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2005年08月15日

大丈夫?山の幸

我が家のWebカメラ画像から投稿です。実は、最近ちょっと(否、相当)気になることを..
クリックすると拡大表示します
何時の間にやらIOXゲレンデを写しているカメラの向きが少しずれてしまったのですが
よく見ると(秋でもないのに)赤くなっている部分が目立つのです。
続きは「追記をみる」へ..

どうやら、病害虫などによって山のあちこちで木が枯れてしまっているようです。
困ったことに、医王山全体にわたってこのような赤く枯れた木が広がっています。
昨秋、全国的にクマ騒動が起きました。中でも本県のクマ被害は全国一という不名誉な結果でした。
さらに、その本県の中で最も出没数が多かったのが当地の医王山系でした。
その原因として、
(1)里山の荒廃 と、
(2)ブナなどの実の不作
 が挙げられました。
(1)里山の荒廃は、国の政策(=農林水産業無策)転換が図られない限り今後も歯止めが効かないと思います。
(2)ブナなどの実の不作ですが、これは定期的?周期的にあるものです。
 ブナだってクマに喰われるために野放図に実を付けているわけではありません。
 極端に実を付けない年の後に大量の実を付けることで、クマが食べ残した実が育つ確率が高くなる..
(これ↑、分かりにくい説明で恐縮です。)

で、この春、ブナの実が大量に付いている(豊作)のを見て安心していたのですが...
緑の濃い時期なのに、赤くまだら模様になった医王山を目にするにつけ、とても不安です。

【クマの餌を供給してくれるはずの山の木々も被害を受けているのでは??】
(→周辺の木々が赤く枯れているのにお気づきですか?>IOX-AROSA関係者各位)

う〜ム、今年もクマ騒動にならなければよいが..ふるさとの山が病んでいる?..(困惑)

投稿者:Ken28at 19:54| その他・ノンジャンル | コメント(2) | トラックバック(0)

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◆この記事へのコメント:

里山の荒廃と野生動物の人里への侵入は全国共通の問題ですね。
山の恵みの出来に左右されるのはもちろんなのでしょうが、動物の中には安定した食料を得ることに慣れてしまうものが必ず出てくる・・年々被害が増加するように思えるのが困ったところ。

本県(千葉県)では幸いに熊の出現はありませんが、鹿や猪の被害は確実に増えて来ています。家の周囲が防護柵と網だらけになるのも時間の問題かもしれません。

投稿者:ichURL at 2005/08/15 22:03

ichさん
>動物の中には安定した食料を得ることに慣れてしまうものが...
(ブナに限らず)植物が実を付けるのは子孫を残すためで、クマのためにあるのではなく、
実を食い散らかして残った実が適度にばらまかれるのを期待してのこと?かと...
毎年同じように実を付けていると、クマも同じようにやってきて食べ尽くしてしまう。
それを防ぐため?時々不作にしてクマの定住を防ぎ、不作の後の豊作で食べ残しを狙う..
ブナの(自然の)したたかさを感じるばかりです。
地元スキー場が、周囲の木の枯死問題と全く無関係とは言い切れないのでは?と思うこの頃。

>鹿や猪の被害..
医王山には、カモシカが多いです。ただ、人里へ下りてくることは珍しいです。
山で生活する人(=クマ撃ち)が居なくなり、クマが下りてくるのかも..
#里山問題が深刻です。
郵政民営化がクローズアップされてますが、我が国の農林水産政策はずーっと沈滞=無策に等しい?

投稿者:Ken28URL at 2005/08/16 12:22

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