<< 前のエントリトップページ次のエントリ >>
2023年06月22日

Starlink衛星集団通過

6月19日20時54分〜57分、鉄腕監視カメラ(西天用、北天用)が北西天→北東天へStarlink衛星の隊列通過を捉えた。米国SpaceX社が始めた通信衛星を使ったインターネットサービスで、ほぼ地球全体をカバーするため数多くの通信衛星が地球上空約550kmの高さを回っている。打ち上げが始まった頃、夕方の北西空で目撃した記憶があるが、今回は今年になって始めた流星キャッチ用の監視カメラ(AtomCam2)が、この衛星たちを捉えていた。
↓北天を通過するStarlink衛星↓(YouTubeより)※SP音量注意、等倍速3分余

※画面左隅から現れたStarlink衛星の光が一列になってゆっくると北天を右(北東)へ移動する※
↓同、上動画から得た4800フレームの静止画を比較明合成した静止画像↓

※ほぼ同じ軌道上を一列に、、とはいえ、実際には少し広がりがあり光跡に幅がある※
現在も定期的に通信衛星の打ち上げが続いていており、一回で約50個の小型衛星(約2百数十kg)が打ち上げられ、それがほぼ同じ軌道を一列に隊列を組んで周回する。既にその数約5000個に達している。この人工衛星は自ら光らないが、太陽光を反射する。この事が問題視され、現在は太陽光の反射を軽減した(衛星を黒くする?)型に改良されたという。↓北西天を上昇するStarlink衛星↓(YouTubeより)※等倍速1分余

↓同、上動画から得た3200フレームの静止画を比較明合成した静止画像↓

↓当初、流星検出ツールMeteor-Detectが捉えたサムネイル静止画像↓

※この画像が何を捉えたのかピンと来なかったが、動画を見てStarlink衛星であることを確信した。現在は反射光を抑えた型に改良されているとのことなので、改良前の初期型だったのかも知れない。故に反射光による明るさがあり、監視カメラがキャッチしたのだろうと推察した。こんなモノが昼夜、場所を問わずどんどん数を増やしていくのか?と思うと、そら恐ろしい気がする。計画されている次世代衛星はかなり大型化するという。数は減るだろうが、反射光は相当明るくなりそうな懸念がある。
【データ】撮影日時は各画像右下に表示/AtomCam2(1/2.9'CMOS,白黒モード1920x1080HD,15fps,MP4)/レンズfl=2.8mm,F1.6(120°) /自作固定台座@南砺市自宅星見台HANAほか
-------------------------------------------------------
<龍吉>!(^^)いずれ監視カメラが捉えるだろうという予感はしていた。どんどん数が増えていることが気になる。(^_-)-
<はな>=^_^=Starlinkインターネットサービスの最大の利点は受信機器があれば上空障害物無ければ場所の制約が無い事だニャー≡^・.・^≡
<ソラ>U.゚ω゚U災害地やウクライナの通信確保に利用されているという。なので、弊害ばかりでは無いワン▽・。・▽

HomePage(Nifty)(NSK)すたーりぃないとはなのWeb天文台

投稿者:龍吉at 23:34| 星空・星座 | コメント(0)

◆この記事へのコメント:

※必須