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2005年09月28日

親亀の上に子カメ(piggyback)

天体撮影道具その3:【ガイド撮影-2】下画像の通り↓望遠鏡(親)の背中にカメラ(子)↓
piggyback
前回と見た目での違いは、
望遠鏡があるか、ないか。
  ↓
目的が撮影だけなら、わざ
わざ望遠鏡を付ける必要は
ありません。

小型化して、ガイド撮影に
機能を限定した「ポタ赤」
(ポータブル赤動儀)仕様が
流行ったこともあります。

しかし、ファインダー又は
それに毛が生えた程度のも
のでもよいから、できれば
ガイド用赤動儀には望遠鏡
を付けたい。
↓下へ続く..↓


[その理由]
・撮影する対象天体がカメラファインダーでは見えない、確認しづらいことがあるため。
 特に望遠レンズの時は確認用のファインダーが欲しくなる。
 (予め、明るい星などで望遠鏡の方向とカメラの方向を合わせておく)
・撮影中ノータッチで暇になるので、この望遠鏡で対象天体を眺めて過ごすことが可能。
 ただし撮影中、望遠鏡に手を触れるとカメラぶれになるので、そっと覗くこと。
・とにかく望遠鏡が付いていると..その..「サマ」になる(爆)

作例は、「追記をみる」へどうぞ。


【作例】ニート彗星(2004年5月23日)
ニート彗星
[撮影データ]
同日20時57分頃
EOS Kiss_Digital
(ISO800)
ニッコール200mmF4
使用(絞り解放)
初代PENTAX75赤道儀
ノータッチガイド
撮影地
五箇山トンネル
(旧城端町側出口付近)


↓撮影に使った器材一式↓
PENTAX75
この頃ニート彗星は、夕方の西空におり、
時間とともに西空低くなるため、なるべく
西が開けている場所を求めて移動した。
観察時間が限られるので、現場到着後すぐ
組み立てられる器材・構成にした。
←この器材は、三脚を縮めたらそのまま
 車内に入るようになっていました。
←駆動用電源は車からDC-ACコンバータ
 を介して取っています
撮影中は双眼鏡で観察したが、望遠鏡や
ファインダーでも見えるようにしたら、
←このような賑やかな構成に..(笑)


同じく↓マックホルツ彗星迎撃?システム↓(EM-10赤動儀)
EM-10赤動儀
(何でもそうでしょうが)装備が増えるほど撮影開始までに時間がかかるもの..。
この頃(地球再接近時)の同彗星は南中前後であり、時間的な制約はそれほど無し。で、
一台の赤動儀でカメラ2台同時撮影を、と少々欲張った結果..こうなりました。
赤動儀架台部分と望遠鏡部分は、「アリ溝、アリ型」と呼ばれる部品でつながっており、
ねじ1個で脱着可能なため、意外と組み立て時間は速い。三脚と赤動儀部分は組み立てた
まま車載可能です。
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「親亀の上に子カメ(piggyback)」方式は、もっともポピュラーなガイド撮影方法だと言えます。

投稿者:Ken28at 21:45| 道具・ものづくり | コメント(0) | トラックバック(0)

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