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2005年07月09日

牽牛星(わし座)

「七夕」記念シリーズ?後編は、彦星=牽牛星(わし座)の紹介です。
わし座
【データ】2004年8月12日22時17分〜27分、露出3分×3枚を加算平均合成。
EOS kiss_D(IRC除去機/ISO800)/ニッコール50mmF1.4→F2.8(35mm版換算約80mm相当)
高橋EM-10赤道儀でノータッチガイド
★牽牛星(わし座)は、昨日紹介の織女星(こと座)と天の川を挟んだ対岸(南東側)に見えます。

☆彦星(牽牛星)は、わし座の1等星アルタイルです。近くの星2つを両脇に従えています。
              ★
    (わし座)
         ☆←牽牛星(アルタイル)

               <天の川>
      ★

驚いたことに、先ほど1等星がやっとという曇り空の下、強引に撮影したところ...
何と1等星はおろか↓暗い星まで写っていること↓が分かりました。
わし座
【撮影データ】2005年7月9日0時57分〜1時07分、露出3分×3枚を加算平均合成。
EOS kiss_D(IRC除去機,ISO800,RAW)/ニッコール50mmF1.4→F4(35mm版換算約80mm相当)
PENTAX赤道儀でノータッチガイド
撮影直後の背面液晶モニター像は一面に白く飛んでいて、かろうじてアルタイルが確認できるだけでした。
が、処理してみてびっくり!...こんなに星が写っているとは!(画像復元処理はRAPを使用)
とにかくRAWで記録しておくべし!と、あらためて実感させられました。

投稿者:Ken28at 19:51| 星空・星座 | コメント(4) | トラックバック(0)

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◆この記事へのコメント:

おお、これは興味深いです!
雲を通してこれだけの星が写るんですね。
RAPを使用せず、PhotoShopで処理を試してみたいです。(RAP持ってないので・・。)
うちの*istDで雲が無い状態でもNR/offで3分も撮影していたら、おそらくアルタイルひとつだけがやっと確認できるくらいの真っ赤ですよ。^^;

投稿者:Fuuma-mfuk: at 2005/07/09 21:23

こんなのなら初めからRAW記録しておくべきだった、とちょっぴり後悔しています。
(昨年暮れまで、殆どLargeサイズのJPEG記録でした..汗)
私のキスデジはIRC除去機なので、JPEG記録ではどうしてもカラーバランスのくずれが
補正できませんでした。第一、ダークノイズ処理すら不十分でした。
しかし、RAW撮影とRAPによる画像復元(現像)によってこれらの補正が可能になったと言えます。
特に、これらの補正処理にRAPの効果は絶大なものがあります。RGB各感度調整とハイライト部
及び低照度部のレベル調整がほぼ意のままにできるのが有り難いです。
↓RAW画像処理のあらましは、概ね以下の通りです↓
RAW→RAPで画像復元・色調レベル・明暗調節→TIFF保存→Registax3によるコンポジット処理→
→BMP保存→Photoshop、ピンボケレスキュー等による最終調整、トリミング、解像度再設定→JPEG保存
といった感じです。RAPはPhotoshopの1/10以下の価格で入手できますので、この際如何でしょうか?
#RAPは、*ist_Dにも対応していたはずです。もちろん、回し者ではございません..笑。

投稿者:Ken28URL at 2005/07/10 19:31

私もこのあいだ、肉眼では何も見えない曇天に、望遠鏡では星が見えたのにびっくりしました。ダメ元で撮った画像にも星がうつっていました。
やはり、デジタル画像の画像処理の威力はすごいものがありますね。RAPは導入したいな、と考えております。
しかし(当然ですが)、きれいに晴れた、画像処理の少ない作品のほうがやはり美しい、と思うわけであります。

投稿者:クモハ169−1URL at 2005/07/12 08:40

クモハ169-1さん
仰る通り、肉眼でも見える星空の方が画像処理過程で変な苦労せずとも良好な結果が得られますね。
万一の場合もRAW強行撮影すれば画像に残せる可能性がある、ということに気づいた、という次第です。
RAW保存とRAPによる画像処理の導入は、それまでのダークノイズ処理がどうしてもイマイチだったので
踏み切ったのですが、思わぬ収穫でした。

投稿者:Ken28URL at 2005/07/12 21:43

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