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2006年07月28日

続>15cmF8屈折試写

梅雨明け間近となりました。昨晩(27-28日)は久しぶりに好天に恵まれました。
平日の晩でしたが、ついつい無理をしてしまいました。
★雲が切れるのを待ち、【15cmF8屈折】↓を出しました。
Ten_4787sv
天の川がすっきり見えています。
いつもの場所へ望遠鏡を運ばなかったので建物に邪魔されました。
雑多な人工物が目に入らなければ宇宙の中に居ると実感できます(?否、錯覚です)
↓先ずは【M13ヘラクレス座の球状星団】ほぼ画面全体です。
M13c2e0727sv
↓原寸大に【部分トリミング】したもの
M13c2e0727sqsv
★いずれの画像もクリックすると別窓に拡大表示します★
↓続いて【M57こと座のリング星雲】
M57c2e0727sv
◆アクロマート特有の色滲みが見られます。
前回の月面撮影で何となく眠たい画像だった原因はこの色滲み(色収差)の影響だと思います。
★いずれの画像もクリックすると別窓に拡大表示します★
↓原寸大に【部分トリミングしたM57】
M57c2e0727sqsv

★↓魚眼画像に【流星】が写っていました→水瓶座デルタ群と思われます。
Ama_4859sv
同流星群は29日前後1週間と予報が出ています。観察中に同群の流星を数個見ました。
↓上の画像から流星近傍をトリミングしたもの
Ryusei_4859sv
↓原寸大に【部分トリミング】したM13(その2)
M13c2e0727svsq
↓夏の大三角からいて座にかけての天の川
Ten_4790sv
↓上の画像を4枚コンポジットしたものです
Tenc4e0727sv
★いずれの画像もクリックすると別窓に拡大表示します★
【データ】2006年7月27日23時過ぎ〜25時30分頃
キスデジ(IRC除去機、ISO1600、RAW)/PELENG8mmF3.5→F4、三脚固定撮影
15cmF8アクロマート屈折(f=1200mm)直焦点、センサー赤道儀ノータッチガイド
露出時間は(10秒)30秒、1分/自宅前で撮影

投稿者:Ken28at 07:00| 星雲・星団 | コメント(4) | トラックバック(0)

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◆この記事へのコメント:

初めてコメントします。石川県の米口と申します。2年前より星野写真を細々と撮っています。貴ホームページもよく見させていただいています。すばらしい写真とともに、その根性に頭が下がる思いです。さて、今回の流星が写っているPELENGの画像ですが、周辺部の星が流れていません。私もPELENGとキスデジでとっているのですが周辺部はだいぶ流れてしまいます。またキスデジにM42−CANONEFアダプターでPELENGをつけているのですがそのままではピントが合わないので、アダプターの取り付け位置をずらして使用しています。何かもっとよい方法があると思うのですが、どのようにしていらっしゃるか教えていただけたら幸いです。

投稿者:米口 一彦: at 2006/07/28 22:48

米口さん 初めまして。過分な言葉までいただき有り難うございます。
こちらこそ今後もどうぞよろしくです。

>PELENGとキスデジ..
開口部が広くフランジバックの小さいEOSマウントは何かと好都合ですよね..私はM42用とニコン用変換マウントアダプタを使ってます。

PELENGの焦点が合わないとのことですが、私の場合は何の支障もなく∞位置で合焦しています。
見ていただいたように、周辺部はさすがに星像が甘くなっていますが許容範囲というか、良しとしています。

アダプタの取付位置をずらして(?)..とのことですが、
PELENGレンズの後部分(各社用マウントが付く部分)で調節できるのではないでしょうか??
(ただ、8ミリという短焦点なのでピント確認調整はかなり面倒くさそうな気がします)
#そのまま何も気にすることなく合焦しているので、答えになっていないと思います。ご容赦ください。

投稿者:ken28URL at 2006/07/29 15:34

お返事ありがとうございました。(今後はyoneでコメントします)

そういえば、光害カットフィルターLPS−P2をつけたとき焦点が合わないのでした。Ken28さんは、そういったフィルター無しでも2〜3分の露出OKですか。私としては街中での天の川、特に建物が入った構図での天の川を撮りたいのですが、2分程度の露出で真っ白になってしまいます。そこでフィルターを入れているのですが、画像処理等のほうが効果的なのでしょうか。実は画像処理については今まで何もしていないのと同じで、コントラストや明るさを少々いじっているだけです。
やはり画像処理についても勉強したほうがよいのでしょうね。

投稿者:yone: at 2006/07/31 00:18

yoneさん 返事が遅れまして失礼しました。
空の状態は、(月が無くて条件良ければ)6等星、天の川が見えます。
ですから、デジ一眼で(F2.8-F4で)10分程度はいけます。
#毎日というわけにはいきません。要するに田舎です。(笑)

LPS-P2は、私も持っていますが、最近は使っておりません。
ゴースト像が出やすいということもありますが、画像処理で何とかなることが分かったためです。

画像処理といっても、復元(現像)処理にRAPをもっぱら使います。
RAPは、ダークノイズ処理のためですが、この時IRC除去改造で崩れたカラーバランスのRGB調整もしています。
(RAPを使うようになってIRC除去改造によるハンデは解消しました)
たいていの画像は同じ被写体を数枚撮ってコンポジットしています。
コンポジットには惑星用で有名な?RegiStax3を使っています。
(多くの方はステライメージやフォトショップを使うようです)
RegiStaxでコンポジットし加算平均する際にトーンカーブをいじっています。
(カーブをきつくしてコントラストを上げる?)
後は、色調レベルとコントラスト調整程度です。
なお、撮影時モードはRAWです。
ご覧いただいている通り、まだまだ安定してないのが現状です。(汗)

投稿者:ken28URL at 2006/08/01 23:14

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