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2023年03月23日

3/22導入補正用鏡筒変更

9/22晩、下り坂天候の予報なれど薄雲越しに星が見えるので久しぶりに星見台へ上がった。輝星に髭が出る導入補正用案内鏡筒(ミード製6cmアクロ屈折)の対物レンズを変更したかったので。夕方、暗くなる前にミード製の対物レンズを外し、代わりにミリオン製(無名に近いメーカーだが国産)対物レンズにすげ替えておいた。口径は同じ6cmでうまくミード鏡筒に収まったが、焦点距離fl=600mmで10cm短いためミード鏡筒を10cm切り詰めておいた。口径同じだったらミリオン製鏡筒をそのまま使えば良いのだが、接眼部が旧ツァイス規格(24.5mm)で細く、31.7mm規格で無い事、ミリオンは廉価機に多いプラスチック鏡筒で重量も軽くて良いが、内部の迷光処理があまりにお粗末(絞りは2個入っていたが金属面むき出しで黒艶消し塗装一切無し)ということで、31.7mm接眼部で一通りの内部迷光処理もしてあるミード鏡筒を再利用することにした。

再度C11鏡筒の背中に載せて、自動導入&導入補正用としての役割はもちろんのこと、いざとなれば撮影にも実用となるかテストしたかったのだ。
自動導入&導入補正用カメラには当時の最軽量デジ一眼だったEOSkissX7を利用=>改造鏡筒に取り付け。

↓「ステラショット」を立ち上げ、自動導入&導入補正のテスト。

画面では輝星に変な髭が生じていない。何とか「髭問題」は解決したようだ。
↓実際にこの改造6cmアクロ屈折で得た画像↓(全面画像)

同、×2Drizzle画像

この程度までなら何とか許容範囲か?小学生ぐらいの子供が手にするであろう(福沢諭吉1枚で釣りが来る?)小型屈折望遠鏡の対物レンズにしては上出来と言えそう。市販品によく見られる短焦点屈折望遠鏡(鏡筒短く取り回しは手軽で良いだろうが)とは、口径比F10で無理な設計でないレンズだから光学性能では勝っている。店では展示スペースの都合から小ぶりな望遠鏡を置く傾向にある。
同、×3Drizzle画像

さすがに3倍拡大となると星像が膨らみ甘くなる。
↓C11(口径28cm)で撮った画像↓

C11で撮った画像(上)と比べると口径差をこうりょすれば、そこそこ健闘しているのでは?と思う。なお、口径差は暗い星の写りに影響するが、目的とする天体が暗過ぎて案内用望遠鏡では写っていなくても、その周囲の星さえ写っていれば、その暗い目的天体の正確な位置へ導くことが出来る。
【データ】2023年3月23日2時56分〜(120秒×18枚)/EOSkissX7(ISO3200,RAW)/6cmアクロ屈折(fl=600mm)/NJP赤道儀@自宅星見台HANA
【データ】C11によるM13/Scope=C11/Camera=ZWO ASI1600MC-Cool/Date=230323
Start(UT)=181109.863/Mid(UT)=181615.383/End(UT)=182120.904/Duration=611.041s
FramesCaptured=50/Binning=1x1/Data=RAW/ROI=3504x3500/ROI(Offset)=712x16
Shutter=12.0s/Gain=480(80%)/Gamma=60/Limit=10Minutes/SensorTemperature=-12.0°C
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<龍吉>!(^^)導入補正用だけならミードでも問題なかったが、輝星に髭が出るのが気になった。(^_-)-☆
<はな>=^_^=とりあえず周囲まで丸い星像になったのが良い。点像でなくても髭が出るのは困るニャー≡^・.・^≡
<ソラ>U.゚ω゚U子供用廉価望遠鏡が復活。無理ない設計のレンズが功を奏したワン▽・。・▽

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投稿者:龍吉at 23:49| 星雲・星団 | コメント(0)

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