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2005年06月21日

月が低いのは..?

昨晩(6/20)の月です。画像からは分かりにくいのですが随分低い所に見えていました。
低空の月
↑2005年6月20日午後10時30分頃、自宅で撮影↑
意外に低くてびっくり..ちなみに本日21日は夏至、翌22日は満月=1年で最も低空満月の日→何故??
わけは、↓「追記をみる」をクリックしてください。

「太陽は1年かかって天空を1周するのに対して、月は1ヶ月で1周する」ことに原因があります。

端的に言うと、まず前提として
「月が目立つのは満月前後であり、上弦以前や下弦以降の月はあまり目立たないこと」
で、「満月というのは月が太陽と反対の位置にある時」です。
日本も含め北半球で太陽が一番高い位置に来るのは夏至の日(本日)で、見かけ上は双子座に居ます。
逆に、太陽が一番低い位置に来るのは冬至の日(12月21日頃)で、見かけ上は射手座の辺りに居ます。
で、夏至の頃と冬至の頃の満月について考えると、
★夏至の頃、満月は天空上で太陽と正反対の方向なので射手座の辺り=一番低い位置に居る。
★冬至の頃、満月は天空上で太陽と正反対の方向なので双子座の辺り=一番高い位置に居る。
ということになります。

これを別の言い方で言うと、(長くなると却って分かりにくい説明になるかも..謝)
太陽は、黄道(黄道12星座)を1年がかりで通るわけで、日本(北半球)では、一番高い所を通るのは夏頃
(正確に言うと夏至)で、その星座は双子座辺りです。この星座はかなり天頂に近い所を通ります。
逆に太陽高度は一番低いのは、冬至の頃で、その時太陽は射手座辺りにいます。
で、問題の月の場合ですが..
月は1ヶ月で天空を1巡します。白道は黄道とズレがあるとは言え、高度が高い星座から低い星座の間を
1ヶ月の間に通ります。ですから、夏の月が低いとか冬の月が高いとかいうのは変な言い方です。
では、表題の通り夏の月が低く感じるのは...まず、月を見かける時間帯が問題なのです。
夕方西空の三日月などは夜が更けないうちに沈むので目立ちません。目立つのは、日没時に東にある場合で
つまり満月の頃です。満月は明るいし、夕方日が沈んで朝太陽が昇る頃まで一晩中見えています。
で、満月前後の月の位置が低い位置(射手座近傍)にある時期は何時?というと、日没時に射手座が昇り始
める(実際には南に低いので日没時には未だ見えない)時期=夏至の頃=今頃というわけです。
逆に日没時に双子座が昇り始める頃が満月が高い位置に見えることになり、それは冬至の頃です。
ですから、夏の月は低く、逆に冬の月は高くなるということになり...の説明でいいのかな?(逃避)
低空の月
白道と黄道の違いはありますが、無視しました=日食が何故毎月起こらないかという説明に使えばよい。
この記事を書くにあたり、ステラナビゲータV6で試してみました。これらのプラネタリウムソフトを
使ってシミュレートしてみるといいと思います。
#晴れない日が続き、無理矢理「月」を撮影したら..つい真面目な話題?になってしまいました。(笑)

投稿者:Ken28at 19:27| 太陽系・月 | コメント(2) | トラックバック(0)

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◆この記事へのコメント:

昨晩は帰宅する頃までは月が比較的きれいに見えており、微かながら星も見えていたので久しぶりに望遠鏡を引っ張りだしたのですが・・・明るい。(笑)
肉眼では北極星も確認できませんでした。(極望では一応見えました)
空の透明度がある時には月齢が高くても方向によっては何とかなるのですが、今の時期はダメですね。

投稿者:ichURL at 2005/06/21 18:37

空梅雨(というか北陸は未だ入梅宣言無し)で、却ってすっきり晴れない感じです。
こちらも昨晩は珍しく夕方晴れていましたが、あいにく会合と重なり帰宅した頃には
ご覧の通りの有様でした...雨が降ってくれた方がかえってすっきり晴れると
思うのですが..ホタル大群が見られないのも空梅雨が関係していると考えています。

投稿者:Ken28URL at 2005/06/21 19:27

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