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2024年02月10日

数値化>SN2024gy(NGC4216)

山形県の板垣公一さんが先月1月4日16時16分(世界時。日本時間5日1時16分ごろ)、おとめ座銀河団NGC4216に16.3等の新天体を発見された。図らずも約1か月後に同系外星雲をSeestarS50で撮影したら、明らかに16等よりも明るく写っていた。が、実際何等級に増光しているのか数字で言えない。SKY-MAP.ORGで近くの同程度の等級の恒星像と見比べて「13等台後半?」と見積もったものの、せめて小数第1位程度(±0.1)の数値で言えないものか?と常々思っていた。
ということで、かねがね(SeestarS50データに限らず)元画データから光度とか、位置とか、山勘に頼らず客観的に数値化できないか?と悶々としていた。で、ネット検索して見つけたのが、Mマカリィ(すばる画像解析ソフト Makali`i)と、ASTAP(the Astrometric STAcking Program)↓以下、その試用記事↓
↓元画像(SeestarS50撮って出し)↓
↓文字通りの元画FITs↓
↓北上、東左へ回転修正↓

↓コントア(等光度曲線)表示(Makali)↓

↓RA,DEC線表示↓

↓天体名表示↓

↓基準恒星光度表示↓

↓写っている天体光度表示↓

↓未知天体光度表示↓

客観的データの取得=数値データ化はかねてからの懸案事項で、以前より「Astrometrica」を奨められており、実際に試行してみたこともある。ただ、ややこしいというか、、途中で挫折してしまっていた。マカリィやASTAPがAstrometrica並みに広く認知され=信頼されているのか?が気になっている。
ともあれ、これである程度客観的なデータを得られそう??だ。無料ツールであるのも有難い。実践数をこなすことで何としても身に付け=習熟を図りたい。(PixInsight独習でも感じていたことだが)素直に「ImageSolverって凄いなあ!」と、感心するばかり。
【データ】2024年2月10日0時24分〜(10秒X144枚スタック)/SeestarS50(462MC/Gain,Gamma自動、Shutter10sec.FITs/D=50mm,fl=250mm)@自宅星見台HANA
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<龍吉>(-_-;)科学写真は、客観的データとしての側面があると思う。天体写真は見た目の美しさも大切とは思うが、やはり光度とか位置とか、きちんと測れることも大切。・(^_-)-
<はな>=^_^=数値データ化は欠かせない要素であると思う。単に「今日は寒かった、暑かった」では、個人差が酷くあてにならない。尺度が必要だニャー≡^・.・^≡
<ソラ>U.゚ω゚U客観的で正確な測定は重要と思うが、複雑で面倒だと長続きしない。なるべく短時間で簡単、正確に!を目指したいワン▽・。・▽
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投稿者:龍吉at 23:52| 星雲・星団 | コメント(0)

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