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2020年03月04日

月齢8.7(DeNoiseAIその後2)

3/3夕方。雲間から撮影した上弦の月(月齢8.7)↓【1】

太陽Hα像撮影と同様、元データは4K,MP4動画30秒間(900コマ)をAS!3→Registaxで良好なコマに選別してコンポジット後、月の場合は輪郭が明るい白線にならぬ程度に抑えて一枚の静止画TIFにする。(此処までは通常ルーチン)
今回はこの画像を話題のDeNoiseAIにかけてみた。(↑上はその全体画像)
↓DeNoiseAIにはかけず、従前と同様、フォトショップのNikツールでシャープ処理したもの↓【2】

一見、【1】DeNoiseAI処理画像の方がシャープに見える。が、何か違和感を感じる。
(Web表示では違いが出ないor大差ないかも知れない。)
そこで、月面南側を1200ドット平方等倍表示にしてみたもの。
↓【1】-2↓DeNoiseAI処理

↓【2】-2↓従来のNikシャープ処理(非DeNoiseAI)

これをDeNoise画面で見ると、、↓追記へ↓

↓DeNoiseAI処理中画面(1)デフォルトRemoveNoise=15,Sharpen=15,RecoverOriginal=0↓

これだと月がのっぺりし過ぎて超違和感アリアリ=アニメのように平坦部がベタ塗りになって見える。
↓DeNoiseAI処理中画面(2)RemoveNoise=0,Sharpen=5,RecoverOriginal=0↓

のっぺり感がまだ残っている気がする。そこで、
↓DeNoiseAI処理中画面(3)RemoveNoise=0,Sharpen=5,RecoverOriginal=5にしてみた↓

これでも違和感が残る。元が30秒動画900コマ分あるためか、画に然程ザラツキ無いから均す必要があまり無いのではないかと思う。つまり、月面にはあまりDeNoiseAIの出番は無い?超控えめに留める?のがいいのかな?、と。但し、スチル1枚画像等の場合はRemoveNoise値を多少上げる必要ありそう。
【データ】月齢8.7/2020年3月3日18時35分(1/160sec,52%)/LumixG7(ISO800,4K,MP4,30fps,30秒)/Vixen6cmアクロ屈折(fl=910mm)/AR-1赤道儀@自宅前
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<龍吉>!(^^)!断言するにはまだまだ早計とは思うが、月面には最小限で良さそう(^_-)-☆
<はな>=^_^=RemoveNoise値を上げるとアニメみたいになるニャー≡^・.・^≡
<ソラ>U.゚ω゚UWeb画面では詳細がよく分からないワン▽・。・▽


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投稿者:龍吉at 18:56| 太陽系・月 | コメント(0)

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