農作業
ここで、かんたんな問題です。
【問1】
ここはどこでしょう?
【問2】
何をしているのでしょう?..「追記をみる」をクリックしてください
【問1の答え】これは簡単だったですね..インドネシア、ジャワ島の農村地帯です。
【問2の答え】田圃の中の雑草をとっているようです。
★日本では「田の草取り」と言いますが、稲の生長に妨げとなる雑草を取り去るだけで
なく、こうして苗の回りの泥土を掻き回すことで、土が活性化される?という効果も
あります。終始うつむいたままの姿勢での作業は大変な重労働です。
★そのため、この農作業は(我が国では)省力化?省略される傾向にあります。一部で
は、田圃にアイガモを入れてアイガモに雑草を食べさせ、土も掻き回させるという方
法も見られます。(いわゆるアイガモ農法)
★無農薬農法では、雑草対策と防虫対策、病害対策などが重要な課題であり、除草剤を
使わない分、頻繁に雑草を取り除く必要があります。
★なので、たとえ無農薬農法がいいと分かっていても、誰もがおいそれと取り組めるわ
けではありません。かといって野放図に除草剤等で済ますのでは話になりません。
★現在、我が国では農業生産の過程で使用する農薬の種類と使用量が厳しく制限され
ています。国にとって安全な食糧確保が重要なのです。
★農産物の自由化に伴い外国産の農産物が出回るようになって久しいですが、先頃の
BSE問題の例だけでなく、外国産農産物の安全度は極めて怪しく、信用できない
ものであることを心得ておく必要があります。
(無農薬農産物でなくても、使用農薬が規制されているだけ国内産の方が安全です)
★赤道直下に近いジャワの田圃では、1年の内にその気になれば4回お米がとれるそ
うです。稲刈り作業をしている隣の田圃では田起こし作業、はたまたその隣では田
植え作業をしているのが同時に見られるのがちょっと日本では想像できない..
★同じ土地で1年に何回も稲の栽培をすると土が疲労します。そのためインドネシア
では、その気になれば年4回米がとれるところを年3回に減らし、1回は土地を休
ませます。東南アジア産のお米の味が落ちるのはこうした理由が背景にあります。
↑インドネシアの学校(←日本では中学か高校にあたるようです)
投稿者:Ken28at 21:00| その他・ノンジャンル