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2022年09月19日

9/11良シーング下の木星

今日9/19は、大型台風14号の影響で朝から雲多く雲の切れ目に恵まれず太陽観察不能。>と、いうことで9/11晩に撮影した木星画像↓この晩は今季一番の良シーイングだったらしい。殆ど手を加えずに精細な画が得られた。但し、色乗りが悪く、望遠鏡で目視した木星像には程遠く、薄い水彩画のような画になっている。>当面の課題としたい。
↓UT14h13m(2shot)↓

↓UT14h16m(2shot)↓

↓UT14h22m(2shot)↓

↓UT14h21m(3shot)↓

↓UT14h21m(1shot※)↓

↓UT14h23m(1shot※)↓

※1shot(90秒動画データ)から静止画像1枚を作成。2shot,3shotの場合は得られた2コマ、3コマ画像をDerotation処理して1枚の静止画にしている。何故なら、木星や土星の自転周期は速いため1shotに90秒以上かかると木星表面の模様位置のズレが無視できなくなり、基準の時間(2shot,3shotの中間時間)に模様位置を合わせる必要があるため。PCで総露光時間中にズレた分を適正位置に再合成(Derotation)する。

【「立体視」に挑戦してみよう】
↓UT14h16m(2shot)【右】↓

↓UT14h21m(3shot)【左】↓

【「立体視」の手順】
(1)PCモニター画面から40cm程度離れた位置から左右画面の中心に顔(目)を置く。
(2)その中間辺りに指を1本立て、先ずはその指を両眼で注視し、次に、指越しに右目で「左」画像、
  左目で「右」画像を見るようにする。>指の奥に左右で合成した像が、、
(3)中央に浮かんだ画像に目のピントを合わせる。
※※あまりにも真剣にやって目を壊しても、保障いたしかねます。※※

【データ】Date=110922/Profile=Jupiter/Filter=RGB
Scope=C11+PowerMate2.5+ADC/FocalLength=6500mm (F/23)/Camera=ZWO ASI462MC
Diameter=49.42"/Magnitude=-2.91/CMI=179.5°CMII=270.1°
CMIII=196.6°(during mid of capture)/Resolution=0.09"
Start(UT)=142017.725/Mid(UT)=142102.731/End(UT)=142147.737/Duration=90.012s
Frames captured=9730/FPS(avg.)=108/File type=SER/Binning=1x1/BitDepth=12bit
Data=RAW/Debayer(Preview)=no/Debayer(Data)=no(RAW)/ROI=720x640
ROI(Offset)=632x288/Shutter=8.000ms/Gain=260(43%)/Brightness=1
Gamma=55/HighSpeed=off/USBTraffic=100/WBlue=95/WRed=52/Histogramm(min)=4
Histogramm(max)=2231/Histogramm=54%/Noise(avg.deviation)=n/a/eADU=0.160
Limit=90 Seconds/Sensor temperature=33.1°/NJP赤道儀@自宅星見台HANA
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<龍吉>!(^^)!良シーイングにより表面模様の精細さはそこそこのレベルに達したが、色乗り悪いのが難点。(^_-)-☆
<はな>=^_^=撮影時に露出を切り詰めたことが一因かも知れないが、処理段階で何とか救う手立てがあるかも知れないニャー≡^・.・^≡
<ソラ>U.゚ω゚U何はともあれ、1にも2にもロケ、3,4がなくて5に望遠鏡??=シーイングが左右するワン▽・。・▽

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投稿者:龍吉at 22:06| 太陽系・月 | コメント(0)

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