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2022年09月09日

5年前大型フレア発生前後の太陽Hα像

9/9本日も朝からしとしと雨続き=またも太陽観察3連敗 orz>ということで、今から5年前の太陽Hα記事から再掲載↓
----------↓以下、2017年9月同期掲載記事より↓----------
【大型フレア発生前】9/6,太陽黒点2673群で大型フレアが発生した。そして報道によると本日9/8午前、このフレアに伴う太陽プラズマが地球に到達しているという。磁気嵐などの影響が懸念される一方で、国内で低緯度オーロラが見られる可能性も出てきた。北の空が何時になく赤く染まるという。緯度が高い北海道地方などでは比較的よく見られるらしいが、さらに緯度の低い地方でも可能性があるらしい。
あいにく6,7日は雨天で太陽Ha画像を撮ることはできなかったが、フレア発生直前の9/5のHa画像を掲載する↓

(中央の黒点群は2674群)↑大規模フレアが発生したのは2674群の右下2673群の黒点↓黒点の周りが明るくなっている。
↓同部分を拡大したもの↓

2673群が東側に現れた頃は、大きな肉眼黒点2764群とは比べ物にならぬ位小さくポツンとあっただけだったが9/2,3頃より急速に発達した。
↓9/4の2763群付近↓

↓8/31の2763群付近↓未だ1つポツンとした黒点だった。

【データ】FireCapture v2.5 Settings/Profile=Sun
Telescope=LUNT60THa/Camera=ASI178MM/Filter=L/Filename=2017-09-05-0419_8-L.avi
Date=170905/Start(UT)=041946.521/Mid(UT)=041951.521/End(UT)=041956.522
Duration=10.001s/FramesCaptured=279/Binning=no/ROI=3096x2080
FPS (avg.)=27/Shutter=0.500ms/Gain=250(49%)/Gamma=80
Brightness=1/USBTraffic=100/Histogramm(min)=0/Histogramm(max)=188
Histogramm=73%/Limit=10Seconds/SensorTemperature=41.9°C
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【大型フレア発生後】2673群で発生した大型フレア後9/6,9/7は雨天が続き観察不能だった。9/8になってようやく太陽Ha像を掲載できた↓

↑大規模フレアが発生した2673群は既に西へ移動していた。
↓同部分を拡大したもの↓

↓帰宅後、同日午後3時前に撮影した2764,2763群付近↓擬似カラー

↓同、白黒L↓

少しの間にも刻々と変化しており、実は上画像2枚の撮影直後に2673群でフレアが発生している。朝は出先で仕事前に観察撮影したが、すぐ片付けざるを得なかった。特に平日は思うように観察時間とれないのがネックだ。
【データ】FireCapture v2.5 Settings/Profile=Sun
------------------------------------
Telescope=LUNT60THa/Camera=ASI178MM/Filter=L/Filename=2017-09-07-2350_5-L.avi
Date=170907/Start(UT)=235027.526/Mid(UT)=235032.526/End(UT)=235037.527
Duration=10.001s/FramesCaptured=306/Binning=no/ROI=3096x2080
FPS(avg.)=30/Shutter=0.500ms/Gain=250(49%)/USBTraffic=100
Gamma=80/Brightness=1/Histogramm(min)=0/Histogramm(max)=170
Histogramm=66%/Limit=10Seconds/SensorTemperature=35.2°C@小矢部市平桜

<龍吉>!(^^)!当時は太陽活動24期が終わりを迎える頃だった。この大型フレアが最後の大花火?的な印象だった。!(^_-)-☆
<はな>=^_^=この年の夏(8月)に北アメリカで皆既日食があり多くの人がアメリカへ渡った記憶があるニャー≡^・.・^≡
<ソラ>U.゚ω゚U渡米を諦める代わりに現在の太陽望遠鏡を入手し、可視光では見られない紅炎などが観察可能になったワン▽・。・▽

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投稿者:龍吉at 19:05| 太陽系・月 | コメント(0)

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