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2006年08月21日

放置ガイド試験

星より機材な時期(7月)に、組み直した初代P型とEM-10赤道儀。
実際どの程度まで放置・放任できるか試すチャンスがやっとできました。
(特に、望遠鏡直焦点撮影の場合)
試験対象はペルセウス座の二重星団
【初代P型】FS-60C(レデューサーレンズ装着f=約300mm)を搭載
これ以上の長焦点を載せる気は全く無い。3分露光×4枚コンポジット。
Hx236c4e0820sv
おっ、ズレは無し=北に近い方向なので元々追尾エラーは出にくいので当然か..
キスデジ(IRC改、ISO1600,RAW)/FS-60C+0.85レデューサ(f=約300mm)
3分露光×4枚コンポジット/旧P型赤動儀ノータッチガイド
【EM-10】ボーグ製ED10cmF4(f=400mm)
Hx714c4n0820sv
ニコンD70(ISO1600,RAW)/ボーグED10cmF4屈折鏡筒/4分露光×4枚コンポジット
EM-10赤動儀ノータッチガイド
(昨年暮れ、しらびそ高原で18分追尾成功例があるので当然この程度は..)

【余談】
当初、自宅で観察しようと思い、雲が切れるのを待っていたため出発が遅れました。
どれだけ待ってもらちがあかず、器材を積み23時過ぎてからの出発でした。
今回の移動地はこの辺り(津幡町興津峠付近)
観察ポイントは、こんな場所です。
Roce535c3e0820sv
※誰も来そうも無い寂しい山間地に一人ではさすがに怖いので(特にクマさん)
今回は発発(発動発電機:インバータ)を使用しました。
特に環境の面から決して勧められる方法ではありませんが、発発のエンジン音で
こちらの存在を知らしめる効果も考え、敢えて使用しました。m(_ _)m

投稿者:Ken28at 01:31| 道具・ものづくり | コメント(2) | トラックバック(0)

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◆この記事へのコメント:

TBありがとうございました。
2台とも安定した追尾性能はさすがですね。
最長18分というのはすごいですが、銀塩時代は長時間露出が必須だったのですから、赤道儀の精度についてもより要求が厳しかったといえるかもしれませんね。

私は自宅付近での観察ばかりですが、それでも夜一人で居るときに物音がするとドキッとすることがあります。(^^;
千葉の方には熊が居ないのでまだマシ?でしょうか。(笑)

投稿者:ichURL at 2006/08/21 05:33

ichさん 2台とも安定した追尾性能とまではいきません。
今回も北に近い方向ですし、露出時間も短いし..
特に初代P型の方は、中焦点望遠でも流れる時があります。
初めて買ったメーカー製赤道儀という思い入れがあるため、
何とか今後も使い続けたいだけです。

今回移動地は県境を石川県側に越してすぐの山間地でした。
2年前、クマ騒動で本県は一躍話題になってしまいましたが、
同じ年、お隣石川県では捕獲予定数を前倒しでクマの整理を
していたようです。(だからさほど話題にならなかった?)
クマ避けだけの理由で発発使用が許されるとは思いませんが
夜間の山間地単独行では、エンジン音も心強い見方だった
ことは事実です。

投稿者:Ken28URL at 2006/08/21 22:07

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