<< 2009/06/21トップページ2009/06/23 >>
2009年6月22日

あと1ヶ月>トカラ皆既日食

いよいよ後1ヶ月となった>トカラ皆既日食

1年前までは、『何が何でも行くぞ』と思っていた。
が、今年になって無理なことが判明。(<仕事上の都合)
仕方ないので先日、書店で天文誌を2冊買い求めてきた。締めて3.4k円の投資だ。
実際に出かけたら、その100倍以上の金額がかかることを思えば吉としよう。

先程、ECLIPSE GUIDE『皆既日食2009』アストロアーツ社発行を見ていた。
付録DVDは、一見の価値あり>皆既時の空の様子(明るさ)などがよく分かる。
【ジャワ皆既日食1983.6.11】5cm(fl=700mm)屈折直焦点撮影
ジャワ皆既日食
さて、先ず気になること
・あちこちのサイトで同皆既日食の記事が載せられている。
注意しなければならないのは、中には
★実際に皆既日食を見たことが無い人が作ったと思われるサイトがあること★
それらの記事で、一番困るのは、
★部分日食と、(皆既帯内で起こる)皆既日食は、行って来るほど差があること★
本州よりは九州、博多よりも鹿児島がよい、などという論法は意味がない。
↑鹿児島まで行くなら、皆既帯に入る奄美大島〜(トカラ列島)〜種子島(或いは同洋上)へ行こう(否、行くべし)

つまり、『皆既日食は皆既日食帯に入って見ること』に尽きるのだ。

↑見たことがない人が日食記事を書くなと言っているのではない。
#安易な受け売りをしないで欲しい、ということ。

◆安全上の問題◆
(自分を含め)皆既帯でない場所=国内各地での観察は、強烈な太陽光に要注意。
太陽めがね必須=黒い下敷き、フィルムの感光部などは大変危険。
(減光できても熱線をカットできないため、間違いなく網膜を痛める)

望遠鏡を使う場合、太陽専用サングラスでも危険である。
部分日食はもちろん、太陽観察の場合、直視法は極力避ける。
(やむを得ない場合でも必ず対物レンズ口径を5cm以下に絞ること)

だから、部分日食で望遠鏡を使うなら、
◎投影法で白い紙に太陽を映す◎のがよい。
【投影法の例】水星の日面通過↓(2006.11.6)
Mrq_2941usv
↑複数の人に望遠鏡で欠けた太陽を映して見せるのにも都合がよい。
ただし、ファインダー等は必ずキャップを被せておくこと。
(中には、ファインダーを覗く者が居る=特に子供)

複数の人に部分食を見せる場合、一番のお勧めは、望遠鏡(直視法)を使わず、
◎簡単なピンホールカメラのような物を使う、か、
◎木陰で木漏れ日の形が三日月状になるのを見せる、のがよい。
続きを読む...

投稿者:Ken28at 23:10 | 太陽系・月 | コメント(3) | トラックバック(0)

<< 2009/06/21トップページ2009/06/23 >>
▲このページのトップへ