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2011年10月08日

今宵〜明朝はジャコビニ流星群

流星雨で知られるジャコビニ流星群は13年周期でピークがやって来る。
日本での観察条件が良いとされた1972年はマスコミが大々的に取り上げたこともあり大騒ぎになったが、
全くの空振りに終わり、以降、世間一般で騒がれることは無くなった。
天文ファンの間でも、ジャコビニ流星群は「外れ」が多いからと敬遠する人が多い。
自分は、1972年の「外れ」がもたらした不幸だと思う。

実は、自分は1985年の幻の出現を目撃している。
それは正に流星雨だった。シャワーの如く流星が流れ続けた。
出現数は、数えられるレベルではなかった<あなたは本降りの雨粒を数えられますか?
2001年のしし座流星群を「流星雨」と言う人が居るが、自分もこの流星群出現を目撃したが、
「流星雨」とは言い難い。何故なら出現数を数えられたから。
↓★2001年のしし座流星(火球なみの流星:銀塩画像)★↓

では、1985年は、なぜ「幻の出現」に終わったのか?
それは、出現のピークが夕方まだ空が明るい時間帯に起こったから。
犬の散歩をしていて森の木立の合間に居たから目撃できた。(周囲の明るさが軽減された)
これがもう1時間遅れていたら、大騒ぎになったと思われる
慌てて帰宅して空を見上げた時には、もう流星雨は終わってしまっていた。
だから、正に「幻」で、夢を見たのか?と思い、写真も撮れなかったし、誰にも言わなかった。
でも、あれはまさに流星雨だった。
流星関連の書籍で流星雨の画を見た人もいると思うが、まさにあの画のような出現だった。
ジャコビニ流星群が「外れ」やすい原因は、出現時間が短いこと、ピーク予報時間のズレが大きいことによると思う。

今回の出現ピークは明け方と言われるが、あてにならない。
北の空と言われるが、とにかく見ていれば流星雨ならすぐに気づくと思う。
ただ、夜半にかけて満月近い月が明るいのが残念。Twitter

投稿者:龍吉at 19:27| 彗星・流星 | コメント(0) | トラックバック(0)

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