早く終わり、東北・北海道では皆既食が終わってから潜入が始まる。
【天王星は潜入前に見つけておくのがコツ】
余程の鋭眼でない限り、鋭眼であっても小口径・中低倍率の望遠鏡で見るのがベスト。予め(十分な余裕をもって)潜入前に皆既中の月全体を望遠鏡で見ると、左下(天体望遠鏡の場合は逆像なので右上)に天王星が月のすぐ近くに迫っているのが分かる。双眼鏡や地上望遠鏡(スポッティングスコープ)でも見つけられないことはないが、手持ちでは確認し辛いので三脚等で固定した方が良い。
※各地での天王星潜入時間にズレがあるので要注意※
【皆既中の惑星食は大変珍しい】月食中の天王星食は前回2014年10月8日シベリア北東ぶで起こり、次の皆既月食中の天王星食は213年後の2235年6月2日南アメリカで見られる。また、天王星以外の惑星食は322年後の2344年7月26日で日本でも関東以西で見られるという。
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誠文堂新光社「天文年鑑2022」を参考にしました※
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■(月食中では無いが)8年前2014年9月28日真昼に起こった土星食(出現)の画像■↓
この時は、薄雲の影響もあり真昼の月を探すのに手間取り潜入は失敗、何とか出現だけ捉えることができた。↓

【データ】2014年9月28日13時27分〜(1/500×8枚スタック×3コマ合成)/Mead178MC+0.63RC(fl約1680mm)/富士X-T1(ISO200,RAW→TIF)/ビクセンSXD赤道儀ノータッチ@自宅前
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<龍吉>!(^^)!何と言っても今月最大の見ものは8日の皆既月食。希少な天王星食が終盤に起こる。(^_-)-☆
<はな>=^_^=冬型の気候に近付き、時雨れる日が多くなるので、当日の天気が一番気がかり。晴れて欲しいニャー≡^・.・^≡
<ソラ>U.゚ω゚天王星は小口径&中低倍率で良いから望遠鏡や双眼鏡で見ると良いワン▽・。・▽

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投稿者:龍吉at 20:27| 星空・星座 | コメント(0)

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