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2024年02月21日

BXTの効果>りょうけん座の球状星団M3

2月序盤〜中盤は季節外れの好天=温暖な日が多かったものの、ここ数日は曇天・氷雨の日が続く。/春は、見応えある系外星雲と球状星団がぞろぞろ登場する。>おおぐま座とうしかい座の狭間にある↓りょうけん座の球状星団M3↓
↓球状星団M3撮って出しJPG↓
↓同PI&BXT処理↓
文字通りたくさんの星々が球状に集まっている。その星々が集中した中心部は明るく潰れている。そのため小口径では周辺部の星しか分離して見えない。掲載画像は口径5cmのSeestarS50なので、やはり中心部が潰れて写っている。右の方はBlurXTerminator(BXT)で本来恒星は無限遠=点像という理に基づく処理で恒星像をシャープ化して、5cm口径ながら周辺部から内側にかけての星々が分離しているのが分かる=BXTの効果あり。
ASTAP/RA,DEC

↓名称入り/ASTAP↓

↓ASTAP/非BXT↓

↓PI&BXT(等倍)↓

小口径は取り回しが良い=稼動率高い反面、解像度の面では不利。<BXTによる恒星像のシャープ化により口径に比例する解像度の壁はあるにせよ、解像度ギリギリまで精度上がる効果あり?と言えそう。
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<龍吉>(-_-;)従来は同口径でも光学精度をさらに高く仕上げる=隅々まで平坦な解像度を保証することに力が注がれてきた。・(^_-)-
<はな>=^_^=↑それ↑に対して(高角カメラレンズの)周辺収差の補正を画像処理段階で行おうということから始まったように思うニャー≡^・.・^≡
<ソラ>U.゚ω゚U後処理で画像のシャープ化できるなら、光学系の精度を上げる(=高価になる)ことに対しては、そこそこの精度で止める(=コストを抑える)ことで済みそうだワン▽・。・▽
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投稿者:龍吉at 23:55| 星雲・星団 | コメント(0)

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