<< 前のエントリトップページ次のエントリ >>
2009年08月12日

今宵はペルセウス座流星群

ペルセウス座流星群について
今年は夜半頃に月が上る(=ペルセウス座に月が近い)ので、さほど条件はよくない。
(というよりは、あまりに天候が悪過ぎて星空を拝めない日が続く)
しかし、
◆比較的息の長い活動期間がある◆
◎8月の夏休み期間中はいつでもペルセ群の流星は見える。
(しし座群などは「極大予想日」以外は殆ど見えないが、ペルセ群は盆休みを過ぎても見える)
ピークが12日晩(13日早朝)となっているが、この日を逃したら見えないというのではない。
==== 参 == 考 == 記 == 事 ======
★世界天文年2009日本委員会公認イベント
「君もガリレオ」プロジェクトとのタイアップイベント★
「夏の夜、流れ星を数えよう」キャンペーン
 (↑拙画像が掲載されています↑)
================================
★一昨年(2007年)のペルセ群流星↓
★SVGA版動画(画像をクリックすると別窓に拡大版動画を表示する)
Sstar16e0812sv
◆観察方法◆
◎流星観察に必要なものは肉眼(視力の弱い人は眼鏡)でよい。
(望遠鏡や双眼鏡は不要です=井戸の底から空を見上げているようなものだ)
・周りに街灯などが無いこと、空が暗い見晴らしのいい場所がお勧め。
ペルセウス座は北東の空、カシオペヤ座の下にある。
空全体を見るのは難しいので、体は北東方向に向けてなるべく広い範囲を見ると効率よくペルセ群流星を見つけられる。

■散在流星と間違えないように..
ペルセウス流星群はペルセウス座の方向から地球大気に飛び込んで来るように見える。
ペルセウス座(あるいはカシオペヤ)の方向(北東方向)から流れた流星か?確認しよう。
◎先ずは北東の空にカシオペヤ座を見つけよう。その下にペルセウス座がある。
Sstar_3905upx
★流星付近※静止画(画像をクリックすると別窓拡大表示する)
●1時間もじっと空を見上げ続けるのは困難だ。脈拍をとる看護士さんと同じように、例えば20分間真剣に観察して3倍すれば、1時間あたり何個出たか?およその数字は出せる。
単位時間を決めて、出現数をカウントしグラフ化するだけでも活動傾向が分かり、立派な天体観察記録となる。

次は流星の撮影について..いささかマニアック?読者限定?m(_ _)m

◆撮影方法◆
デジタルであれ銀塩であれ、マニュアル露光かバルブ露光ができるカメラが必要
コンデジの場合、30秒程度の長時間露光ができるカメラは限られる。
シャッターを押すときブレが起こるのでレリーズ(デジカメの場合はリモートコード等)が必要。
ISO感度は400以上に設定。なるべく高い方がよい。
レンズの絞りは開放か、せいぜい一絞りだけ絞る。
露光時間は、空の状況にもよるが、30秒〜数分程度にする。
カメラの方向は基本的にはどこを向いていてもかまわないが、やはり北側に向けた方が写る確率は高くなる。
(なるべく撮影間隔をあけないようにする)ノイズリダクション機能のため撮影時間と同じ時間待たされる。
ノイズリダクション機能をoffにすれば撮影休止時間を解消できるが、画像のノイズが目立つようになる。
デジ一眼など、RAW撮影モードがあるカメラの場合、撮影はRAWモードで行い、レンズキャップをして露光時間と同じ時間露光したRAWデータ(ノイズデータ)を、画像処理段階で後からノイズ分を引き算すれば、ノイズリダクションは省略できる。

長時間露光可能なカメラが複数ある場合は、なるべく広範囲を写すようにそれぞれの方向を決める。
ノイズリダクション撮影必要なデジタルカメラが複数ある場合は、撮影開始時刻をずらせば全体として撮影休止時間を回避することが可能となる。

投稿者:Ken28at 08:47| 彗星・流星 | コメント(0) | トラックバック(0)

◆この記事へのトラックバックURL:

http://control.onair-blog.jp/util/tb.php?us_no=1061&bl_id=1061&et_id=81948

◆この記事へのコメント:

※必須