訂正報告>月・プレヤデス大接近
肉眼では月が明るすぎて見えず双眼鏡で確認しましたが、カメラにはあっさり写っていました。
ニコンD70(ISO800,RAW)/Nikkor200mmF4望遠レンズで撮影(画像を一部トリミング)
2005年9月23日02時31分/露出4秒+2秒+1秒+1/2秒+1/4秒×2(計6枚コンポジット)
標準ズームレンズで撮影↓左が月とプレヤデス、右やや下の明るい星が火星です。
NikkorZoomED18-70mm望遠側/02時24分/露出2秒×6枚コンポジット
奇跡の急展開?の顛末は..「続きをみる」へどうぞ
(一つ前の記事作成後)午前1時をまわって外を見ると..雲が切れ始めていました。
NikkorZoomED18-70mm望遠側/02時13分/露出2秒×4枚コンポジット
カメラを準備しているうちに次第に晴れ間が多くなりました。ラッキー!
↑月の直ぐ上にプレヤデスが写っているのですが..分かるでしょうか??
NikkorZoomED18-70mm望遠側/02時22分/露出2秒×4枚コンポジット
ステラナビV6による同時刻頃の予想図です。
何ごとも簡単に諦めないのが肝心?..一時は諦めていたので、今朝はラッキーでした。
投稿者:Ken28at 21:31| 太陽系・月 | コメント(9) | トラックバック(0)
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月と火星は承知していたのですが、プレアデスとも接近してたんですね。
一応、撮影はしたのですが雲が多くて月と火星がやっと、という状態でした。おまけに固定撮影なので火星は流れてるし。(笑)
投稿者:ich:URL at 2005/09/23 13:01
月とプレヤデス大接近は(過去にもあったとは思いますが)今回が初めてで、
何とか見ることができたのはラッキーでした。来年は月がさらにプレヤデスを
横切るようになるそうです..
>固定撮影なので火星は流れてるし..
私も三脚に固定しただけ、です。望遠鏡(モードラ)は使わなかったです。
200mmに4秒ではさすがにごく僅か星の流れがありますが、2秒以下の露光が
殆どだったので、何とか(見た目は)点像になりました。コンポジットの
際に、
RegiStaxの場合は、恒星(今回は火星、または月)を基準にすれば、微妙な
視野のずれを自動で補正・合成してくれます。
ともあれ、今回は眼では見づらかったのにカメラの方が正直にプレヤデスを
写してくれたので救われました。
投稿者:Ken28:URL at 2005/09/23 23:09
はじめまして。Nanaさんの星まつりの報告編に貼られていたアマゾンと申します。月とすばるの接近の様子をご覧になっていたことを某BBSで拝見しましたので、こちらを訪問させていただきました。
すばるは主要な星だけでも月の視直径より大きく散らばっているので、来年以降しばらくの間続く食の期間でも隠されるメンバーが回によって変わるだけで全体が隠されることはありません。でも食の期間中に月のすばるに対する通り道の変化を追跡すると、回を追うごとに星団の中の北寄りの星も隠されるようになり、やがて逆の経過をたどってついには食が起こらなくなる様子を捉えることができるはずです。ここでUPされている画像を拝見すると、双方かなりの光度差があるにもかかわらず接近の様子が見事に表現されていますので、来年以降も追跡されると興味深く教育的にも意義深い画像が得られることと思います。
私はふだん肉眼と双眼鏡だけで夜空と向き合っておりますので、一枚の画像さえ得る支度もございませんが、こうしてこちらを訪問することですばらしい画像を楽しませていただけることを幸いに思います。今後ともよろしくお願い申し上げます。
投稿者:アマゾン: at 2005/09/24 09:28
アマゾンさん、初めまして。投稿有難うございます。
某掲示板では、よく拝見しております。
>すばる食
仰るように全てが隠れる筈もありません。先のコメントで『今回が初めて』と書いたのは、
これだけ接近しているのを自分が目撃したのは初めてだった、という意味です。
>光度差
(これまでの経験から)確かに月はめちゃ明るいのですが、対するプレヤデスは恒星=点像なので、
薄雲に邪魔されずピントさえ合っていれば何とかなるかも..という気持ちはありました。
>肉眼と双眼鏡だけで..
