<< 前のエントリトップページ次のエントリ >>
2019年12月27日

2019年を振り返る【11,12月】

☆彡12/8,ISS月面通過@魚津☆彡
12/8,18時49分。ISS国際宇宙ステーションが月齢11.7の前を通過した。↓(いずれも画面上が北方向)↓全体像↓(月齢11.7)

今回もイロイロやらかした。一番痛かったのは赤道儀が電動追尾できなかったこと。
そのため、録画中に月が少しずつ移動し一部ケラレが生じた。>全体の画を継ぎ接ぎして誤魔化した。(-_-;)
解決できずモタモタしているうちに通過時刻迫り、取り敢えずピント合わせ終わったのが通過1分前。そのまま本番動画記録となってしまった。orz
↓通過【始】↓

↓通過【中】↓

↓通過【終】↓


【データ】ISS月面通過/2019年12月8日18時49分31秒(通過部分を含む約50コマから合成)/LumixG7(ISO3800,4K,MP4,1/1600se.30fps)/BKP200+コマコレ+1.4テレコン(fl=1120mm)@魚津市佐伯
- - - - - - - - - - - - - - - - - - - -
☆彡2I/Borisov彗星☆彡
12/1未明の彗星【その5】=離心率3.35の極端な双曲線軌道を持つ史上初の恒星間彗星として話題の↓2I/Borisov彗星↓(いずれも画面上が北方向)

↓同、彗星付近↓

吉田誠一氏のサイト(http://www.aerith.net/comet/weekly/current-j.html)によれば、11/6現在15.6等(池村俊彦氏、佐藤裕久氏)。12月に15等まで明るくなる。日本からは12月初めまで条件良く観測でき、その後は低くなり1月半ばには観測できなくなる、という。/前回同様、確認し辛い画像となった。すぐ右の星が16等半ばなので拡散気味の15等台かと思われる。
【データ】2I/Borisov彗星/2019年12月1日3時32分〜(120秒10枚)/BKP200(ISO3200,RAW-TIF)/BKP200+コマコレ(fl=800mm)/EM200赤道儀SS-one改@自宅前
- - - - - - - - - - - - -
11/22未明に撮影した(はるばる他の恒星系からやって来たと)話題の2Iボリソフ彗星↓長辺方向トリミング↓

↓同×2Drizzle↓

↓実は、すぐ下の恒星(マーカーの星)と紛らわしく、確信持てないでいた。↓

この恒星のすぐ左上の恒星は14等前半、ボリソフ彗星の予報光度は15等後半、すぐ右下の恒星は11等後半>『20分程の間にボリソフ彗星が少しも動いてない?のは変』と考えた結果、彗星は上2枚マーカー部分のぼやけた像と判断した。↓×2Drizzle↓

後から撮影方向の写真星図をネット上で探した結果。この位置には15等よりも暗い恒星があると判明=上2枚斜めマーカーの天体がBorisov彗星と判断した。太陽系外からやってきたという同彗星は12月に最接近する。
【データ】2l/Borisov彗星/2019年11月22日2時53分〜(60秒18枚)/EOSkissM(HKIR,ISO3200,RAW-TIF)/BKP200+コマコレ(fl=800mm)/EM200赤道儀SS-oneガイド@自宅星見台HANA

☆彡EOSkissM試写(海王星と29P)☆彡
何故か手元にキャノンのAPS-Cミラーレス機(EOSkissM,HKIR改)が、、(笑)/日常撮影はほぼiPhoneへシフトしているので、天文用としてこのミラーレス機の適性はどうなのか?興味は尽きない。以下、初試写などから↓
---------- 初試写?11/15海王星 ----------
天体撮影は、低速シャッター&超長焦点撮影の機会が多いためケーブルレリーズは必須。だが、この機種にレリーズ端子は無く無線リモートが別売供給。ミニUSB端子でPCとやり取りできるので、ifc-600pcu互換ミニUSBコードを調達し、小型ノートPCを介して撮影することにした。野外で商用電源=PC使いたくない人なのだが、中古で廉価になった省電力小型ノートPCで対応する。直でPC内蔵HDDへ画像を持ち込め、目標天体の自動導入用にも同じノートPCが使える。
↓11/15海王星↓

取説はネットで電子化して提供されている。保存形式データ等の設定ミスでJPG保存しかしてなかった。(-_-;)
【データ】海王星/2019年11月15日21時17分〜(60秒5枚)/EOSkissM(HKIR,ISO1600,JPG)/WO-Star71(fl=350mm)/LX200赤道儀ステラショット制御、放置追尾@自宅星見台HANA
--------------------------------------------
↓11/16,29Pシュヴァスマン・ヴァファマン彗星(等倍像)↓

↓11/16,29Pシュヴァスマン・ヴァファマン彗星(元画像)↓

言い訳>黒部での観察会はまさかの星夜となり、最低限の準備しかして行かなかった&晴れている方向限られたため、自動導入出来ないP2赤道儀で急遽山勘手動導入した。そのため写野上隅に辛うじて29P彗星が入っていた。orz
【データ】29P/2019年11月16日19時34分〜(60秒×5枚)/EOSkissM(HKIR,ISO1600,RAW→TIF)/FS60C(B改fl=255mm)/P2放置追尾@黒部市吉田科学館前
- - - - - - - - - - - - - - - - - - - - -
【追加】☆彡10/30深夜C/2017T2彗星と流星☆彡

左端=散開星団M36/中央上端=同M38/中央小さな赤い星雲=IC417/同右下=IC410/右端=IC405(勾玉星雲)
↓撮影したコマの中に明るい流星が写っていることに気付いた↓

軌跡から察すると、散在流星であろうと思われる。人工天体も疑われたが、軌跡が対称なくさび型ではなく、明るさと特有の色変化が見られることから流星と判断した。

【データ】ぎょしゃ座を抜けるC/2017T2 パンスターズ彗星/2019年10月30日23時8分〜(120秒30枚)/EOS6D(HKIR,ISO3200,RAW-TIF)/WO-Star71(fl=350mm)/LX200赤道儀ステラショット制御STVガイド@自宅星見台HANA
【データ下】C/2017 T2 パンスターズ彗星と流星/23時41分(120秒1枚)/他は上と同じ
--------------------------------------------------------------
<龍吉>!(^^)!今年もあと僅か。大過なく星見に時間を割くことが出来た1年だった。(^_-)-☆
<はな>=^_^=外出禁止令を守り、今年も殆ど寝てばかりだったニャー≡^・.・^≡
<ソラ>U.゚ω゚U幼犬から女高生年齢犬に成長したワン▽・。・▽


HomePage(Nifty)(NSK)すたーりぃないとはなのWeb天文台Twitter

投稿者:龍吉at 12:04| 彗星・流星 | コメント(0)

◆この記事へのコメント:

※必須