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2020年01月19日

5年前ラブジョイ彗星

今から5年前、ラブジョイ彗星(C/2014Q2)が比較的明るくなり、長く捻じれた尾も捉えられ話題になっていた。以下、当時の投稿記事再掲↓

↓1/16晩のラブジョイ彗星をスタック処理したもの↓

一枚画像では荒れが酷かったが複数枚スタックにより改善された。彗星のテールが長くなっており、ネットを見ていると17,18にかけて彗星は徐々にM45を離れているのにテールの先端はM45をさらに超えヒヤデス星団の先まで伸びているようだ。
↓白黒反転画像↓

【データ】2015年1月16日21時14分〜(30秒露光×24枚DSSスタック)/富士X-E1(ISO3200,RAW→TIF)/タカハシTG-SDノータッチ@岐阜県郡上市、白鳥市民野球場
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13日晩のラブジョイ彗星画像20枚をスタック処理したもの↓(ポジ&白黒反転)

※よく見ると7時半の方向にダストテールが出ているのが分かる※
1分露光×20枚であるが、放置追尾のため星像が流れていて不採用になったコマもあるので、実際の撮影は30分以上費やしている。彗星の尾は比較的短時間のうちに変化するので、露光時間が伸びると(川の流れをスローシャッターで撮ったのと同じように)変化した部分は流れてしまう。解決策としては、より高感度・短時間露光で枚数を稼ぎ、撮影にかかる時間を短くするなどの方策が考えられる。※高感度ノイズが発生し、合成枚数少ないと画質が向上しない。良策としては、なるべくF値が小さく明るいシャープな光学系を使うことかと思う。実際、デジタル時代の撮影レンズは銀塩時代よりも高解像度で収差が少なく高品質になっている。その分、特に純正品は高価格化しているが、天体画像は無限遠(∞)撮影が殆どなので自動フォーカスや自動絞り機能は不要=画質優先のマニュアル光学系で十分で、手頃な価格で手に出来る製品を探せばよいと思う。
【データ】2015年1月13日20時59分(1分露光1枚)/富士X-T1(ISO3200,RAW)/ボーグED10cm屈折(fl=400mm)直焦点/高橋EM10赤道儀ノータッチ@自宅前
↓追記へ続きます↓

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1/13ようやく自宅から初星見できた。対象は接近中のラブジョイ彗星↓一枚画像↓(ポジ&白黒反転)

昨夜は20時過ぎてから晴れ間が広がった。平日の晩なので地元スキー場のナイター点灯していなかったのが幸いし、肉眼でも彗星があっさり確認できた。(若干ピントが悪い?恒星状)/次に30cm望遠鏡(×54)で観ると、中央核部分が鋭く輝く恒星状で、大きく球状にコマ部分がボワーっと広がっている。中心部から視野の端に向かって周囲より明るく棒状の光芒が斜めに伸びて見えた(彗星のテール部分)/写真ではどうしても明るい本体核部分とコマ部分が潰れてしまうが、眼視観察では明瞭に別れて観察できる。できる限り継続して観察したいが天候長続きしないため残念である。
【データ】2015年1月13日20時59分(1分露光1枚)/富士X-T1(ISO3200,RAW)/ボーグED10cm屈折(fl=400mm)直焦点/高橋EM10赤道儀ノータッチ@自宅前
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1/9晩のラブジョイ彗星その4↓400mm屈折による画像↓

彗星は刻々と変化する。太陽の熱で本体からの噴出が変化し、噴出したテイルが太陽風の影響を受けるからだろう。尾がうねってコブができたり、幾筋にも広がったり、、、追いかけたいが、悪天候だけはどうしようもない。
【データ】2015年1月9日20時22分〜(1分露光×33枚DSSスタック:コメットモード)/富士X-T1(ISO3200,RAW→TIF)/ボーグ100ED屈折(fl=400mm)直焦点/ビクセンGPD(SynScan改)赤道儀ノータッチ@岐阜県郡上市大和町大間見------------------------------------
<龍吉>!(^^)!2013年秋アイソン彗星と同時期のラブジョイ彗星はC/2013R1で、別の彗星(^_-)-☆
<はな>=^_^=C/2014Q2の方は長く捻じれた尾が印象に残るニャー≡^・.・^≡
<ソラ>U.゚ω゚U見事な尾だけど、オイラの尾の方がフサフサしているワン▽・。・▽


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投稿者:龍吉at 13:36| 彗星・流星 | コメント(0)

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