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2013年08月23日

2013.8.22.13h37m,ISS日面通過@城端

昨日22日昼過ぎ、ISS国際宇宙ステーションが太陽の前を通り過ぎる現象があった。(四国、近畿を経て北陸地方を通り日本海へ抜ける)通過経路に中る城端SA付近へ出かけた。高速連写による迎撃も考えたが、タイミングを逸するリスクを考えて今回も動画撮影で臨んだ。↓

この動画からISS通過部分のコマだけを取り出して静止画に合成したもの↓

通過部分は静止画にして18コマだった。毎秒25コマなので、またもセンターを外したとはいえ、1秒かからずに太陽の前を通過したと思われる。
残念なことに、猛暑のため撮影時にピントがずれたらしく、ISSや黒点はどれもボケボケ。太陽パネルを両方に開いたH型の形に写ってるようだが、携帯画面でも誤魔化し切れないだろうと思う。何度も気になって修正したつもりだったが、僅かなピントのずれを見逃さない方法を考えたい。(LV機能を使ったが周囲が明るくモニター像が見辛かった)↓追記へどうぞ↓

↓この日の太陽面(22日朝、自宅で撮影)↓

↓ISS迎撃の準備中の様子(Facebookより)↓

今回のISS迎撃には、金沢と小松から同好者が駆け付けてくださった。
【データ】2013年8月22日13時37分06秒(動画AVI)/ボーグ125ED屈折鏡筒(fl=800mm)直焦点/ペンタックスK-5(ISO100,AVI)/ロスマンディGM-8赤道儀ノータッチ@市内立野原東、東海北陸道城端SA付近
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投稿者:龍吉at 09:26| 太陽系・月 | コメント(2)

◆この記事へのコメント:

こんばんは。あいかわらず良い仕事(?)してますね。そうか、地球と太陽の間をよぎるのだから集光パネルが開いていれば、垂直に投影されてきれいなH型に見えるわけですね…。宇宙がとても身近に感じられる映像で、いろいろと勉強にもなります。ピンボケとおっしゃいますが、カメラ素人にはこれで十分。中学生の娘ともども。すっかり感心しております。

投稿者:niwatadumi:URL at 2013/08/27 22:39

niwatadumiさん、ご無沙汰しております。コメント有り難うございます。
カメラがデジタルへ移行したことにより、銀塩では思いも寄らなかったことが市販品で実現できる凄い時代になったものです。
銀塩時代にもムービーカメラはもちろんあったわけですが、毎秒のコマ数よりも、1/8000秒という高速シャッターがきちっと切れるか?が問題です。
高速シャッターの代わりにフィルターでもっと暗くすれば低速シャッターにできますが、そうするとISSの動きを止められなくなるのです。
しかも民間用8mm映画程度だと解像度も落ちるでしょうからプロ用の特別なカメラ必須かと思います。
そうなると重量もハンパでないでしょうから、望遠鏡自体も頑丈でなければならぬでしょうし。
後、ISS通過経路情報を簡単に自分のPCでできるというところも凄い進歩を感じます。銀塩時代ならスパコン必須だったことだろうと思います。

ピンぼけは、画像処理過程で(自分ができる)可能な限り目立たなくしました。こんなことも銀塩時代は考えられなかったことです。現像してみて初めてわかるし、ピンぼけを直しようが無いですし。

つくづく、長生きはするものだ、と思います。

投稿者:龍吉:URL at 2013/08/28 19:54

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