2022年をふりかえる11,12月
----------【12/22】大物流星キャッチ ----------
監視カメラAtomCam2による流星キャッチ試行実験その3
12/20晩は珍しく星空が広がった。ということでAtomCam2をベランダ壁の「鉄砲狭間」へセット。放射冷却で冷え込む中、カメラは健気に星空監視を朝まで続けてくれた。時間にして約11時間余り。使用したUSB5Vバッテリー残量は60%表示=一晩なら余裕といったところか。↓日付が変わって未明の時間帯に「大物」が現れた↓
↓同晩で1番?の流星2h13m↓
↓同流星を捉えた動画↓(YouTube)
↓同晩で2番?の流星1h5m↓
↓同流星を捉えた動画↓(YouTube)
結局この晩は合わせて30個以上の流星をカメラが捉えていた。上記2つの流星は散在流星っぽいが、120°超広角レンズとはいえ全天の3分の1も監視してないのに、いくら何でも少し出現数が多い。調べてみると、こじし座、かみのけ座、こぐま座流星群の出現期間であることが分かった。で、捉えた30数個の流星経路を見ると、「右上→左下」へ流れる≒こじし座群、「左上→右下」へ流れる≒かみのけ座群、「画面上→下」へ流れる≒こぐま座群、いずれにも当てはまらない(例えば画面中央下から両横方向へ飛ぶものなど)の4種類に大別できることが分かった。すべての流星に当てはまるとは言い難いが、3つの流星群の出現期間であったことが影響しているのは間違いないと思われた。
以下、約30個の流星を2〜3,4個ずつなるべく同じ時間帯同して比較明で重ねて1枚の静止画にしたものを載せる↓(各画像をクリックすると別窓に等倍表示します)
↓0h56m〜1h0m↓ | ↓2h28-33m↓ | ↓2h41-45m↓ | ↓2h41-55m↓ | ↓3h6-13m↓ | ↓4h51-52m↓ |
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<龍吉>!(^^)!星が見えている時間帯が長く明け方まで続いたので流星を捉える機会が増えたと思う。(^_-)-☆
<はな>=^_^=月明かりが邪魔しなかったことも幸いだった。何よりも雲が邪魔する時間が少なかったことが勝因だニャー≡^・.・^≡
<ソラ>U.゚ω゚U明るい流星ならカラーでも捉えられそうだがノイズが気になる。コスパ最高のカメラだワン▽・。・▽
----------【12/7】太陽Hα&可視光像 ----------
12/7,11時前の太陽Hα&可視光像※各画像をクリックすると別窓に等倍像を表示します※この時期にしては珍しく昨日に続き今月3回目の太陽観察です。/可視光黒点は3153,3155,3156,3157,3158,3159,3160群で計7群だがいずれも比較的目につく群ばかり。中でも子午線中央付近の3153群が目立つ。ダークフィラメント影では、南中緯度帯西寄りに横方向へ伸びる影が今日も目立っていた。周縁の紅炎では、南南西縁の噴出が一番目についたが、南東縁の横に広がる台地状の紅炎も目立っていた。他には淡いながらも東縁、西縁にそれぞれ浮島のような噴出など。
↓全体像(カラー1)10h43m↓
↓可視光全体像(白黒)10h47m↓
↓全体像(白黒)↓
【データ】2022年12月7日10時43分(30fps×18秒35%)LumixG7(ISO800,Shutter1/40sec.白黒ダイナミックモード4K,30fps,MP4→SER)/LUNT60THa+1.4テレコン(fl=700mm)/PENTAX65赤道儀@南砺市立野原西
【データ】可視光像/同日10時47分(30fps×20秒78%)/LumixG7(ISO200,Shutter1/400sec.白黒ダイナミックモード4K,30fps,MP4→SER)/対物D5付きTS65mmセミアポ屈折+1.4テレコン(fl=700mm)/他は上と同じ
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<龍吉>!(^^)!肝心の三脚忘れもショックだったが、夜露の影響を受けたのも痛手だった。orz(^_-)-☆<
