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2018年03月13日

M51子持ち星雲(電子観望の試み)

近頃、『電子観望』が話題になることがある。※/所有CMOSカメラ(白黒)を使って電子観望もどきをちょっと試してみた。↓りょうけん座の子持ち星雲M51↓

↓同、トリミング拡大↓

↑元画像(トリミング無し)↓

公共天文台へ出かければ、大きな望遠鏡にカメラを付けて充分迫力ある天体画像を見られると思うが、野外へ持ち出せるそれほど大きくない望遠鏡でも電子観望できないかなあと思っている。大画面で見るならノートPC等を利用すれば良いだろうが、今回はSS1製CMOS_Capture(ラズベリーパイ)5吋LCDパネル付きで試してみた。商用電源使えない野外でも使えるのも有難い。
カメラはZWO社のASI178MM,CMOS白黒。この撮像子はニコワン(Nikon1)よりもやや小さめで、500〜1000mm未満の小型望遠鏡(今回は口径7cm,fl=350mm屈折を使用)で月や太陽を撮ると程よく全体が収まる程度。カラー版も市販されており、観望会では色も再現できて良いのだが残念なことに所有してない。白黒で我慢(^_^;)
なお、富士のミラーレス機だと直前に撮影した画像を背面液晶に表示したまま連続撮影可能なので、「電子観望」にも応用できる。

↓別処理↓(現場で見るには適しているかもしれないが、画質的は粗い)

↓同、トリミング拡大↓

※「電子観望」=文字通り、天体望遠鏡を目で覗く代わりに接眼部にカメラを取り付け、写った画像をモニターで見ることをさす。
カメラ性能が向上したおかげで生の眼では分からないような暗い天体も見られる(見え方に個人差が生じない)こと、数名〜多勢で同時観察できることなどがメリットとしてあげられる。
【データ】M51子持ち星雲/2018年3月13日2時29分〜(L60秒20枚)/ASI178MM(Gain15/25,Gamma6/10,TIF)/WO-Star71(fl=350mm)/LX200赤道儀改STV自動ガイド@自宅星見台HANA


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投稿者:龍吉at 18:49| 星雲・星団 | コメント(0)

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