私は、眼視派、写真派、どちらにも徹しきれない中途半端派?です。(汗)
かつて、25cm反射で冥王星の眼視確認をした折(先頃話題になった新惑星を除き全惑星眼視確認達成)
そのことを某天文台の人に話したら、信用してはくれませんでした。
それ以来、『目で見えたものは画像にも撮っておく』ことにしようと思いました。
で、結局そのまま中途半端派、というわけです。
また、お時間ございましたらお越しください。
投稿者:Ken28:URL at 2005/09/24 18:59
管理人様、お返事どうもありがとうございます。
すばるは黄道よりかなり北に位置しているため、一度月による食が見られるようになるとそれがしばらく続き、15年ほど間をおいてまたしばらく続けて起こるようになります。私はたまたま前回(1987年頃)と前々回(1969年頃)のシーズンの食や接近を見たことがありますが、一度見られなくなってしまうと15年ほどの間見られない期間が続くので、星を見始めたタイミングによっては珍しく感じられる現象だと思います。同じような見え方をする食現象におうし座の1等星アルデバランの食があります。
冥王星は他の惑星より桁外れに暗いので、全惑星確認の大きなネックですね。私は双眼鏡しか持たないもので実はまだこの目で見たことがありません。
天文台の方は多分いわゆる「観測」という形のこだわりがあるため、何か客観的な証拠を求める意味で信用してくれなかった可能性があります。そのときもし星野のスケッチの一枚も取ってあったら対応も違っていたことでしょう。あるいはいわゆる頭でっかちの人なら、極限等級の式1.77+5log(対物レンズまたは鏡の有効口径mm)で25cm鏡について求めると13.8等弱になる(但し肉眼での極限等級を6.5等とするともう0.5等暗い星まで見えることになるが)ので、冥王星の光度が器械の限界ぎりぎりということから疑ってきた可能性もあります。
私も以前、国立天文台にいらしたある先生から観測という形で第三者に通用するためには何が必要かを無言のうちに教えられた経験があるので、その後は周囲に何か求める必要のあるときはスケッチをとるよう心がけております。もちろん精度の高い写真に残すことができれば中途半端どころか申し分ないと思いますが、まだ私の及ぶところではありません。まあ私の場合、遊びに毛が生えた程度のものだと言ってしまえば身も蓋もないのですが。
引き続き美しい天体の画像UPを楽しみにしております。
投稿者:アマゾン: at 2005/09/25 11:22
スケッチですか..ご心配には及びません、当然とっていましたよ。(笑)
#そうしないと冥王星の眼視確認はできませんので..
ここぞと思う場所の視野をきちっとスケッチ(さらに、冥王星?と思う星に印を付けておく)し、
次の晩、前回と同じ場所を見て目星を付けた星が見えていないことを確認し、当日の予報位置を
再びスケッチ...これを繰り返しました。(期間にして約1ヶ月)
自動導入も目盛環もない架台自作の望遠鏡でしたので、毎回予報位置への導入には苦労しました。
なお、相手には電話で話したので、スケッチは見せていません。
今は、1分程度ならノータッチガイド可能な赤道儀とカメラ(デジ一眼)も進歩したので
こんなことにはならないでしょう。
(今もそうですが)当時の冥王星は14,5等でしたが、25cm反射・中倍率で楽勝にクリア
していました。
#信用されなかった本当の理由は、(想像ですが)話をした当の相手がまだ全惑星眼視制覇
#できてなくて悔しかったのでは?と思いますがねぇ..(爆)
どうしても信用して欲しい、というほどでもなかったので..以来、その相手には
この手の話はする気にもなれず、『その程度の人』という格付けです。(笑)
投稿者:Ken28:URL at 2005/09/25 15:46
こんばんは。う〜ん、取っ掛かりが電話とはいえ門前払いとは……。そのような事情は考えてもみませんでした。私は双眼鏡で手の届く範囲でしかありませんが星空ガイドをよく引き受けることがありますので、施設とのつきあい方や問い合わせへの対応についてはいろいろと学ばなければならない点がまだまだ多い身です。そういった意味でも貴重な体験をご披露いただき大変参考になりました。どうもありがとうございます。
スレッドが長くなってしまいましたので、以降画像に関するコメントを投稿するとき以外は天文または雑談の掲示板にお伺いさせていただきます。
投稿者:アマゾン: at 2005/09/25 23:52
素敵な夜空のお知らせをありがとうございました。
おかげでまた一つ素敵な星の知識が増えて
とてもうれしいです.;・☆・∴・'☆・'
投稿者:さくふる:URL at 2005/10/19 06:48
さくふるさん、ご丁寧に有難うございます。
またお邪魔させていただきますので、どうぞ宜しくお願いします。
投稿者:Ken28:URL at 2005/10/19 22:01