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2005年09月26日

天体撮影道具-1

★第1回★【固定撮影法】=最小限の道具で実現できる基本的でシンプルな撮影方法です。
(フラッシュを使わない夜間撮影、例えば花火撮影をイメージすればいいです)
固定撮影
↑この画像のように、固定撮影に最低必要な「三種の神器」は次の3つ。
★カメラ★
 長時間撮影ができて、なるべくF値の小さい明るいレンズが付属するもの。
 ピントは∞(無限大)でよいので自動焦点機構は不要。銀塩もデジタルも
 コンパクト型はこの条件に合わない品が殆ど..銀塩フィルムカメラの場合、
 2世代ほど前の旧式一眼レフがよい。中古カメラ店などで探しましょう。
#私は、キ○ムラのジャンク箱から旧ペンタックスSP(55mmF1.8付)を破格入手
#したことがあります。
★カメラ三脚★
 しっかりした雲台とがっちりした三脚が望ましい...そうでない場合、
 上画像のように三脚の脚を伸ばさないで使うとふらつきが軽減できます。
★レリーズ(またはコントローラ)★
 シャッターボタンを直接手で押すとカメラがぶれるため。しかも長時間露光中は
 ずっとシャッターを押し続ける必要があるため、レリーズは必須です。
 デジタルでは銀塩用レリーズが使えないので赤外リモコンとかコントローラが必要。

観音様公式ページ(http://web.canon.jp/Imaging/astro/index-j.html)に詳しい解説が
出ています。↑
固定法はシンプルで直ぐに撮影可能ですが、応用範囲が広く奥が深い。構図も重要?
(固定法による作例は、「追記をみる」へどうぞ)

【固定撮影法】で撮影した作例を紹介します。


その1↓銀塩フィルムカメラ(ニコンF2)固定法で撮影した「しし座流星」
しし座流星群
2001年11月19日02h〜03h/ニコンF2/Nikkor50mmF1.4(→F2)/フジカラーHG1600/固定撮影(5分露光)
その2↓デジカメ(CoolPix995)で撮影・作成した「オリオン座の動き」
東の空
東空に昇るオリオン
南の空
南空のオリオン
2002年10月9日21時〜24時、12日23時頃。各コマ露出8秒/f=8mm/絞り開放(F2.6)/ISO=800相当
ニコン・クールピクス995(同用リモコンアダプターにて3分ごと間欠露光)
→毎秒2コマ表示=実際の360倍速です。

投稿者:Ken28at 22:50| 道具・ものづくり | コメント(0) | トラックバック(0)

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