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2009年08月26日

思わぬ収穫@立山-1(天文編)

業務絡みで立山へ出かけてきた。今年は2回目の立山である。
私用でないため、自分の時間がとれず、追尾用機材を持ち込めない。
ただ、今回は表題の通り、思わぬ収穫(1)と珍しい現象(2)を観ることができた。
【収穫1】気温が低ければ天文用にも使える>E-P1
夕食後、月が沈むのを待った。
ミーティングが始まる前に宿舎へ戻らなければならない。
追尾用赤道儀や三脚を持ってきていないので、カメラを石垣の上に置いて撮影した。
★いて座付近の銀河
Ginga0666_204242pbx
(立山室堂からだと、南方向に浄土山(画面左)があり、視界を妨げる)
★同、星座線入り
Ginga0666_204242pbxt
今回は、思い切ってISO感度1600、NR-on、60秒露光。
(NR-onであるが、高感度時ノイズが目立つだろうと予想していた)
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(ライブビューのままで撮影するとノイズが多く発生するようなので)
背面液晶表示を消したまま外付け光学ファインダーで構図を決めて撮影する。そして、シャッターが閉じてノイズリダクションをしている間に、次の撮影対象へカメラを向け構図を決める。
これを繰り返すことで、撮影効率も上がるようになった。
■その代わり、撮影結果をすぐに確認できない■ orz
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最後の撮影を終え、結果を見て驚いた。
冷静に考えてみると、↓これが原因↓だったようだ。
立山室堂の気温は下界よりも約15℃低い。
既に下界でも朝晩は涼しくなっており、撮影時の気温はせいぜい数℃しか無かったようだ。
これから秋、冬に向けて気温が下がってくれば、E-P1のノイズ問題もさほど気にならなくなりそうだ。
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2009年8月25日20時42分(マニュアル1分露光)
オリンパスペンE-P1(ISO1600,NR-on,RAW)
M.Zuiko_D17mmパンケーキF2.8開放絞り
カメラを石垣の上に置いて撮影@立山室堂山荘前

投稿者:Ken28at 23:03| 星空・星座 | コメント(1) | トラックバック(0)

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◆この記事へのコメント:

====以下、ブログ設置者(Ken28)より====
ichさん
仰るように、K-7も気温が下がれば問題ないと思います。
ライブビューはピント出しにしか使わないでしょうし。
NR-on必須は仕方ないですが、待つ間に次の撮影の準備をすればそれほど効率は下がらないと思います。
今回の経験から、本格的冷却カメラでないにせよ、カメラの温度を少しでも下げる工夫ができないかと考えるようになりました。
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止む無く(設置者権限で)コメント編集機能を使って返事しています。すみません。
====以下、ichさんからいただいたコメントです。====

季節は少し違いますが、立山の星空は懐かしい思いがします。(^^
やはり高地の空は良いですね。

気温が下がれば…というのは、ある程度予想していましたが、随分違うものですね。
もっとも、自分が*istDsで星を撮り始めたのがちょうどオリオンが見える頃からで、それほどノイズが酷いという印象は持たなかったように思います。
もっとも、その後に夏場でのノイズの酷さにKissDN購入に至るのですが。
当時は貴blogに掲載されるKissDとの違いに驚いたことを覚えています。

同じく熱の悩みを抱えるK-7も、冬場になれば多少は印象が違うのかも知れませんね。

投稿者:ichURL at 2009/08/27 22:49

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