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2023年10月05日

半世紀ぶりに天文誌掲載

老舗の天文雑誌「天文ガイド」(誠文堂新光社)11月号に、掲載していただいた。表題の通り半世紀50年ぶりに応募したもので、8/29未明の木星閃光を捉えた画像↓

天文少年だった半世紀前は、銀塩白黒写真の全盛期。当然の成り行きとしてその後銀塩カラーへと進展していったが、難易度が増し挫折。
退職を機に天文復活するも、既にデジタル時代になっていた。同誌の一般投稿画像は緻密で高度な処理画像で占められ、端から諦めざるを得ない状態。(苦笑)
さて、天文分野のプロ(天文学者)はそれぞれ専門的見地から研究を進め、理論からの実証観測がメイン。今回のような突発的事象についてはアマチュアに委ねられている。天文ガイド誌での投稿部門は「観測写真の部」。ここも素晴らしい観測画像がの掲載され、結果的にボツ投稿となったが、突発的事象のお陰で木星面閃光の特設ページでの採用となった。しかも、ほぼ1頁ぶち抜きでの掲載。\(^_^)/
↓元画像↓ほぼ0.1秒毎に区切りコンポジットした12コマを元動画から得た木星画像に比較明で重ね、その12枚を時系列に並べたもの↓

112P「惑星の近況」ページ(↓画像)記事には、同じてんとう虫天文同好会の大杉氏の名前も、、。

大杉氏など惑星観測者は晴夜にはほぼ欠かさず惑星観測を継続されている。自分の場合は、たまたまこの日は気が向いたので観察したに過ぎなかったので、超ラッキーだったと言うしかない。
↓閃光を捉えていた木星試写ショット元動画から↓(YouTube)

夜半前、南中過ぎた土星を撮像し、仮処理したらイマイチ思わしくなく、がっくり戦意喪失し、しばらく呆然としていて、諦めて寝ようとルーフを締めようとしたら木星がそこそこの高度で見えていることに気付き(モチベーション低いままだったが)とりあえず1ショット様子見で撮ってから、と望遠鏡を木星に向けて試写した1ショットめの映像に小天体衝突の瞬間(約2,3秒)が偶然入っていただけ。
【データ】2023年8月29日1時45分20秒〜46分40秒(JST)※出現時は1時45分57秒(115fps×80秒)/ASI462MC(Gain320, Gamma50,Shutter8ms,ROI800x600,RGB,SER)/C11+2.5Barlow(PowerMate)+ADC(fl=26650mm)/NJP赤道儀@自宅星見台HANA
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<龍吉>(-_-;)同夜はたまたま惑星観察しようと思い立ったが、土星の結果が思わしくなく意気消沈した。(^_-)-
<はな>=^_^=そのまま朝まで仮眠しようと思ったが、そうこうするうちに木星の高度が高くなっていたので、木星導入し試写1ショットめの映像に入っていたニャり≡^・.・^≡
<ソラ>U.゚ω゚U当初は全く気付かず、ネットで知人からの情報を得て、試写ショットを調べて初めて気付いた。超ラッキーだったワン▽

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投稿者:龍吉at 23:26| 太陽系・月 | コメント(0)

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