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2011年01月23日

県外脱出

都会地の天文ファンは『(県外)遠征』と言うようだ。
満天の星空を求めて都会の明るい夜空から離れ、富士山麓など山間へ出かけて微光天体(獲物)を捉えることから『遠征』となるらしい。
(行為としては、ほぼ同じだが)自分としては、『遠征』とはちょっとニュアンスが違う気がするので、『脱出』ということにしている。その理由は、
・すっきり晴れれば6等級まで見える(=遠征する必要がない)
・特に冬は天候悪過ぎて、星が見えない日々が続くこと。
・晴れても冬は地元スキー場のナイター光害に星見を阻まれること。
つまり、やむなく県外へ『脱出』するからだ。
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昨夜も見事に↑条件がそろった。
隣県郡上市辺りまで脱出すれば星見はできそうと判断した。
満月を過ぎて未だそれほど日にちが経ってないが、Web掲載用の画像が不足し背に腹は替えられない。
今回の脱出地は、正月休みに見つけた郡上市大和町、道の駅「やまと」。
月明かりと雪雲が邪魔するが、西に傾いた冬の大三角を強行撮影。(by K-5)

(by PEN E-P1)

コンポジット枚数を32枚に切り詰めたもの

星座線入り

2011年1月22日23時半頃〜25時半頃
ペンタックスK-5(ISO400,JPG)/DA18-135mmWR広角端F3.5→F4
(マニュアル15秒露光×92枚比較明)
オリンパスペンE-P1(ISO400,JPG)/M.ZuikoD17mmF2.8
(マニュアル10秒露光×113枚、32枚)
@岐阜県郡上市大和町、道の駅「やまと」駐車場Twitter

投稿者:龍吉at 11:57| 星空・星座 | コメント(4) | トラックバック(0)

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◆この記事へのコメント:

こんばんは。2回目の投稿になります。
なるほど脱出ですか。
私の場合、確かに星空を撮りに東京から富士山麓まで行きました(笑)
きっと「遠征」ということになるのでしょう!
私もこれから機会があれば星空を写真に収めていきたいと思います。

投稿者:くに:URL at 2011/01/30 23:13

くにさん、2回目のコメント有り難うございます。
やっていることはどちらも殆ど同じなのです。が、
脱出先で出会った遠征組の人たちの装備や撮影手法を見ていると、これはもう本格的でして、単に晴れ間を探してその地へ来た自分とは違っています。
例えば、ピント出し一つを見ても、こちらは急いでいるときは∞マークに合わせるだけ、せいぜいがLV機能を使う程度ですが、
遠征組は、ピントゲージは当然、近頃はピントねじをモーターで微妙に回転させながらモニター画面上の広がりが一番小さい位置を割り出しています。
ま、自分も自宅が晴れでも標高が高ければ(ロケーションが良ければ)もっと写りは良くなるから、と高鷲辺りへ出ることがありますので、この場合は「遠征」と言えると思います。

投稿者:龍吉URL at 2011/01/31 18:57

星の撮影では、特にLVが重宝しますね。
先代のカメラはLV機能がなかったので、この点は大きいと感じます。
ただ、「ピントねじをモーターで・・・」とかは高度すぎてよく分かりません(笑)
やはり、天体望遠鏡との組み合わせで追尾撮影をする際にはそれぐらいの精度が必要なんでしょうね。

投稿者:くに:URL at 2011/02/01 00:05

別の言い方をすれば、自動旋盤の如くというか、モーター回転量とピント移動量をPCで制御しているのです。
旋盤だと熟練工の神業でミクロン単位..という話を聞きますが、ごく僅かな移動量をPC制御することで、それこそ撮像素子1ピクセル内に(微光)星像を入れてしまう、という芸当です。
星は点像とは言いますが、それは超優秀な光学系での話。
本格遠征組はメーカーアジャストでは物足りず、光軸はもちろんのことレンズセルの調整まで綿密にやって居ます。
(そうしないと、星は点となって撮像素子に落ちてきません)
こうなると、手動よりも自動の力に負うところが大となります。
当然、星の追尾も精密さが要求され完全自動追尾となるため、遠征地に撮像用PCと追尾用PCの2台を持ち込んでの撮影です。
自分には到底真似できそうにありません。

投稿者:龍吉URL at 2011/02/01 20:23

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