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2019年02月04日

旧型C11(SCT)解体新書

今回は天体と直接関係ない内容で、間接的というか所有C11シュミットカセグレン(SCT)望遠鏡の分解・組立の備忘録です。
※かなり画像多いです。m(_ _)m※
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※各画像で【 】内数字は分解手順、< >内数字は組立手順のあらましです。
※作業の都合で、主鏡取付or取外し段階の画像はありません。
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↓【1】CP板を外す・1↓

<10>CP板を止める・2
※事前に必ずセンター留め具とCP板周辺にマークを付けておくこと。(鏡筒アリ型レール側にマジックでマークを付けた)
↓【1】CP板を外す・2↓

<10>CP板を止める・1
※何処か1箇所受け穴と留めリングの穴が合えば後は早い。8か所、均等に締める
↓【2】CP板を持ち上げる・1↓

<9>CP板を取り付ける・2
※中央の留め具を持つ。周囲の留めリングは乗っかってるだけ。
↓【2】CP板を持ち上げる・2↓

<9>CP板を取り付ける・1
※CP板のマークを参考に、8か所のネジ穴に合わせる。
↓【3】CP板を外した鏡筒内部・1↓

<8>主鏡を取り付けた鏡筒内部・3
※鏡筒先端の対角線上に切り欠き(この画像では4時と10時方向)を利用して主鏡を抜きとるor中へ入れる
↓【3】CP板を外した鏡筒内部・2
※内筒中央付近のOリングを外すと手前へ引き出せる※↓

<8>主鏡を取り付けた鏡筒内部・2
※内筒中央付近にOリングを嵌めることで主鏡の落下止めとなる※
↓【3】CP板を外した鏡筒内部・3
※内筒中央付近のOリングを外すと手前へ引き出せる※↓

<8>主鏡を取り付けた鏡筒内部・1
※内筒中央付近にOリングを嵌めることで主鏡の落下止めとなる※
↓【4】ピント調節つまみを外す・1↓

<7>ピント調節つまみ取付完了
↓【4】ピント調節つまみを外す・2↓

<7>ピント調節つまみを取り付ける。
↓【5】ピントノブ芯の止めナットを外す↓

<6>ピントノブ芯の止めナットを締める
※鏡筒個体により、止めナットでない可能性大※
↓後編へ続きます↓

↓【6】3か所のネジを左へ回してピントノブ支持金具カバーを外す・1↓

<5>3か所のネジを右へ回してピントノブ支持金具カバーを取り付ける・2
※ピントノブ回転が滑らかであるか?確かめながら均等に締める。
↓【6】3か所のネジを左へ回してピントノブ支持金具カバーを外す・2↓

<5>3か所のネジを右へ回してピントノブ支持金具カバーを取り付ける・1
※ピントノブ回転が滑らかであるか?確かめながら均等に締める。
↓【7】ピントノブ用ネジ金具を左へ回して外す・1↓

<4>ピントノブ用金具を長ネジに合わせ、右へ回して嵌める・4
↓【7】ピントノブ用ネジ金具を左へ回して外す・2↓

<4>ピントノブ用金具を長ネジに合わせ、右へ回して嵌める・3】
↓【7】ピントノブ用ネジ金具を左へ回して外す・3↓

<4>ピントノブ用金具を長ネジに合わせ、右へ回して嵌める・2
↓【7】ピントノブ用ネジ金具を外す・4↓

<4>ピントノブ用金具を長ネジに合わせ、右へ回して嵌める・1
↓【8】ピント調整具一式を外したところ・1(主鏡裏のピント長ネジ部分)↓

<2>主鏡出っ張りネジをピントノブ用穴へ合わせる。
↓【8】ピント調整具一式を外したところ・2(主鏡裏のピント長ネジ部分)↓

<2>主鏡出っ張りネジをピントノブ用穴へ合わせる。
↓【9】内筒中央付近のOリングを外す・1↓

<3>内筒中央付近にOリングを嵌める・2
※作業は鏡筒を横倒しにして行う※
↓【9】内筒中央付近のOリングを外す・2↓

<3>内筒中央付近にOリングを嵌める・1
※作業は鏡筒を横倒しにして行う※
↓【10】主鏡を取り出す※⇒主鏡裏の温度計センサーを剥がす。↓

<1>(※主鏡裏面に温度計センサーを貼り付けてから)主鏡を鏡筒内部へ入れ取り付ける。
※<8>参照のこと=鏡筒先端リングの切り欠き部分を利用して主鏡を筒内へ入れる※
(なお、市販機に温度センサーは付いていない)
↓【10】主鏡を取り出した鏡筒内部↓

<1>主鏡を取り付ける前の鏡筒内部
※主鏡と一体化した外筒が画像中央の内筒と二重になっているので、主鏡を外す(or取り付ける)時は、この外筒をしっかり握って外す(or取り付ける)※
【言い訳】
これは、所有している旧型C11の場合であり、同じC11でも作られた年代により細部で部品などが異なります。よって、掲載内容について、如何なる責任も負うつもりはありません。ご理解願います。m(_ _)m
○☆彡○謝辞○☆彡○
数年前にこの中古C11鏡筒を入手したが、スキルが無いため筒内乱気流対策にずっと手を付けられないままでいた。
昨年暮れ、関西で行われた画像処理研修会にこの鏡筒を持ち込んだところ、先駆者諸氏により、正にマグロの解体ショーの如く、手際よく分解・組立の実演を通して手ほどきしていただくことができた。書物で調べ、耳で聞く、よりも実際に見るのが一番!と、あらためて思い知らされた。これが無かったらC11改造計画は今も頓挫したままだったろう。
特に、研修会の内容と外れるにも関わらず急遽時間を特設してくださったEn氏、そして、肝となるポイントを実演から示してくださったKr氏、Km氏、Yn氏、さらに、鏡筒裏面に送風ファン用の穴あけ加工をしてくださったOs氏に深く感謝申し上げます。
本当に有難うございました。m(_ _)m
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<龍吉>長くなってしまった。個人の備忘録ということで、ご容赦を。
<はな>=^_^=ほぼ理解不能というか、意味不明。読み飛ばし必定ニャリ≡^・.・^≡
<ソラ>U.゚ω゚Uでも、同じ機種を持っている人、というか当の本人にとっては貴重な記録と思われ。▽・。・▽

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投稿者:龍吉at 06:45| 道具・ものづくり | コメント(0)

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