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2007年11月05日

4日晩のHolmes彗星(イオンテール?)

4日夕方は、まだ晴れ間はあったものの、暗くなって空の様子を伺うと曇り空。
すっかり諦め今宵は観察休止と決めていたが、寝る頃になって外を見ると、その雲が殆ど無くなり星空が見えているではないか。
かのHolmes彗星も、まだしっかりと肉眼で見える。隣のδ星(3.01等)とほぼ同じか、幾分明るい。
「が〜ん。これはしまった」と、急遽外に機材を出す。何とか望遠鏡を組み立て、カメラもセット完了。
さぁて、先ずはピントを合わすぞ..あちゃー!また雲が..orz
(準備している間に、また雲が空を覆っていた。気づかなかった。)
Pntxem200_4031x
#こんなとき、観察小屋があれば楽なのに、準備も直ぐ終わるのに..
諦めきれず空を見渡すと、西の方に少し雲の切れ間がある。
→せっかく準備したのだから、しばらく待ち、再びペルセウス座付近が晴れたところで撮影開始。
★↓FS60C直焦点(D50/24時40分〜、バルブ200秒露光)
17p_1060x
彗星全体を包んでいる青白いイオンテールが右上側(南西方向)にちょっぴり伸びているようだ。
では、彗星内部はどうなのか..?

★↓105EDHF直焦点(EOS20D/24時40分〜44分/30秒露光×4枚加算平均)
17p8083c4e1104x
★↓同画像を等倍トリミング
17p8083c4e1104upsqsv
★↓同画像を24階調に階調を減らし、疑似コントア像としたもの
17p8083c4e1104g24upsqsv
彗星内部は、3日晩とほぼよく似た像だが、輪郭がぼやけ徐々に淡くなっている様子。
【共通データ】
2007年11月4日〜5日24時40分〜44分頃
2枚目のみ、ニコンD50(ISO800,NR-on,JPG)
タカハシFS60C+ボーグ0.85レデューサ(合成fl=約300mm)直焦点
3枚目以降は、EOS20D(ISO800,NR-on,JPG)
ペンタックス105EDHF(fl=700mm)直焦点
いずれもEM-200赤道儀ノータッチガイド/自宅前で撮影

投稿者:Ken28at 06:11| 彗星・流星 | コメント(0) | トラックバック(0)

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