<はな>=^_^=夜露対策をすっかり忘れていた。影響が出る前に使い捨てカイロを鏡筒に巻いておけば防げたニャー≡^・.・^≡
<ソラ>U.゚ω゚Uその使い捨てカイロも家に置いたままで完全にノーマークだったワン▽・。・▽
↓2022年をふりかえる11月は追記へどうぞ↓
2022年をふりかえる11月↓
----------【11/18夕】ISS木星直下を通過 ----------
11/20は時折小雨ぱらつく曇天のため太陽観察不能>ということで18日夕方ISS国際宇宙ステーション通過記事です※各画像をクリックすると別窓に等倍像を表示します※
☆★11/19夕方、若田光一宇宙飛行士搭乗中のISS国際宇宙ステーションが南東天上昇中の木星のすぐ下を通過した。↓ISS Transit Finderを遣えば木星の前通過するポイントを探せたとは思うが、当初の天気予報があまりよろしくなかったので望遠鏡直翔による本格的迎撃?は端から諦め、広角レンズ(てか全周魚眼レンズ)での自宅上空通過全状況の撮影のみとした。↓
↓通過全体像↓
↑画面上が北方向、左が東方向↑※画面左下、ISS軌跡直上の輝星が木星
※夕方のため、画面右側(西側)には夏の大三角形が残っているのが分かる。
※ISSは南南西(画面下)から現れ、左へ山なりに通過し、山のピーク付近が木星の辺り。全周魚眼レンズで撮影したので、軌跡が山なりでは無く窪んだ破線となっている。軌跡が破線なのは約1秒のインターバルがあるため。
↓この撮影に使用した3秒露光+1秒インターバル100コマの画像を毎秒4コマのタイムラプス風動画にしたもの↓(YouTube)
そういえば、今年は望遠鏡直焦点による本格的迎撃に成功していない orz>若田飛行士が搭乗中に何としても成功させたいが、、。
【データ】2022年11月18日17時20分(3秒露光×100枚から比較明合成)/富士XE1(ISO400,3秒露光、RAW-TIF)/MEIKE6mmF2,FishEye絞りF5.6位置/固定撮影@自宅星見台HANA
----------【11/14】皆既月食&天王星食 ----------
ようやく残り1台のカメラデータに手を付けることができた。※各画像をクリックすると別窓に等倍像を表示します※案の定、夜露のため後半は画にならない程だったが、天王星食の始まりまでは然程影響を受けていなかった。\(^_^)/
↓皆既中の月へ天王星の潜入↓20h36m↓
↓同、潜入箇所等倍像 20h36m↓
※天王星出現は反射鏡が夜露にやられ、写野全体が真っ白に飛んでしまい失敗※
【データ】2022年11月8日20時35〜36分/富士XE1(ISO1600,1/2秒,RAW)/BKP200反射+コマコレ(fl=800mm)/GM8赤道儀@氷見市女良
↓部分月食(20h59m)、皆既中(19h59m)、部分月食(18h59m)↓3枚合成
↑※おおよその地球の影の大きさが分かる※↑
↓部分月食・2(20h59m)↓
↓皆既中(19h59m)↓
※今回の月食は、月がかなり暗くなった印象を受けた。※
↓部分月食・1(18h59m)↓
【データ】2022年11月8日18時59分、19時59分、20時59分/富士XE1(ISO800,1600,1/8〜1/2秒,RAW)/他は上と同じ
右の太い黒筒がBKP200反射望遠鏡。夜露にやられ、後半は徐々に視野が白く見辛くなり悪化した。屈折やSCTだと応急措置として対物レンズや補正板硝子を拭くという荒業が使えるが、N反射はそうもいかない。
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<龍吉>!(^^)!肝心の三脚忘れもショックだったが、夜露の影響を受けたのも痛手だった。orz(^_-)-☆<
<はな>=^_^=夜露対策をすっかり忘れていた。影響が出る前に使い捨てカイロを鏡筒に巻いておけば防げたニャー≡^・.・^≡
<ソラ>U.゚ω゚Uその使い捨てカイロも家に置いたままで完全にノーマークだったワン▽・。・▽
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投稿者:龍吉at 17:40| 星空・星座 | コメント(0)