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2022年03月17日

3/16地震発生時のM3

3/16深夜。福島沖地震が発生で県内もほぼ全域で揺れたとのこと。ちょうどその時間帯は星見台に上がり、満月前の明るい月明かりと薄雲がネックだったが球状星団M3を撮影中だった。↓
↓球状星団M3↓C11+ASI533MCp(23h22m〜23h51m)

↓同↓導入補正用6cmアクロ屈折望遠鏡+EOSkissX7(23h21m〜23h46m)

県内でも殆どの箇所でゆっくりした揺れがあったらしいが、当地は上画像の通り全く「揺れ」は無かった。<少しでも揺れがあると星が点にならずブレて写る。
実は、地震発生時に天体観察中というのは過去にも例があって、日本海中部(新潟)沖地震、能登沖地震などの時も揺れは無く撮影中の星がちゃんと点になって写っていた。今回も地震の揺れは無く全く影響は無かったが、過去の地震を溜め込んだ地下地盤がとうとう耐え切れなくなって突然ドカンと来るのだけは勘弁してもらいたい。
↓地震発生約1時間前に撮影した月齢13.8の月↓

↑※天体望遠鏡視野と同じ逆像表示※↑
※地震発生は撮影しながら聴いていたラジオ放送で知った※通常なら日付替わる午前0時で次の番組「ジェットストリーム」になるのだが、急遽、地震ニュースを交えた内容に変更&放送時間延長となった。深夜なので多くの人は家に居る時間帯なのでテレビから地震情報を得た人が多かったと思うが、当然ながら自宅では無い箇所で地震に遭った人も居る筈。停電が起きた箇所も多かったようなので、こうした際にラジオの果たす役割は大きい。この放送局の判断を支持する。流行りのSNSなどはデマ情報も氾濫することを東日本大震災で経験済み。スマホからのネット情報は全て信頼できるとは限らない。第一、電話通信網がパンクして通じなくなることが多い。双方向通信では無いにせよ、音声のみで映像情報が無いにせよ、ラジオ放送は非常災害時には極めて有効かつ重要な情報伝達ツールだ。
【データ】2022年3月16日23時22〜51分(20-30秒58枚)/ASI533MCp(Gain420,Gamma50-70,Shutter20-30sec.FIT)/C11+0.75RC(fl=2100mm)/NJP赤道儀ステラショット制御自動ガイド@自宅星見台HANA
【データ】同日23時22〜46分(30秒39枚)/EOSkissX7(ISO3200,RAW)/Mead6cmアクロ屈折(fl=700mm)/他は上と同じ
【データ】月齢13.8全体/同日22時49分〜(18fps×30秒×6shot合成)/ASI533MCp(Gain200,Gamma70,Shutter1.5ms.ROI3000x3000,SER)/C11+0.75RC(fl=2100mm)/他は上と同じ
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<龍吉>!(^^)!今回も震度ゼロ=2度あることは3度ある、となった。当地の地盤は耐震構造?免震構造?そんなワケはない。(^_-)-☆
<はな>=^_^=ラジオだと映像が無いので状況が今一つピンと来ない。商用電源無くても聴けるので超有難いけどニャー≡^・.・^≡
<ソラ>U.゚ω゚U何はともあれ、大惨事に至らなくて良かった。それにしても地震が多くなった気がするワン▽・。・▽

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投稿者:龍吉at 22:04| 星雲・星団 | コメント(0)

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