2006年03月11日
3/9ポイマンスキー彗星の移動
1分ごとに撮った10枚の同彗星の画像を使って動画風にしてみました。
画面上がほぼ北、左がほぼ東方向になります。(僅かですが彗星が移動しています)
10分余りの間に彗星が北東方向(左上)へ移動しているのですが..?
画面をクリックすると、別窓にVGA相当の動画表示します。(約2.1MB動画GIF)
(通信環境・状態によっては少々読み込みに時間を要するかも知れません。)
元画>3/9早朝のポイマンスキー彗星
3月9日エントリー「ポイマンスキー彗星(3/9)」の画像です。
【追加便乗掲載】昨年1月2日マックホルツ彗星の尾の変化です。
2005年1月2日19h22m-20h15mの約1時間の動きです。(VGA画像19枚使用)
ビクセンAD-VIX102SS屈折+同社レデューサAV-1(合成fl=360mmF3.6)
注)19コマの画像を読み込み完了とともに、無限ループで動画表示を繰り返します。
**2.7MB動画GIF=読み込みに少々時間がかかります。しばらくお待ちください**
【彗星の名称と符号について】(の「うんちく」)
★かつて、彗星探査は完全にアマチュア(天文家)に委ねられていました。
天文のプロ(天文学者)は、いつ現れるか分からない天体捜索に時間をとれないからです。
★プロであれ、アマチュアであれ、探査機(人工衛星)であれ、彗星は発見者の名前で呼ばれ
ます。ポイマンスキーさんが発見したのでポイマンスキー彗星というわけです。
★正式には、その年の最初に見つかった彗星から順番にc2006a1,a2・・b1,b2・・と符号が
付けられます。1月を前半後半の2つに分け(1月はa,b、2月はc,d..)、半月の間に見つ
かった順に1,2,3,と番号が付きます。例えば今は3月10日なので2006e*となります。
(3月に入って3個めであれば「c2006e3」ということになります。)
ポイマンスキー彗星は2006a1ですので、今年最初に見つかった彗星です。
(確か正月元旦に発見されたと聞いています)
★探査機などが登場し暗い彗星も数多く発見されるようになったため現在のような符号の
付け方をしていますが、それ以前はその年の最初から順に、19**a,19**b,19**c..と
アルファベットを付けるだけでした。これだと25,6個以上には対応できなくなるという
問題がありました。(例:ベネット彗星=1969i=1969年の9番目に発見された)
★探査機も無い時代なので、彗星かどうか確かめるためには移動を確認するのが原則でした。
東京天文台(現国立天文台)へ発見時の位置と明るさ等を報告し、確認観測をしてもらう
のですが、移動方向が分からないと連絡を受けた側もどの辺りに移動しているか検討も
つかないという理由もありますが、報告者自身が確信をもって報告できないからです。
★「彗星のようなものを●●座に見つけた」だけでは困るわけです。
移動確認ができていれば
「彗星状天体が○○h▲▲m、+◆◆°◇◇′にあり、北東方向に移動しているので確認
して欲しい」と、自信をもって報告できるわけです。
★一晩のうちに移動確認ができればよいが、多くは移動確認が翌晩や翌々日になる場合も
あり、その間に別の人が見つけ(移動確認して)報告してしまうこともあります(独立発見)
独立発見者が複数になった場合、初観察日時の早い順に3人までが発見者として認められます。
画面上がほぼ北、左がほぼ東方向になります。(僅かですが彗星が移動しています)
10分余りの間に彗星が北東方向(左上)へ移動しているのですが..?
画面をクリックすると、別窓にVGA相当の動画表示します。(約2.1MB動画GIF)
(通信環境・状態によっては少々読み込みに時間を要するかも知れません。)
元画>3/9早朝のポイマンスキー彗星
3月9日エントリー「ポイマンスキー彗星(3/9)」の画像です。
【追加便乗掲載】昨年1月2日マックホルツ彗星の尾の変化です。
2005年1月2日19h22m-20h15mの約1時間の動きです。(VGA画像19枚使用)
ビクセンAD-VIX102SS屈折+同社レデューサAV-1(合成fl=360mmF3.6)
注)19コマの画像を読み込み完了とともに、無限ループで動画表示を繰り返します。
**2.7MB動画GIF=読み込みに少々時間がかかります。しばらくお待ちください**
【彗星の名称と符号について】(の「うんちく」)
★かつて、彗星探査は完全にアマチュア(天文家)に委ねられていました。
天文のプロ(天文学者)は、いつ現れるか分からない天体捜索に時間をとれないからです。
★プロであれ、アマチュアであれ、探査機(人工衛星)であれ、彗星は発見者の名前で呼ばれ
ます。ポイマンスキーさんが発見したのでポイマンスキー彗星というわけです。
★正式には、その年の最初に見つかった彗星から順番にc2006a1,a2・・b1,b2・・と符号が
付けられます。1月を前半後半の2つに分け(1月はa,b、2月はc,d..)、半月の間に見つ
かった順に1,2,3,と番号が付きます。例えば今は3月10日なので2006e*となります。
(3月に入って3個めであれば「c2006e3」ということになります。)
ポイマンスキー彗星は2006a1ですので、今年最初に見つかった彗星です。
(確か正月元旦に発見されたと聞いています)
★探査機などが登場し暗い彗星も数多く発見されるようになったため現在のような符号の
付け方をしていますが、それ以前はその年の最初から順に、19**a,19**b,19**c..と
アルファベットを付けるだけでした。これだと25,6個以上には対応できなくなるという
問題がありました。(例:ベネット彗星=1969i=1969年の9番目に発見された)
★探査機も無い時代なので、彗星かどうか確かめるためには移動を確認するのが原則でした。
東京天文台(現国立天文台)へ発見時の位置と明るさ等を報告し、確認観測をしてもらう
のですが、移動方向が分からないと連絡を受けた側もどの辺りに移動しているか検討も
つかないという理由もありますが、報告者自身が確信をもって報告できないからです。
★「彗星のようなものを●●座に見つけた」だけでは困るわけです。
移動確認ができていれば
「彗星状天体が○○h▲▲m、+◆◆°◇◇′にあり、北東方向に移動しているので確認
して欲しい」と、自信をもって報告できるわけです。
★一晩のうちに移動確認ができればよいが、多くは移動確認が翌晩や翌々日になる場合も
あり、その間に別の人が見つけ(移動確認して)報告してしまうこともあります(独立発見)
独立発見者が複数になった場合、初観察日時の早い順に3人までが発見者として認められます。
投稿者:Ken28at 18:27| 彗星・流星 | コメント(0) | トラックバック(0)